• 08 Sep
    • 「交響曲第6番」ベスト・ワン!?

      音楽家・作曲家への道のり第一歩は、まず、音楽通・音楽愛好家になることです。好きで好きでたまらない音楽を聴き抜いて、調べ抜いて、楽しみ尽くす心をなくして、プロにはなれません。私は、折りに触れて、現代音楽の作曲家の仲間や知人と、一献ご一緒することがあります。時には、古今東西の作曲家の書いた「交響曲第#番」の中で、最高傑作はどれだろうか・・・といった話題で、何時間も話が尽きないこともあります。何だかマニアックだなあと思われるかもしれまえんが、考えてみれば、車の話題、スポーツの話題、歴史の話題、等々、好事家が集まっての談義がそれぞれにマニアックな訳です。では、あらためて皆さんにも話題を提起しましょう!「貴方の交響曲第6番ベスト・ワンは誰の作品ですか?」マニアックな答えがある方は、是非メッセージをお寄せください。ご参考までに、私なりの考察を披露しておきましょう。ベートーヴェンの第6番「田園」は、いきなり有力候補の登場といった感があります。あの第5番と同じ演奏会で初演された名曲です。その第5番と同様に動機労作を徹底させた部分もありますが、全体の印象は柔らかで、同時期のベートーベンの硬軟両面が、この2曲から感じられます。シューベルトの第6番は、日本では滅多に演奏されませんが、ヨーロッパでは地方都市の小規模なオーケストラ等で、結構演奏されているようです。チャイコフスキーの第6番「悲愴」は、最有力候補の一つでしょうか。所謂3大交響曲(4~6番)の最後を飾る作品ですが、特異な構成と独特音楽性で群を抜く独創性を湛えています。名指揮者=レナード・バーンスタインが晩年に収録したCDの超弩級の演奏を聴くと(何しろ演奏時間が58分!)後期ロマン派作品として認識すべき大作であることが判ります。ブルックナーの第6番は、第5・7・8番の陰に隠れてあまり演奏されない作品ですが、ブルックナー作品としての構造と風格を讃えている音楽です。マーラーの第6番「悲劇的」は、この作曲家の交響曲の中では最も古典的な佇まいを持っていますが、一方ではオーケストラーション等に革新的な野心も見え隠れする重要な作品で、「マーラーの英雄の生涯」といった趣があります。作曲家仲間には既に知られていますが、私が特に大好きな作品です。シベリウスの第6番は、この作曲家のファンの中ではかなり評価の高い作品です。第2番以来久しぶりに標準的な4楽章構成を採っていますが、燻し銀の風格を讃えた独自の音楽が魅力です。ニールセンの第6番「素朴な交響曲」は、日本では滅多に演奏されませんが、北欧の交響曲の名曲のひとつです。ヴォーン・ウィリアムズの第6番は、この作曲家独特の、そしてイギリスの風土独特の雰囲気が静かに染み入るように拡がっていく作品ですが、演奏時間の約1/3を占める終楽章(全4楽章)が弱奏による穏やかな音楽で一環しているところが、特に際立っています。残念ながら日本で実演に接した経験はありませんが。ショスタコーヴィチの第6番は、以前はムラヴィンスキーの来日公演等も含めて結構演奏されていたのですが、最近は後期の大作が演奏されるようになったせいか、ほとんど聴かれなくなってしましました。ソナタ形式冒頭楽章を欠いた3楽章のような趣の3楽章で、次第にヴォルテージを上げていく構成がユニークな佳品です。さて、そして私の第6番ベストワンは・・・マーラーの交響曲第6番「悲劇的」です。ショルティ盤、バーンスタイン盤、バルビローリ盤、ラトル盤、インバル盤等、聴きまくりました。写真は、ショルティ盤です。最盛期のシカゴ響の金管の彷徨とショルティの骨太な構成感が相まった名演です。マーラー/交響曲第6番「悲劇的」指揮=ゲオルグ・ショルティ管弦楽=シカゴ交響楽団LONDON / SCL 2387~8次の写真は、この記事に登場したCD、チャイコフスキー「悲愴」バーンスタイン盤です。チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調「悲愴」指揮=レナード・バーンスタイン管弦楽=ニューヨーク・フィルハーモニックグラモフォン / F35G-20084

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    • 絶賛ゲネプロ中?今夜は金沢のリバーサイドに集結!〜【日本海 音の交友録Ⅱ】第一夜

