札幌駅前 整体・Conditioningサロン 、理学療法士による施術のPhact ふぁくと公式ブログです!!
今回の施術報告は、
『 月に何度も首を寝違えてしまう。』
『 万年肩こりで取れたことがない! 』という30代 女性のご報告です。
これまでに
『 枕を計7回も変えたのにどれも合わない。 』とのお悩みも合わせて持っておられました。
寝違えを繰り返す方や、首の痛みに悩む方はよく『 どんな枕がいいんですか? 』と聞かますが・・・『 合う枕がないのでなく、首が枕に合わせられないんです。 』 と答えています。
実際のところ、
施術後は皆さん口を揃えて「 枕なしでも寝れる!! 」とか、「 枕が合うようになった 」と話されます。
【 寝違えの原因とその要素 】
① 姿勢のクセで『 首の力が抜けていないまま寝ている 』
こちらの詳細はこの動画をどうぞ
【 姿勢と肩こりの関係 】
【 姿勢と肩こりの関係 】
② 呼吸補助筋を緩められない
こちらの詳細はこの動画をどうぞ
【 呼吸と首こりの関係 】
【 呼吸と首こりの関係 】
などが考えられます。
今回の方は②が主な原因。
カルテを書いて頂いている時の、呼吸状態を見た時点でなんとなく分かってました(^^)
・ 胸郭( 肋骨 )の柔軟性
・ 横隔膜の状態
・ 腸腰筋の柔軟性
・ 後頭下筋群の柔軟性
・ 後頭骨と仙骨の動き
・ 背筋の緊張
などの呼吸に関わる体の状態をチェックすると・・・
◯ 横隔膜は十分に動く機能があるのに、胸郭を固めて使うクセあり
◯ 腹式呼吸をなぜか努力性に行っていて胸郭は本当は柔らかいのに使えていない
◯ よって、斜角筋といういつも寝違える首の筋肉を多用していることが分かりました
『 横隔膜の機能はあるのに使えないギャップ 』の原因を探るため、色々とお伺いしたところ心臓手術を経験されたことがありました。手術後に胸郭を拡げると痛みがあり、腹式呼吸を練習したとのこと。
その名残・トラウマ?からか、無意識にこんな呼吸のクセが定着していたことが原因のようでした。
そして、
そんなクセを自覚してもらうような施術の流れや、胸郭を拡げることで痛みが出ない事を確認していくことで、1回目の施術以降、寝違えは起こらなくなりました。
今回は【 手術後についたクセが原因 】という珍しいご報告でした。
しかし
『 寒さ 』『 集中 』『 ストレス 』『 姿勢 』『 デスクワーク 』『 接客・電話応対 』などの様々な要因により、呼吸が浅くなる事で不調を来している方はとっても多いです。
単なる寝違えで終わらすことなく、根本的な原因を見つめてみませんか??
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最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!!