ホルスト/組曲「惑星」の各曲の私なりの紹介を
月曜日から始めています。
今日は第3曲をご案内しましょう。

第3曲:水星~翼のある使者(翼のある使いの神)
原題:Mercury, the Winged Messenger

力強い冒頭楽章「火星」と融和な緩徐楽章「金星」
に続く「第3曲:水星」は、
スケルツォに相当する楽章と言えるでしょう。
大きく俯瞰すると複合二部形式と考えられますが、
後半の発展に特色があり、
かなり展開的な音楽になっています。

実は、この組曲「惑星」のオーケストレーションは、
必ずしも全てがホルスト自身の手によるものでは
ないのですが、この第3曲のフルスコアは、
全てが作曲家自身が書いたものです。
それ故に、楽器の交代が頻繁に現れる等、この組曲の中では
最も複雑なオーケストレーションが施されています。
演奏時間は一番短い小振りな楽章ながら、
ピリリとパンチに効いたお洒落な音楽になっています。

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