大相撲春場所(三月場所・大阪場所)は、
新型コロナウィルス感染拡大への対策の一環として、
無観客開催となりました。
果たして力士達が通常の場所のようなに力が発揮出来るのだろうか
という一抹の不安も漏れ聞こえましたが、場所が始まってみると、
全力士が真摯に本場所に臨む姿が浮き彫りになって、
なかなか充実した内容になったと感じました。
テレビ桟敷で観てみると、新たな発見もありました。
力士のぶつかり合いの音、息づかい、呼び出しの声、行司の口上の個性、
等といった、通常の場所では歓声や声援にかき消されてしまうような
繊細な音や微妙なニュアンスを、はっきりと聴き取ることができたのです。
実に新鮮でした。
さて、場所後に関脇:朝乃山の大関昇進が決定しました。
大関昇進に明確な規定がある訳ではありませんが、
一般には直前三場所に三役で33勝という基準が語られます。
朝乃山の場合は、32勝でしたが、ここ6場所の安定感は
かなりのもので、実力充分の昇進とみてよいと思います。
・・・朝乃山のここ一年間6場所の成績・・・
12勝3敗(優勝)、7勝8敗、10勝5敗、11勝4敗(小結)
10勝5敗(関脇)、11勝4敗(関脇)、計61勝となります。
均整がとれた恵まれた体躯としっかりした四つ相撲と、
体幹の強さと柔軟性を併せ持つように感じられる相撲ぶりから、
横綱もそう遠くないであろうと思わせてくれるスケールを感じられます。
白鵬の時代を継ぐ存在に成長していってほしいものです。
