2014年9月に開催した<松尾祐孝邦楽器作品個展>の
各曲のステージを、ここ数日にわたって回想しています。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
また、演奏者の皆様やスタッフの方々の
絶大なるご協力とご尽力に厚く御礼申し上げます。

個展プログラム冊子表紙

今日は、4番目のステージとなった<歳時記>について
綴ってみようと思います。

♪♪♪♪♪ <歳時記>~琵琶の為の現代音楽小品集♪♪♪♪♪
      (2013-14年 ”聚の会”協働制作作品)
 「一月:瀧凍る」(独奏曲)
 「二月:梅仰ぐ」(二重奏曲)
 「三月:燕飛ぶ」(二重奏曲)
 「四月:しゃぼん玉」(二重奏曲)
 「五月:粽結う」(二重奏曲)
 「六月:草蛍」(独奏曲)
 「七月:大雷雨」(三重奏曲)
 「八月:走馬燈」(独奏曲)
 「九月:大やんま」(二重奏曲)
 「十月:阿蘇噴煙」(三重奏曲)
 「十一月:冬紅葉」(二重奏曲)
 「十二月:初雪~降誕祭」(三重奏曲)

部分初演:<邦楽2010:音のカタログvol.4>
     2013年11月7日
     日暮里サニーホール コンサートサロン
 演奏=田原順子琵琶研究所"聚の会"メンバー
     藤高理恵子 重山紀子 藤本はるか

全曲初演:<松尾祐孝邦楽器作品個展>
     2014年9月8日 洗足学園 前田ホール
 演奏=田原順子琵琶研究所"聚の会"メンバー
     重山紀子  伊藤純子  中村祐子     
     竹本彩乃  藤本はるか  樋口真子 

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-音のカタログvol.4表

2007年以来数多くの琵琶作品を書き続けてきた私ですが、
その集大成とも言うべき作品の完成版が、
去る9月8日に開催された<松尾祐孝邦楽器作品個展>で
全曲版初演となりました。

随分前から、私に琵琶の魅力を伝えてくださった
田原順子さんから、お弟子さんたちのための
現代音楽作品への導入になる練習曲の作曲を
勧められていました。

その話を聞いて、最初はピアノ教則本の「ハノン」のような、
メカニカルな練習曲を発想して実現しようと考えたのですが、
どうしても自分で気に入るカタチに練り上げられませんでした。

そこで今度は、今まで書いた私の作品の随所に盛り込まれた、
新しい記譜法や奏法、或いは伝統的な奏法を発展させたもの
等の、一つ一つに焦点を当てた小品をたくさん作曲して、
それを並べた組曲(曲集)とする方向に、
構想を固めていきました。

最終的には、一月~十二月の12曲から成る組曲、
しかも普通の組曲とはことなり、独奏曲、二重奏曲、三重奏曲、
を組み合わせた組曲というカタチを決断しました。

12曲の各曲についての解説は、
昨年の10月7日から19日までの
記事シリーズにアップしてありますので、
お時間の許す時にご参照ください。

この個展での演奏は、超難曲の初の全曲演奏ということで、
3人で演奏可能な曲集(組曲)ではありますが、
田原順子琵琶研究所《聚の会》のメンバー6人で
分担しての初演というカタチを採りました。
3曲ある三重奏曲は、1パート二人にして、
6人全員で演奏して、ボリュームをアップしました。
琵琶史上に類例を見ない小品集の誕生となりました。

松尾祐孝邦楽器作品個展

これからも、琵琶作品を含めて、
邦楽器をフィーチャーした作品を書き続けていくと
心に期している私です。
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