• 30 Jun
    • GEN ON AIR(現音エアー)<現音T談>第24回〜プロが語る「着想の瞬間」~

      日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>(現音エアー)は、お陰様で既に20回を超えるアップを続けてきました。私=松尾(現・広報部長)が進行役で、中川俊郎氏(現・副会長)と佐藤昌弘氏(現・事務局長)と計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、「現音T談」とも称しています。今日は~第24回 プロが語る「着想の瞬間」~です。どうぞゆっくりとご覧ください。YoiuTube / プロが語る「着想の瞬間」       - GEN ON AIR #24

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    • 正に威風堂々!〜エルガー/交響曲第2番

      イギリスの“おらが国の交響曲”の第2弾とも言うべき作品が、このエルガーの交響曲第2番です。サー・エドワード・エルガー(1857-1934)の交響曲の紹介を続けます。交響曲第2番は、1911年にロンドンで初演されました。エルガー指揮/クイーンズ・ホール管弦楽団による演奏でした。また同年内にストコフスキー指揮/シンシナチ交響楽団によって、アメリカ初演も果たされたそうです。この作品は、当初は、イギリス国王エドワード7世に献呈されることになっていましたが、1910年に崩御されたため、その追悼に捧げられました。第1楽章は、ブルックナーの交響曲を彷彿とさせる茫洋としたスケールを持つ、3主題を指摘しうるソナタ形式で構成される冒頭楽章です。なかなかヴォルテージを上げていかない展開部が、多少じれったくもありますが、同時にイギリス的なノーブルさでもあります。第2楽章は、緩徐楽章です。哀歌とも言うべきな切々とした旋律と楽想が連綿と続いていきます。イギリスの気候風土、曇りがちな天候とグレーな風景に相通じるような微妙な陰鬱さが続きますが、楽章の中ほどで愛情の暖かさが差し込むように、音楽が少しづつ晴れやかになっていきます。聴き終わってみると、量感たっぷりの緩徐楽章に感じられます。第3楽章は舞曲楽章に相当しますが、珍しいことにロンド形式(ABACABA)で構成されています。しかも、中間部(C)で第1楽章の第2主題が回帰するという点でもユニークです。第4楽章は、ソナタ形式による終楽章です。ノーブルな第1主題によって開始されます。第2主題もイギリス風の味わい豊かな旋律の彷徨に発展します。展開部も勇壮に発展していきますが、やがてヴォルテージを収めて再現部の回帰して、ノーブルな主題が再び高らかに歌われます。終結部(コーダ)に入ると、音楽は落日の哀愁といった雰囲気を醸し出し、最後は静かに消え入るように全曲を閉じます。全曲を通奏すると約55分に及ぶ正に「威風堂々」たる交響曲です。私の仕事場のライブラリーにあるこの作品のCDが、下の写真です。ジュゼッペ・シノーポリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団グラモフォン / F00G-20340エルガー/交響曲第2番バロック期のパーセル以来、作曲家の巨匠を輩出できなかったイギリスでしたが、エルガーの登場以降、20世紀に入ると名曲の数々が誕生するようになります。イギリス音楽、エルガー、ウォルトン、ヴォーン・ウィリアムズ、ホルスト、ディーリアス、ブリテン、等の作品を、皆さんも是非聴いてみてください。

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    • <サウンドクリエイター大賞2016>グランプリ受賞者発表

      <サウンドクリエイター大賞2016>のグランプリが発表されました。昨日、<クリエイターEXPO>を含む複合イベント<コンテンツ東京2016>の会場で、"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"が開催され、既に発表されていたファイナリストの中から、グランプリが一人選ばれて発表されました。結果は、コンテスト公式サイトでご覧ください。https://www.jmecps.or.jp/webscc4日本管打楽器コンクールの主催運営団体として有名な(公財)日本音楽教育文化振興会が2013年から開催している<サウンドクリエイター・オブ・ザ・イヤー>は、<サウンドクリエーター大賞>というタイトルでもお馴染になってきました。今年で第4回を迎えたこのコンテストですが、テーマを「架空のテレビアニメのための音楽」として作品が公募され、6月半ばに審査が終了しました。その発表が、6月29日(水)~7月1日(金)に東京ビッグサイトを会場として開催される、<コンテンツ東京2016>内の特設会場で"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"として行われました。昨日=6月29日(水)16:15~17:15でした。私=松尾祐孝が実行委員長として登壇しまいた。<コンテンツ東京2016>の公式サイトのURLはこちらです。http://www.content-tokyo.jp"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"のURLはこちらです。http://www.creator-expo.jp/Conference_Event/seminar-event05/<クリエイターEXPO>をはじめとする様々な展示商談会の合同開催で盛り上がる東京ビッグサイトに当日お越しの皆様、是非お立ち寄りください。会場内には、このコンテストのブースや、グランプリ受賞者の個人ブースも設置されています。サウンドクリエイター大賞のブースでは、グランプリ作品や入賞作品を試聴することができます。明日まで開催されていますので、お時間の許す方は、是非お立ち寄りください。