      皆さん、今夜は金沢のリバーサイドに集結です!"チーム百万石"金沢公演の初日は今夜、素敵なお洒落なライブハウス=リバーサイドで開催です。(明日は"もっきりや"で開催です。)目下、絶賛ゲネプロ中?です。田島茂代さん、徳力清香さん、松永彩子さんの演奏によってJSCM(日本現代音楽協会)有志五人衆=チーム百万石の作品が、ワクワクドキドキ披露されます。*** 北陸の演奏家 & 現代作曲家 ***    〜日本海 音の交友録Ⅱ〜       2017年9月8日(金)19:30開演@リバーサイド2017年9月9日(土)19:00開演@もっきりや 入場料:前売り2700円 当日券3000円出演:sop./田島茂代 cl./ 松永彩子 pf./徳力清香ナビゲーター:大野由加出品作曲家:小川類 中川俊郎 橋本信 松尾祐孝 森田泰之進"チーム百万石"は、日本現代音楽協会会員作曲家有志で結成している自主グループです。メンバーは、小川類、中川俊郎、橋本信、松尾祐孝、森田泰之進、の5名です。既に一昨年から活動を開始していますが、昨年からは北陸プロジェクトも始動しています。百万石の名前は、北陸・金沢・加賀に因んで名付けられました。昨年の北陸公演は、金沢の石川県立音楽堂交流ホールと魚津の学びの森での開催でしたは、今年は趣を変えて、金沢市内の有名ライブハウスを会場として、2公演を開催します。当日券もありますので、皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。プログラム等は、当日のお楽しみです。私の出品作品は、旧作の再演になりますが、<フォノⅢ〜クラリネット独奏の為に>と、<MIYABI〜雅>(ピアノ小品)の2曲を予定しています。その他、4名の作曲家の作品が、ソプラノ、クラリネット、ピアノの響きの乗せて鳴り響きます。どうぞご期待ください。

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    • 私鉄全駅・全車両基地24/南海電気鉄道1(南海本線・空港線・加太線・和歌山港線 他)

      朝日新聞出版から刊行されている「週刊朝日百科シリーズ」の一環として毎週発行された雑誌、<私鉄全駅・全車両基地>のご紹介は今回で第24号です。前々号と前号の名古屋鉄道の紹介に続いて、本号と次号には大阪南郊に路線網を延ばす南海電気鉄道の登場です。"南海"の略称で親しまれている南海電気鉄道は、大阪市内南部の中心=難波と和歌山を結ぶ南海本線系統と、密教の聖地=高野山に延びる高野線系統に大別されます。本号では、南海本線を中心に紹介されています。###私鉄全駅・全車両基地24/南海電気鉄道1###南海本線、高師浜線、空港線、多奈川線、加太線、和歌山港線、難波駅、関西空港線、和歌山港駅、等が紹介されています。その大阪側の起点となる大ターミナルが難波です。今では高野線の電車も難波が起点で、9面8戦の構内は複々線にひっきりなしに上り下りの多彩な種別の列車が行き交う阪急・梅田駅に勝るとも劣らない賑わいを見せています。その難波駅の顔となっているネオ・ルネサンス様式のターミナルビルは、東武鉄道の浅草駅ビル等を手掛けた久野節の設計というと、関東の人間にも親しみが湧きます。現在は、ファサードを保存してリニューアルされています。その難波駅のすぐ隣に、かつてはパ・リーグの雄、南海ホークスの本拠地として一世を風靡した大阪球場が在ったことを知る若い方は、少ないかもしてません。下の左の写真のように、ホークスのフランチャイズ転出以降暫くは住宅展示場として活用されていました。南海本線は、関西空港の開港後はJR和歌山線と並んで、空港旅客輸送にも重要な役割を果たしています。南海には、古くから、和歌山港を介した四国連絡輸送や旧・国鉄との相互乗り入れによる南紀方面への直通列車の運行等、遠隔地への連絡輸送を担ってきた歴史があることも、一つの大きな特徴と言えるでしょう。南海本線は、関西空港の開港後はJR和歌山線と並んで、空港旅客輸送にも重要な役割を果たしています。南海には、古くから、和歌山港を介した四国連絡輸送や旧・国鉄との相互乗り入れによる南紀方面への直通列車の運行等、遠隔地への連絡輸送を担ってきた歴史があることも、一つの大きな特徴と言えるでしょう。鉄仮面のような特徴あるフォルムの空港アクセス特急専用の50000系ラピートや、和歌山との都市間輸送特急専用車両の12000系サザン・プレミアムをはじめとする、南海本線系統の多彩な車両が紹介されています。毎号お馴染の全駅紹介も綿密です。次号は25号、南海高野線系統の紹介です。

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    • 「現代の日本音楽第19集~松尾祐孝」〜スコア5曲掲載:音源4曲収録CD付〜

