久しぶりに「大相撲」カテゴリーの記事をアップしましょう。

 

 

大相撲夏場所(5月場所)は、今日が千秋楽でした。

14日目を終えて11勝3敗で並んでいた、大関:霧島と関脇:若隆景が、

千秋楽に揃って勝って12勝3敗で並び、優勝決定戦となりました。

 

その注目の優勝決定戦は、若隆景が鋭い立ち会いから一気に霧島を圧倒して、

押し倒しで破り、見事に優勝を果たしました。

 

若隆景は、4年前(2022年)3月場所に新関脇で優勝して、以後、

翌年の初場所(1月場所)まで9勝、8勝、11勝、8勝、9勝と勝ち越しを続けて、

大関昇進まであと一歩というところまで迫っていましたが、

2023年3月場所の終盤に右膝に大怪我を負って14日目から途中球場、

その後三場所連続全休となり、同年11月場所(九州場所)に幕下から出直したという

苦労人でもあります。

その後、幕下優勝と十両優勝を経て2024年7月場所から幕内に返り咲きました。

しかし、場所毎に怪我の予後の具合や体調の良し悪しもあったのでしょうし、

現代の大相撲では小兵と言える体格のハンデもあって、

二桁勝利の場所もあれば負け越しの場所もあるという状況が続き、

番付は一進一退しました。

先場所(2026年3月場所)も、勝ち越しはしたものの右肘上腕を痛めて、

終盤を休場した後に迎えたこの場所だった訳です。

 

今場所の若隆景の相撲は、力強さが蘇り、先場所までの内容といは一線を画すものでした。

来場所と再来場所で例えば10勝&11勝程度の星を重ねていけば、

大関昇進の声もかかりそうです。

私見ですが、来場所に13勝以上の星を上げるようなことがあれば、

場所後に一気に大関昇進という判断もあり得るかもしれません。

力士の大型化が進んだ現代の相撲界にあって、

往年の名力士のような筋肉質の鋭い四相撲が特徴の若隆景の存在は貴重です。

大関昇進が成就することを、相撲ファンの一人として、私も願っているところです。

 

さて、一方の惜しくも優勝決定戦で敗れた大関:霧島もまた、

故障から大関陥落を余儀なくされ、そこから再起を果たして、

先場所に約二年半ぶりの優勝を果たして大関に返り咲いた苦労人です。

先場所が関脇で優勝(12勝3敗)、今場所が大関で優勝同点(12勝3敗)、

来場所に14勝以上での優勝ということにでもなれば、

一気に横綱昇進の声もかかる可能性があるでしょうか。

(私見では13勝では物足りないと考えますが。)

 

今場所は、豊昇龍と大の里の両横綱と脅威のスピード出世で大関に駆け上がった安青錦、

主役となるはずだった3人の看板力士が初日から全休、

もう一人の大関の琴櫻は成績が振るわずに終盤で途中休場という、

盛り上がりに全く欠けてしまう事態になりかねない状況でしたが、

千秋楽まで大いに盛り上がった優勝争いになりました。

来場所は今場所休場となっていた上位陣が揃って復帰してくるでしょうから、

霧島にしても若隆景にしても、そういった役者が揃った中で

昇進につながる好成績を上げることは難しいかもしれません。

しかし、その状況を跳ね返して、昇進への道を切り開いていってほしいものです。

 

この一〜二年で大相撲の幕内の相撲内容やレベルは大いに上がってきたように感じます。

嘗て朝青龍や白鵬が他の力士を寄せ付けないような独走を見せていた頃とは一変して、

幕内に若手からベテランまで実力者や意気上がる若手が群雄割拠しています。

毎日のように好取組が数多く、相撲ファンは目が離せません。

その分、横綱や大関の上位陣は大変です。

容易に13勝以上の星を上げての優勝には辿り着けません。

来場所以降の大相撲も大いに楽しみです。