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    • 五年前の南大東島の想い出〜星野洞の素晴らしさ〜

      私は、おきなわ発達研究会とのご縁を持って以来、時折「音楽づくりワークショップ」を実施するために、沖縄県後面に出向いています。2011年の旅程で最後に訪ねた南大東島の自然の風景の想い出を振り返ります。「音楽づくりサークショップ研修会」で訪ねたのですが、前にもレポートした通り、素晴らしい所でした。フィリピン海プレートの真ん中の海嶺のような場所から誕生した海底火山の頂上にできたサンゴ礁が更に隆起して絶海の孤島として忽然と誕生したこの島は、石灰岩の塊なのだということです。このような経緯のために、島の地形は、海岸線は断崖絶壁の礒浜で、中はクレーター状に低地になっているという独特の地形をしています。断面図を想像してください。両端が高く中が緩やかに凹んでいる形になります。ちょうど王冠のようです。ですから、南大東島の新しい名産品のラム酒の銘柄は、コーラル・クラウン(珊瑚の王冠)を短縮してCORCOR=コルコルと名付けられたのです。南大東島には3白4日の滞在でしたが、普通に生活していると海は全く見えないのです。漁業や港湾関係の仕事でもしていない限り、滅多に海を見ない住民も多いのかもしれません。盆地状の島の内部は、延々と続くサトウキビ畑と青い空に囲まれて、内陸のユートピアのような錯覚に陥るような所なのです。しかし、島全体が石灰岩の塊というころですから、地下には無数の鍾乳洞があるものと推測されます。その中で、観光地としてしっかり整備されているのが、「星野洞」なのです。1日に39人乗りのプロペラ機が2便しか那覇から飛ばないという立地の離島ですから、観光客の入れ込みはそれほど多くはありませんが、この鍾乳洞を見に行くだけでも、この地を訪れる価値があると私は思います。写真は、星野洞の入り口付近の風景です。どこに鍾乳洞があるのか?という青空と太陽燦々の光景ですが、こういう場所の地下に、鍾乳洞が眠っているのです。自然の不思議です!鍾乳洞(星野洞)の内部に足を踏み入れると、自然が造り出した不思議な造形の数々を目の当たりのできます。南大東島・・・素敵なところでした。

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  • 29 Jun
    • 大相撲 名力士・名勝負100年 Part11〜柏鵬時代の名脇役達〜

      このシリーズ、前回に続いて柏鵬時代の貴重な映像です。柏戸と大鵬のご本人のインタビューも数多く交えられていて、とても興味深く見入ってしまいます。YouTube / <大相撲 名力士・名勝負100年 Part11>今回は、柏鵬の両横綱を脅かす存在を目指していた大関陣や脇役陣の活躍が紹介されています。北葉山、栃の海、豊山、佐田の山、明武谷、富士錦、若浪、福の花、等々、懐かしい力士が次々と登場します。このシリーズ、まだまだ続きます。

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    • イギリス初の“おらが国の交響曲”の誕生!〜エルガー/交響曲第1番