      日本には、多種多様な伝統芸能・伝統音楽が息づいています。それらを担う邦楽器たちが、また実に多彩で力強い構成と普遍性を有しています。藝大作曲科在学中には、同じキャンパスに邦楽器専攻生が居たにもかかわらず、あまり邦楽器に積極的に関らなかった私ですが、1990年頃に、尺八作品の委嘱を受けて以来、邦楽器の魅力にすっかり取り憑かれました。以後の私は、約半数の作品が邦楽器絡みになっている程です。そんな私の邦楽器作品群の一部が、楽譜&CDセット書籍の形で発売されていますので、ここでご紹介しましょう。定価6000円(+税)と少々値段がはりますが、手に取って、見て、聴いていただければ幸いです。これからも、日本の有する素晴らしい音楽資源である邦楽器のための作品を、書き続けようと思っています。###「現代の日本音楽第19集ー松尾祐孝 作品」###作曲者:   松尾祐孝監修・編集: 独立行政法人 日本藝術文化振興会       国立劇場調査養成部調査資料課発行所:   春秋社装丁者:   本田 進発行日: 2007年12月20日CD音源:  国立劇場舞台技術部/コジマ録音/       有限会社ナビ/       ミュージック・フロム・ジャパン英文翻訳:  スティーヴン・ネルソン/小川紀久子楽譜掲載楽曲:1)呼鼓悠遊  (1999年 国立劇場委嘱作品)2)美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に              (1996年 北垣内秀響委嘱作品)3)新譜音悦多~邦楽合奏の為の練習曲          (1998年 現代邦楽研究所委嘱作品)4)DISTRACTION Ⅴ      for Shakuhachi and Twenty-string Koto  (1998/2005年 メキシコ    セルバンティノ国際芸術祭2005招待作品)5)琵琶悠遊   (2007年 ミュージック・フロム・ジャパン委嘱作品)CD収録:1)呼鼓悠遊  小鼓=藤舎呂英  大鼓=藤者円秀  打楽器=松倉利之    三味線=高田和子 十七絃=石垣清美   1999年4月15日 国立劇場小劇場  2)新譜音悦多  尺八=中村明一   三味線 Ⅰ =山本普乃  三味線 Ⅱ =上原潤一  箏 Ⅰ =石垣清美  箏 Ⅱ =野澤佐保子   十七絃箏=黒澤陽子   2001年8月 調布グリーンホール3)ディストラクション Ⅴ   尺八=三橋貴風 二十絃箏=吉村七重   2006年3月12日 みなとみらいホール 小ホール4)琵琶悠遊   琵琶=田原順子  笛=西川浩平  鼓=髙橋明邦   2007年3月4日 マーキン・コンサート・ホール           (米国/ニューヨーク)<美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に>の録音が収録されているCDはこちらです。######山口賢治「尺八の現在」#####  Kenji Yamaguchi, Shakuhachi Today1)菅野由弘/楔形譜2)松尾祐孝/美しの都 Ⅲ3)森本恭正/かつてのアルカディア4)下山一二三/雪渓第2番5)山本和智/ /timber/ for Shakuhachi and 2 percussion6)清水一徹/レスタウロ7)稲森安太己/尺八独奏のための「禁じ手」尺八:山口賢治三味線:野澤徹也 箏:小林道恵 箏・十七絃:野澤佐保子打楽器:篠田浩美 大家一将山口健治『尺八の現在』【企画・制作】山口健治【録音・制作協力】洗足学園音楽大学【録音エンジニア】高木理央【ジャケットデザイン】黒部晃一企画制作:山口賢治 / YSEK001 / 定価3000円(税込)#############################7名の作曲家の作品を満載した濃い内容のCDです。「邦楽ジャーナル」オンライン・ショップで購入できます。http://hj-how.com/SHOP/2497この作品集が出版された後も、邦楽器作品を重要な柱として作曲活動を展開している私です。三年前の今日=2014年9月8日には<松尾祐孝邦楽器作品個展>を開催しました。その回想録を、明後日からアップしていきましょう。

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    • 今夜は金沢のリバーサイドに集結!〜【日本海 音の交友録Ⅱ】第一夜

      皆さん、今夜は金沢のリバーサイドに集結です!"チーム百万石"金沢公演の初日は今夜、素敵なお洒落なライブハウス=リバーサイドで開催です。(明日は"もっきりや"で開催です。)*** 北陸の演奏家 & 現代作曲家 ***    〜日本海 音の交友録Ⅱ〜       2017年9月8日(金)19:30開演@リバーサイド2017年9月9日(土)19:00開演@もっきりや 入場料:前売り2700円 当日券3000円出演:sop./田島茂代 cl./ 松永彩子 pf./徳力清香ナビゲーター:大野由加出品作曲家:小川類 中川俊郎 橋本信 松尾祐孝 森田泰之進"チーム百万石"は、日本現代音楽協会会員作曲家有志で結成している自主グループです。メンバーは、小川類、中川俊郎、橋本信、松尾祐孝、森田泰之進、の5名です。既に一昨年から活動を開始していますが、昨年からは北陸プロジェクトも始動しています。百万石の名前は、北陸・金沢・加賀に因んで名付けられました。昨年の北陸公演は、金沢の石川県立音楽堂交流ホールと魚津の学びの森での開催でしたは、今年は趣を変えて、金沢市内の有名ライブハウスを会場として、2公演を開催します。当日券もありますので、皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。プログラム等は、当日のお楽しみです。私の出品作品は、旧作の再演になりますが、<フォノⅢ〜クラリネット独奏の為に>と、<MIYABI〜雅>(ピアノ小品)の2曲を予定しています。その他、4名の作曲家の作品が、ソプラノ、クラリネット、ピアノの響きの乗せて鳴り響きます。どうぞご期待ください。

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プロフィール

マリオ

性別:
男性
誕生日:
猛初夏日
自己紹介:
松尾祐孝(まつお・まさたか) 1959年 東京生まれ 1982年 東京藝術大学音楽学部作曲科...

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