松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!


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深新會のfacebookページをオープンしました。
故・池内友次郎先生の門下生や孫弟子や
何らかの縁がある作曲家が集っている同人団体です。
皆様、よろしくお願いします。

DEEP&NEW 12/16

12月16日(水) 19時開演 ゲリラ・ライヴのご案内!!!
<DEEP & NEW インパクト・ライヴ
            @公演通りクラシックス>
当日券のみ / 入場料3000円(ワンドリンク付き)
出品作曲家:太田彌生 河内琢夫 中川俊郎 野澤啓子 松尾祐孝
出演者:姫本さやか(フルート) 哲J(ディジュリドゥ)
井上雅代(チェロ) 松平 敬(バリトン)
村田厚生(トロンボーン) 中川俊郎 野澤啓子(ピアノ)
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お好みのドリンクのグラスを傾けながら、
何が飛び出すかわからない過激な現代音楽的
ゲリラ・ライヴをじっくりとお楽しみください。
乞うご期待!

https://www.facebook.com/深新會-140958179595880/?fref=ts         
※ facebookのメッセージ機能で問合せや予約を受け付けています。
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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第4楽章」解説・・・・・

いよいよ合唱(と独唱)が登場する、終楽章に進みます。
第1~3楽章を通じて、「順次進行3音」の素材を周到に配置して
聴き手の潜在意識に浸透させて、この楽章を迎えます。

そして、下記の段落構成1)の中で第1~3楽章の音楽が
回想される中、「順次進行3音」の素材による究極のメロディー=
すっと探し求めていたテーマ=「歓喜の歌」への萌芽が現れ、
そして遂に、2)の部分で「歓喜の歌」が、
コントラバスで奏されて現出するのです。
カタカナ表記でメロデフィーを簡単に書くと、
「ファ♯~ソラ」ラ「ソファ♯ミ」「レ~ミファ♯」ファ~ミミ~
「ファ♯~ソラ」ラ「ソファ♯ミ」「レ~ミファ♯」ミ~~レレ~
ミ~ファ♯レ「ミ~ファ♯ソ」ファ♯レ「ミ~ファ♯ソ」
「ファ♯ミレ」ミラ「ファ♯~~ファ♯ソラ」
ラ「ソファ♯ミ」「レ~ミファ♯」ミ~~レレ~
という具合で、「 」で示した「順次進行3音」素材の
組み合わせであることが一目瞭然です。
第1楽章冒頭の第1主題から、ずっと探しに探して居たテーマが、
遂にここに見つかるという訳ですから、「第九」は
全曲を通して聴いてこそ本当の価値を体験できるのです。

段落構成を簡単に記しましょう。
1)序奏+レチタティーヴォ(器楽のみ/第1~3楽章の引用有り)
2)「歓喜の歌」テーマと1~3変奏(器楽のみ)
3)序奏+レチタティーヴォ(声楽付)
4)「歓喜の歌」4~6変奏(声楽付)
5)トルコ行進曲的発展=「歓喜の歌」7~8変奏(声楽付)
6)フーガ的発展(器楽のみ)
7)「歓喜の歌」再現~9変奏(声楽付)
8)コラール(声楽付)
9)二重フーガによるクライマックス=
  「歓喜の歌」と「コラール」の融合(声楽付)
10)終結部 Ⅰ
11)終結部 Ⅱ
となります。

1)~7)を「歓喜の歌」の部分=第1部と捉えます。すると、
1)2)が提示部(器楽のみ)
3)4)が再提示部(声楽付)
5)6)が展開部
7)が再現部
というように、協奏曲風ソナタ形式を応用した構成という事が
理解できます。変奏曲形式とソナタ形式とフーガの技法の、
高度な統合が図られているのです。
そう考えると、ホグウッド&エンシェント盤(下掲写真)の
5)と6)における遅めのテンポ設定が
俄然しっくり感じられるようになります。
早めのテンポでは、ベートーヴェンの展開部としては
あまりにも短すぎるのです。
遅めのテンポでじっくる聴かせて展開部の存在感を彫琢する
演奏を、私は支持します。