      イギリスは、長らくヨーロッパ社会を牽引する大国の地位を築いてきましたが、不思議なことに国際的な名声を博する作曲家が登場しないというジンクスを抱えてもいました。そのようなイギリスの待望の“おらが国の交響曲”が、エルガーの登場によって遂に実現したのです。では、サー・エドワード・エルガー(1857-1934)の交響曲の紹介をしていきましょう。交響曲第1番は、1908年にマンチェスターで初演されました。ハンス・リヒター指揮/ハレ管弦楽団の演奏でした。遂に誕生したイギリス人にとっての“おらが国の交響曲”の誕生に、聴衆は熱狂して、初演から一年間で100回あまりも再演が重ねられたそうです。第1楽章は、いかにもイギリスといた感興を醸し出す、悠然としたしかもノーブルな序奏主題(全曲のモットー)から開始した後、テンポを上げてソナタ形式主部に入ります。提示部が終わると序奏主題が一瞬顔をのぞかせて、展開部に移行していきます。展開はひとしきり盛り上がった後、再び序奏主題が仄かに登場して、やがてかなり変容した再現部に突入します。そして再現部を締めくくると更に序奏主題が登場して、楽章を閉じるコーダ(終結部)を印象づけます。第2楽章と第3楽章は続けて演奏されます。第2楽章は通常のスケルツォとなやや異なる印象ですが、所謂舞曲楽章に相当する楽章と考えられます。無窮動な導入に始まり行進曲調の勇壮な楽想も登場する、ピリリとパンチの利いた中間楽章です。第3楽章は緩徐楽章に相当します。前半部の主題は第2楽章の主題と実は同じ音型によるもので、エルガーが中間楽章の相互関連を強く意識して作曲したが故に、両楽章を続けて演奏するように指示したことが解ります。後半の主題は、第1楽章の序奏主題に共通する楽想を持っています。第4楽章は、冒頭楽章に続いて序奏を伴うソナタ形式に基づいて構成されています。その序奏では第1楽章の序奏主題も敷延され、ベートーヴェン以来の全曲の有機的な統一を、エルガーも図ろうとしたことが良く解ります。ソナタ形式による主部が終楽章らしい前進的な音楽を奏でた後、全曲を締めくくるコーダ(終結部)に進んでいきます。第一楽章の序奏主題(つまりは全曲のモットー)が高らかに奏されて、全曲を閉じます。この交響曲の成功によって、エルガーの作曲家としての名声は決定的になったと言えるでしょう。ドイツやフランスではさっぱり演奏されないようですが、本国=イギリスやアメリカではしばしば演奏されています。日本では、指揮者=尾高忠明氏が、イギリス(ウェールズ)はカーディフのBBCナショナル・オーケストラ・オブ・ウェールズの首席指揮者に就任して以降、日本にイギリスの交響曲(特にエルガーとウォルトン)を精力的に紹介するようになって、クラシック音楽ファンに浸透するようになりました。写真は、そのマエストロ尾高&BBCウェールズの組み合わせによるこの曲のCDの写真です。尾高忠明指揮/BBCナショナル・オーケストラ・オブ・ウェールズBIS / CD-727エルガー/交響曲第1番序奏とアレグロ(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)

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    • シリーズ最新作=<コントラストリングス第3番〜二胡と二十絃箏の幻想曲>

      さて、“コントラストリングス”シリーズの最後です。今度は、二胡と二十絃箏の二重奏曲です。旧友であり世界的二胡奏者である許可(Xu KE)氏と、二十絃箏奏者の重鎮である吉村七重氏のお二人を、一昨年の春にたまたまお引き合わせできる機会があり、そこでの会話から両大家が協演する作品を実現するという構想が生まれたのです。そして、その夏に脱稿した作品が、<コントラストリングス第3番~二胡と二十絃箏の幻想曲>という訳です。中国の伝統楽器の中の抱絃楽器=二胡と、日本の伝統楽器の中の拡張版である伏絃楽器=二十絃箏の対照と協創を意図した作品ということで、迷わずに“コントラストリングス”というタイトルを冠することにしました。作品は通奏される約12分の音楽になっています。先ず、漂うような楽想による“プロローグ”に始まり、二胡による短いカデンツァ風のパッセージを経て、“愛の歌”に移行してたおやかにヴォルテージを上げていき、今度は二十絃箏による短いカデンツァ風のパッセージを経て両楽器がスリリングに疾走する“プログレッション”で一気呵成に結尾まで到達するという構成になりました。許可(シュイ・クゥ)氏と吉村七重氏の演奏の触発がとても興味深く楽しかった初演コンサートでした。###現音<秋の音楽展2013>アンデパンダン展 第2夜###2012年11月11日 [月] 17:30開場/18:30開演  東京オペラシティリサイタルホール下山 一二三/飢渇河原燈籠[作曲2013年/初演]  vc.=松本卓以 bass-cl.=菊地秀夫   perc.=山本晶子 相川瞳内本 喜夫/プレリュードとファンタジー[作曲2013年/初演]  vc.=翠川敬基北條 直彦/独奏フルートのための「響きのゆくえ」                [作曲2013年/初演]  fl.=増本竜士岡坂 慶紀/弦楽四重奏曲[作曲2010年/初演]  アンバーカルテット  vn.=久米浩介 佐藤奏 va.=高木真悠子 vc.=荒井結子林 文夫/海~佐藤春夫詩集より「海の若者」「伊都満譚詩」                  [作曲2013年/初演]  bar.=竹澤嘉明 pf.=持田みどり植野 洋美/ Transponder -for trumpet and piano                [作曲2013年/初演]  tp.=曽我部清典 pf.=植野洋美  梶 俊男/archon for viola solo[作曲2013年/初演]  va.=般若佳子田口 雅英/三味線弾き歌いの為の「女宮木」              [作曲2013年/初演]  三味線=山本普乃松尾祐孝/CONTRASTRINGS no.3[作曲2013年/初演]  二胡=許可 二十絃箏=吉村七重北條 美香代/花信風~アコーディオン・ソロのための~                  [作曲2013年/初演]  ac.=大田智美主催:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)助成:一般社団法人日本音楽著作権協会 後援:一般社団法人日本作曲家協議会- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

