あるレストラン | 53歳 おっさん社長の日記

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このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

先日、1人であるフレンチレストランに行ってきました。目的は、友人があることをするためにこのお店に行くことを勧めてくれたからです。


そのフレンチレストランは、文豪がそのレストランのことを書くほど古く、それが全く変わっていないと評判のレストランです。


そのレストランは、35席ほどのちいさなレストランです。だいたい50m2ぐらいの床面積に、3人の給仕がいらっしゃいます。その方々は、給仕と呼ぶのにぴったりの方々です。多分、チーフの方とセカンドの方は、年齢が60歳を越えているでしょう。ですが、きちんとボウタイして、きびきびと動いておられます。もう1人は、多分30代なのでしょう。


キッチンを覗いたのですがお二人の、コックさんがおられました。


そのレストランでは、常に満席で残念ながら予約は出来ないとのことでした。ですが、電話に出られた方は、8時過ぎの少し遅い時間に起こしいただければ、しばらく待つ間もしれませんがご案内できるかもしれませんとおっしゃいました。


お店に入ったのは、午後8時15分すぎ。もちろん、満席です。


早速、給仕の方が入り口のところに、ピアノの椅子とシャンパンを1杯お持ちになりました。


そこで私は、一人で本を読んでおりました。老舗フランス料理店の入り口でおっさんが本を読んでいる図というのはかなり迷惑だと思ったので、『近くで時間を潰してまた来ます。』と言ったのですが、給仕の方は、『せっかくお越しいただいたので、ご迷惑では無ければお待ちください。』とおっしゃっていただいたので、本を読ませていただきました。


9時になって、ピアノとボーカルの方がお越しになったので、椅子をお返しました。


20分ほどのライブステージの間、給仕の方がどこからか椅子を持ってきていただき、シャンパンのもう一杯。


その間、邪魔になっているという感じでは無く、歓迎されていると言う感覚がありました。


最終的に、席に案内されたのは10時過ぎ。


さすがに、ちょっと頭に来たので、2時間ちかく待たせるのであればそのようにおっしゃっていただければとお伝えしたのですが、丁寧なご挨拶が帰ってきました。


本当に遅くなってしまったので、本当に一口だけ食事をいただいて、お土産を購入して失礼いたしましたが、普通の店では2度と行くまいと誓うと思うのですが、また行きたいと思わせる暖かい接客がものすごく印象的でした。


レストランは味もすごく重要ですが、接客が命ですね。ホールスタッフの仕事をおざなりにしているお店を見ると残念だなと思います。


私も彼らを見習って最高の接客を目指したいと思っております。。。