2014年9月8日に開催した<松尾祐孝邦楽器作品個展>で
全曲版世界初演が行われた琵琶の為の作品、全12曲の
曲毎の紹介を続けていますが、今夕で10曲目となりました。

<歳時記~琵琶の為の現代音楽小品集>
「一月:瀧凍る」(独奏曲)
「二月:梅仰ぐ」(二重奏曲)
「三月:燕飛ぶ」(二重奏曲)
「四月:しゃぼん玉」(二重奏曲)
「五月:粽結う」(二重奏曲)
「六月:草蛍」(独奏曲)
「七月:大雷雨」(三重奏曲)
「八月:走馬燈」(独奏曲)
「九月:大やんま」(二重奏曲)
「十月:阿蘇噴煙」(三重奏曲)
「十一月:冬紅葉」(二重奏曲)
「十二月:初雪~降誕祭」(三重奏曲)

個展プログラム冊子表紙

今日は<歳時記>第10曲=「十月:阿蘇噴煙」のご紹介です。
「七月:大雷雨」に続く三重奏曲の登場です。
演奏時間は約2分です。

真っ青の晴れ渡る秋空の下で、逞しくそびえる阿蘇山は、
天に向かって真っ直ぐ立ち上る噴煙が、
まるで地中のマグマを曳きだしているのではないかと
思わせるような迫力があります。
そのような風景と感興を、微分音程奏法や、
ピツィカート奏法や、効果音的擦り撥を組み合わせて、
連綿と表現した音楽になっています。

阿蘇山風景