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    • 五年前の南大東島の想い出〜サンゴ礁が隆起した島〜

      南大東島には、2011年の7月初旬に、「音楽づくりサークショップ研修会」で訪ねたのですが、以前にもレポートした通り、素晴らしい所でした。フィリピン海プレートの真ん中の海嶺のような場所から誕生した海底火山の頂上にできたサンゴ礁が更に隆起して絶海の孤島として忽然と誕生したこの島は、石灰岩の塊なのだということです。このような経緯のために、島の地形は、海岸線は断崖絶壁の礒浜で、中はクレーター状に低地になっているという独特の地形をしています。断面図を想像してください。両端が高く中が緩やかに凹んでいる形になります。ちょうど王冠のようです。ですから、南大東島の新しい名産品のラム酒の銘柄は、コーラル・クラウン(珊瑚の王冠)を短縮してCORCOR=コルコルと名付けられたのです。南大東島には3白4日の滞在でしたが、普通に生活していると海は全く見えないのです。漁業や港湾関係の仕事でもしていない限り、滅多に海を見ない住民も多いのかもしれません。盆地状の島の内部は、延々と続くサトウキビ畑と青い空に囲まれて、内陸のユートピアのような錯覚に陥るような所なのです。しかし、島全体が石灰岩の塊というころですから、地下には無数の鍾乳洞があるものと推測されます。その中で、観光地としてしっかり整備されているのが、「星野洞」なのです。1日に39人乗りのプロペラ機が2便しか那覇から飛ばないという立地の離島ですから、観光客の入れ込みはそれほど多くはありませんが、この鍾乳洞を見に行くだけでも、この地を訪れる価値があると私は思います。写真は、星野洞の入り口付近の風景です。どこに鍾乳洞があるのか?という青空と太陽燦々の光景ですが、こういう場所の地下に、鍾乳洞が眠っているのです。自然の不思議です!明日の記事で、星野洞の内部の光景をご紹介しましょう!

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  • 28 Jun
    • GEN ON AIR(現音エアー)<現音T談>第23回〜プロ推薦「ピアノ協奏曲」ベスト〜

      日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>(現音エアー)は、お陰様で既に20回を超えるアップを続けてきました。私=松尾(現・広報部長)が進行役で、中川俊郎氏(現・副会長)と佐藤昌弘氏(現・事務局長)と計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、「現音T談」とも称しています。今日は、~第23回 プロ推薦「ピアノ協奏曲」ベスト~をリンクしておきましょう。どうぞゆっくりとご覧ください。YouTube / プロ推薦「ピアノ協奏曲」ベスト      - GEN ON AIR #23 (音源リンクつき)

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    • メルヘン漂う名曲<マ・メール・ロア>〜英語で言うならマザー・グース!

