四年前に訪ねたリニア鉄道館の記事を、回想録として再アップしています。
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"リニア・鉄道館"の二階にある「歴史展示室」には、
昨日の記事の写真のように、様々な資料や写真が
展示されていますが、その順路に沿っていくと、
最後に東海道新幹線のコーナーになります。
神奈川県:綾瀬~鴨宮間に先行敷設された試験線で、
各種の試験に使用された1000形には、
A編成(2両編成)とB編成(4両編成)がありました。
そのフル編成模型も展示されていました。
A編成は塗り分けが量産型と異る点が目を惹きます。
B編成はその後の量産型=0系の元祖
と呼ぶに相応しい外観を有しています。
先頭部の運転席の窓が、試作車ではパノラミック・ウインド
(曲面ガラス)だった事に対して、
(コスト面等を勘案したと推察されますが)
量産型の0系では、平面ガラスの組み合わせとなって
あの独特の風貌が出来上がったのでした。
後に、これらの試験車両は改造を施されて、
軌道・架線等の状態を検測するための事業車として
活躍していくことになりました。
その塗色が黄色を基調としたものになったので、
後年に"ドクターイエロー"として
人気を博していくことになりました。