      メルヘン漂う名曲<マ・メール・ロア>をご存知でしょうか。英語で言うなら「マザー・グース!」という事になります。フランス近代音楽の名作曲家=モーリス・ラヴェルの作品です。元々は4手ピアノ連弾曲としてとして、1908年から1910年にかけて作曲されました。そして翌1911年には、5曲による組曲をそのままオーケストレーションした管弦楽組曲が誕生しています。更には、バレエ音楽化の依頼も受けてラヴェルは、曲順を入れ替えて間奏曲を何個所なに挿入したバレエ音楽版も再構成して、1912年に初演されています。ここでは、5曲建てによる管弦楽組曲を紹介しておきましょう。第1曲:眠れる森の美女のパヴァーヌ    (Pavane de la belle au bois dormant)もともとこの作品の誕生の切掛となった最も易しい連弾曲として誕生した静かな序曲のような楽章です。第2曲:「親指小僧」(Petit Poucet)「一寸法師」と訳されることもあります。不思議な雰囲気の和音に乗せて、おとぎの国に誘われていきます。第3曲:「パゴダの女王レドロネット」    (Laideronette, impératrice des pagodes)パゴダとは中国製の首振り陶器人形のことなのだそうです。この作品が書かれた頃のパリの東洋への異国趣味=エキゾチズムが伺われる楽章です。全5曲の中で最も快活な楽想を持っていて、作品全体を引き締めています。第4曲:「美女と野獣の対話」    (Les entretiens de la belle et de la bête)ワルツのリズムに乗せて、軽やかな音楽が奏でられます。中間部に野獣が登場するところが、ユーモラスでもあります。第5曲:「妖精の園」    (Le jardin féerique)「眠れる森の美女」のストーリーの中で、眠りについた王女が王子の口づけで目を覚ますシーンを描いている心温まる終曲です。さて今日は、洗足学園音楽大学フルート・オーケストラの演奏による YouTube をリンクしておきましょう。

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    • ヴァイオリンと琵琶の出会い!<コントラストリングス第2番〜"悠久の書"からの断章>

      今日はCONTRASTRINGSシリーズの第2弾の紹介です。<コントラストリングス第2番~悠久の書からの断章> 昨年11月2日に開催された<アジア音楽祭2014~オーケストラコンサート>で再演された琵琶協奏曲からのスピンオフ作品です。今年の3月2日に開催された演奏会、<邦楽2010コンサート~音のカタログvol.5>でも、若手演奏家によって再演されました。2015年3月2日(月) 18:30開演 @ 杉並公会堂小ホール<悠久の書>~琵琶と弦楽の為に~(2008)の初演の後、初演独奏者の田原順子さんのご紹介と依頼で、急な話ではありましたが、琵琶とヴァイオリンの二重奏作品を作曲しました。時間的制約も有り、また<悠久の書>のスピンオフ作品のようなイメージが依頼を聞いた瞬間に脳裏を駆け巡ったので、結果として下記のような作品が誕生しました。この作品もまた、邦楽器の中の絃楽器=琵琶と、西欧楽器の中の弦楽器=ヴァイオリンとの対照と協創をコンセプトとしている作品になったので、 1999年に作曲した三味線とコントラバスの為の作品に続いて、“コントラストリングス”のタイトルを冠することにしました。♪♪♪<CONTRASTRINGS no.2>             ~"悠久の書"からの断章~♪♪♪洗足学園音楽大学/伝統音楽デジタルライブラリー(http://www.senzoku-online.jp/traditional/)及び(YouTube)にアップされています。演奏は、水野佐知香さん(vn.)と田原順子さん(琵琶)です。実演の演奏会としての初演は、田原順子さんのお計らいで、私としては初めて書いた琵琶独奏曲の初演と併せて翌年の夏に実現しました。####### ~弾き・語り・琵琶~ 田原順子 #######          2009年7月23日(木)      昼の部:14:00開演 夜の部:19:00開演          会場:門仲天井ホール 琵琶弾き語り/うたうされこうべ        (原作=松谷みよ子 作曲=田原順子) 川崎絵都夫/琵琶とヴァイオリンの為の組曲(改訂初演) 松尾祐孝/コントラストリングス第2番       ~悠久の書からの断章~ (舞台初演) J.S.バッハ/シャコンヌ 松尾祐孝/<波唄>~亀山社中幻想~(委嘱初演)

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    • 五年前の南大東島の想い出〜???岩〜形から物事を連想できる人間の素晴らしさ!

      このところの朝の記事では、五年前の夏に、沖縄県訪問の模様を再アップしています。「音楽づくり」ワークショップを目的とした旅でしたが、自然の風景や人々との出会いも印象的でした。今日はいつもとは趣向を変えて、先に写真をお見せしましょう。この岩(おそらくは酸化して黒くなった石灰岩)は、南大東島の北の端の荒野の中に佇んでいました。観光マップには「???岩」と書かれていましたが、皆さんは何に見えますが?見れば見るほど、いろいろなモノが連想されます。ひよこ・・・?狛犬・・・?シーサー・・・?鳩サブレー・・・?ライオン・・・?正解は・・・皆さんの心に浮かんだモノが正解なのだと思います。あるものから他の物事を連想する能力は、人間に与えられた素晴らしさのひとつだと、私は思います。だからこそ、情景や感情を音に託して、音楽を楽しむこともできるのです。ところで、南大東島観光マップの記載は・・・「ゴジラ岩」でした。

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  • 27 Jun
    • GEN ON AIR(現音エアー)<現音T談>第22回〜創造の連鎖「引用いまむかし」〜

      日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>(現音エアー)は、お陰様で既に20回を超えるアップを続けてきました。私=松尾(現・広報部長)が進行役で、中川俊郎氏(現・副会長)と佐藤昌弘氏(現・事務局長)と計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、「現音T談」とも称しています。今日は第22回「創造の連鎖~引用いまむかし」をリンクしておきましょう。どうぞゆっくりとご覧ください。YouTube / 創造の連鎖~引用いまむかし       - GEN ON AIR #22

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    • <サウンドクリエイター大賞2016>結果発表

      <サウンドクリエイター大賞2016>の入賞者が発表されました。日本管打楽器コンクールの主催運営団体として有名な(公財)日本音楽教育文化振興会が2013年から開催している<サウンドクリエイター・オブ・ザ・イヤー>は、<サウンドクリエーター大賞>というタイトルでもお馴染になってきました。今年で第4回を迎えたこのコンテストですが、テーマを「架空のテレビアニメのための音楽」として作品が公募され、つい先頃に審査が終了しました。公式サイトに入賞者のリストが発表されています。http://www.jmecps.or.jp/webscc4このリストの「ファイナリスト」の7名の中から1名に"サウンドクリエイター大賞"が贈られます。その発表は、6月29日(水)~7月1日(金)に東京ビッグサイトを会場として開催される、<コンテンツ東京2016>内の特設会場で"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"として行われます。開催日時は6月29日(水)16:15~17:15です。私=松尾祐孝が実行委員長として登壇します。<コンテンツ東京2016>の公式サイトのURLはこちらです。http://www.content-tokyo.jp"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"のURLはこちらです。http://www.creator-expo.jp/Conference_Event/seminar-event05/<クリエイターEXPO>をはじめとする様々な展示商談会の合同開催で盛り上がる東京ビッグサイトに当日お越しの皆様、是非お立ち寄りください。

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    • 絃vs弦=三味線とコントラバスの触発!〜<コントラストリングス第1番>

      今日から、私の造語タイトルの一つ、「コントラストリングス=Contrastrings」シリーズの紹介をしていきましょう。第1弾は、三味線とコントラバスの為の作品です。この作品の誕生は1999年に遡ります。当時、洗足学園音楽大学に音楽学の教員として勤務しておられた芦川紀子氏が企画・構成にあたっておられた<MUSIC LAB 1999 音楽の実験室>というシリーズがありました。その第7回公演に際しての委嘱作品として誕生したという訳です。この回では、気鋭の三味線奏者=西潟昭子氏にスポットライトが当てられることになり、三味線と西欧楽器のための二重奏曲を書くことになりました。そこで、三味線とコントラバスの触発し合いながらも深刻ではなく楽しい音楽を書こうと思い立ちました。作曲を進めながら、邦楽器の中の絃楽器と西欧楽器の中の弦楽器の対照と協創という作品の持つキーワード二つ、対照=Constrastと絃・弦=Stringsを組み合わせて、Contrastringsという新たな造語タイトルが頭に浮かび上がりました。作品は次にような4つの部分が切れ目無く通奏される約10分の音楽として完成しました。先ず、定常的な拍節感の全く無い【第1部分=プレリュード】に始まり、コントラバスがメロディーを浮遊するように歌い上げる【第2部分=メロディア】を経て、三味線とコントラバスがメカ二カルなアンサンブルを初めて見せる【第3部=スケルツォ】でヴォルテージを上げて、無窮動の同音連打パッセージの中で二つの楽器が丁々発止のやり取りを繰り広げる【第4部=トッカータ】をスリリングなクライマックスとして全曲の幕を閉じます。初演コンサートの情報を含めて、この作品のデータを下記にアップしておきます。###<Contrastrings No.1>     ~三絃とコントラバスの為の四章~(1999)###    MUSIC LAB 1999 (芦川紀子主宰)委嘱作品Ⅰ. プレリュード Ⅱ. メロディア Ⅲ. スケルツォ Ⅳ. トッカータ           演奏時間:約10分初演コンサート:♪♪♪♪♪ MUSIC LAB 1999 音楽の実験室Ⅶ ♪♪♪♪♪♪           時を超える古典      〖西潟昭子の三絃 - 邦楽古典からの問いかけ - 〗         企画・構成 :芦川紀子        1999年6月18日(金)19:00開演      グリーンホール相模大野・多目的ホール曲目:地唄 / 三絃二重奏曲「楫枕」 三絃三重奏曲「太鼓の曲」   田中悠美子 / 「向かい合って en presénce」   松尾祐孝 / Contrastrings No.1(1999年・初演)   菅野由弘 / 波濤の舞 - 三味線とピアノのための -                   (1999年・初演)出演:西潟昭子(三絃) 田中悠美子(三絃)   吉田 秀(コントラバス) 大竹紀子(ピアノ)助演:野澤徹也(三絃) 上原潤一(三絃) 大森美樹(三絃)    初演は白熱した素晴らしい演奏で飾っていただきました。以後、様々な場面で、様々な演奏家の方々に、演奏されている作品です。楽譜等のお問い合わせは、作曲家に直接コンタクトしてください。

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    • リバイバルアップ:元祖ブルートレイン=20系客車の優美な姿〜「国産鉄道」第12巻

      今朝は、元祖ブルートレイン=20系客車の記事をリバイバルアップしましょう。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「国産鉄道コレクション」の付録模型の紹介、今回は第12巻になります。主役は、日本の元祖ブルートレイン、20系客車の最後尾寝台客車=ナハフ20形のNゲージ模型が付録です。いつものようにパッケージの奥に冊子が入っています。この号は平素にも増してバラエティー豊かな記事構成で、かつて人気を博した連結型電気機関車=EH10の特集、箱根登山鉄道の特集、等々、読みどころ満載です。主役は勿論、20系客車の特集記事です。寝台特急の近代化を目指して東京と九州を結ぶ"あさかぜ“ "さくら" 等の列車に続々と投入された特急専用寝台列車向けの客車でした。編成全体をトータルコーディネイトした洗練されたデザインと、当時としては先進的で快適な車内・室内設備が大評判となりました。編成全体の美しさという観点から言うと、トワイライト・エクスプレスや北斗星は遠く及ばす、カシオペアが僅かに肉薄した程度でしょうか。これらの寝台特急も、青函トンネルの主力を北海道新幹線にシフトするために、遂にその歴史に幕を閉じることになってしまいました。その最後尾に連結される丸みを帯びた車端部が美しいナハフ20形のNゲージ模型は実に美しいフォルムです。実はこの車両は寝台車ではなく普通座席車です。20系ブルートレインは、登場当初は、寝台車に加えて今で言うグリーン車と普通車の座席車も編成に組み込まれていました。後に全寝台車化が推進され、このナハフ20形は寝台車に改造され、ナハネフ20やナハネフ22として生まれ変わっていったと言うことです。

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  • 26 Jun
    • GEN ON AIR(現音エアー)<現音T談>第21回〜若き才能 「交響曲第1番」集〜

      日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>(現音エアー)は、お陰様で既に20回を超えるアップを続けてきました。私=松尾(現・広報部長)が進行役で、中川俊郎氏(現・副会長)と佐藤昌弘氏(現・事務局長)と計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、「現音T談」とも称しています。今日は第21回~若き才能「交響曲第1番」集~をリンクしておきましょう。どうぞゆっくりとご覧ください。YouTube / 若き才能 「交響曲第1番」集      - GEN ON AIR #21(音源リンクつき)

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    • 駒場「カフェアンサンブル」は想い出の音楽スポット

      東京・駒場にある喫茶店、「カフェアンサンブル」=「Cafe Ensemble」をご存知ですか。1985年の開店以来、美味しいコーヒーとピアノとタンノイのスピーカーが象徴する音楽喫茶店として知る人ぞ知る存在のお店です。予約をすると貸し切りにしてコンサートも開催できます。私も若い時分に、マリンビスト=藤井むつ子さん等とご一緒させていただき、コンサート・シリーズを企画して何度もここで演奏したりお話をしたりした、想い出の音楽スポットでもあります。特に、ジョン・ケージの「クレド・イン・アス」を、サウンド・オペレーターのパートを担当して演奏した経験は、今でも脳裏に鮮明に焼き付いている大切な想い出です。つい先日、久しぶりにここを訪ねる機会を得ました。森田由子さんという若いピアニストをフィーチャーしたプライベート・コンサートを知人が企画して、私がプレ・ミニ・レクチャーを担当したという訳です。その日のテーマは「ドビュッシー」。そう、今年はドビュッシー生誕150年にあたるメモリアルイヤーなのです。プログラムは、「アラベスク第1番」「ベルがマスク組曲」「喜びの島」「亜麻色の髪の乙女」でした。森田さん、素晴らしい演奏、ありがとうございました。Cafe Ensemble の公式ホームページはこちらです。http://cafe-ensemble.com/音楽教室やピアノ調律も併せて行なっています。淡島通り沿いの閑静な住宅街にひっそりと佇むお店です。最後に、森田さんの演奏のように涼やかな紫陽花の花をアップしておきましょう。鎌倉で撮った珍しい種類の花冠のショットです。

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    • コルコル蒸留所訪問記

      日本で唯一と言っていい本格的なラム酒が、南大東島で造られていることを、皆さんはご存知でしょうか。その名も「コルコル」、サトウキビを原料とする蒸留酒です。会社の名前は(株)グレイスラムです。「コルコル」は、マニアには評判上々のラムなのです。特に<緑色ラベル>は、精製して糖蜜にする前のサトウキビの絞り汁をそのまま原料とした製造方法が、世界的にも極めて希少だそうで、独特の風味を持った味わいが絶品なのです。世界的にも高品質のラム酒として、胸を張ってお勧めします。アイスクリームにティースプーン一杯たらすだけで、素晴らしく美味しくなるという、女性にも好評の味わい方もありますよ!社屋と工場は、南大東島の真ん中に位置していて、旧空港の建物をそのまま使用しています。なにしろ「南大東空港」の表示までそのまんまです!見学コースでもないのに、工程表が掲示してありました。販売所・事務所は、おそらく空港事務所だった一室で、空港の面影をわざわざ残しているところが、何とも茶目っ気たっぷりです。奥に「琉球エアコミューター」や「南西航空」が見えます。そのガラス戸・窓の奥に、蒸留設備があるのですが、夏はあまりに高温のために、アルコール分の蒸発が激しくて効率が悪いので、稼働していないということでした。「コルコル」という一風変わった商標は、コーラル・クラウンを略したものだそうです。赤や緑のラベルの形が微妙なのですが(3枚目の写真のポスターでお判りになるでしょうか?)これは、南大東島の形なのです。「コルコル・CORCOR」サンゴ礁が隆起して大海原に忽然と島になった大東に、誠に相応しい命名だと思います。数年前の夏に南大東島を訪ねてきた想い出の一コマでした。注)お酒は二十歳になってから・・・です。

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    • 五年前の石垣島の想い出〜時間の感覚〜八重山の空気

      このところ、五年前の夏に、沖縄県訪問の模様を再アップしています。「音楽づくり」ワークショップを目的とした旅でしたが、自然の風景や人々との出会いも印象的でした。”音楽づくりワークショップの旅"は、私の心を大いに癒してくれました。また同時に、そこでの出会いや成果が、大いなる刺激と元気を私にくれました。これから暫く、その旅での沖縄方面各地での想い出や出会いや"音楽づくり"ワークショップの模様などについて、折りに触れてレポートしていきたいと考えています。南の島を訪ねると、どういう訳か時間の感覚が都会に居る時とは違って感じられるような気がします。雑事から開放される旅先の気楽さも手伝ってのことかもしれませんが、アクセク動こうとする普段の行動パターンとは、相当に異なる心持ちの自分になっていることに、ちょっとした新鮮な驚きさえ感じられます。作曲をする時も、ついつい日常の仕事や雑事に追われた慌ただしさを引き摺ってしまいがちな日頃の自分を、ちょっと反省しなくてはとも思います。このような感覚の中で、(物理的にも心理的にも)目線をこどもたちに合わせて、小学生と"音楽づくり"を一緒に体験できたことは、素敵で充実した出来事でした。今回の旅での”音楽づくりワークショップ"の内容については、別の機会にまとめてレポートします。今日は、石垣島で見つけた私の癒しスポットを、特別にご紹介しましょう。石垣島の空港から一路、離島桟橋方面に向けて車を走らせて、やがて海辺に出る辺りの左側に、そのカフェは佇んでいます。さり気なく落ち着く店内は・・・テラス席越しに海を見渡すと・・・お店の名前は「パフパフ」です。特に都会にお住まいの方は、時には心を落ち着けて開放して、リフレッシュする時間が必要だと思います。図書館、美術館、森、海辺、等々・・・貴方の癒しの場所は何処でしょうか。

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