8)を、対立要素の提示=第2部と捉えます。
この作品は、人類愛交響曲とでも言うべきものです。
シラーによるテキストの内容も正にそういった内容です。
ベートーヴェンは、そのテーマを、
音楽形式構成でも具現してみせているのです。
「歓喜の歌」の部分=第1部に対して、
異人種・異民族・異国家・異宗教・異宗教・・・etc
を象徴する対立要素をコラール=第2部として提示して、
続く第3部でそれらが共同作業(融合)を果たす、
つまり、様々な差違や壁を乗り越えて皆が手に手を携えて
協力していくという人類愛・博愛を、
音楽そのものの形式構成でも表現しているのです。
何と素晴らしいことでしょうか!

したがって、9)10)11)を第3部と捉えます。
特に、9)の二重フーガが印象的です。
「歓喜の歌」に由来するテーマ=
「ファ♯~ファ♯ソ~ラ」ラ~「ソファ♯~ミ」
「レ~レミ~ファ♯」ファ♯~「ミレ~ド♯」
「シ~シド♯~レ」レ~「ド♯シ~ラ」
ソ~「ファ♯ミ~レ」ラ~ララ~・・・と
「コラール」の主要音型を敷延したテーマ
レ~~レ~~ド♯~~ラ~~
シ~~シ~~ラ~~ファ♯~~
ソ~~ソ~~ファ♯~~レ~~
シ~~シ~~ラ~~~~・・・が重なって奏されて、
様々な差違や壁を乗り越えて皆が手に手を携えて
協力していくという人類愛・博愛を、壮大に象徴します。
ですから、この部分がこの作品の
クライマックスであるべきなのです。
続く10)11)の部分でも、意識して聴いていると、
「歓喜の歌」や「コラール」の音型をいたるところから
聴き出すことができます。

音楽そのものの構成に思想を盛り込んだベートーヴェンの
このアイデアは、本当に凄いと思います。
クラシック音楽という範疇を超えて、
人類の偉大なる文化財産として、
今後も語り継がれ、演奏され続けていくことでしょう。

余談ですが、この「第九」を1枚のディスクに収められるように、
CDの企画が約74分に決定したという話もあります。

この暮れに「第九」をお聴きになる方も多いと思います。
どうぞ、第1楽章から最後まで、耳を凝らして、
存分に味わってください。


上記解説で言及した、クリストファー・ホグウッド指揮/
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックのCDです。
L'OISEAU-LYRE / F25L-29148 / CD
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・ホグウッド盤

中高生時代によく聴いたのは、指揮=小澤征爾/
管弦楽=ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
合唱=アンブロジアン・シンガーズによるLPでした。
PHILIPS / SFX-7996~97(6700-085)
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・小澤征爾盤

これまたかつてよく聴いた伝説的名盤、
フルトヴェングラーのバイロイト盤LPです。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
EMI(Anhel)EAC-60027
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・フルトヴェングラー盤
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月曜朝の記事シリーズは、
アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行
「国産鉄道コレクション」の記事と
付録模型の紹介を続けています。
今回は第24巻になります。

本号の付録は、往年の流線型ブームの中で
独特の存在感を醸し出していた液体式気動車、
キハ07形のNゲージサイズ模型でした。

国産鉄道第24巻パッケージ

いつものようにパッケージの梱包を解きましょう。
奥から冊子が姿を現します。

第24巻冊子

巻頭記事は通常通り、私鉄の名車の紹介です。
本号では、かつて西鉄特急で華々しく活躍した
西日本鉄道2000形の登場です。
華麗な6両固定編成が颯爽と走る姿は魅力的でした。

西鉄2000形

後続の記事は、少々地味ではありますが、
貨物車両の特集が続いていました。

キワ90形有蓋貨物動車

キワ90形有蓋貨物動車は珍車中の珍車です。
1960年代に2両のみ試作されて南九州で運用されたものの、
モータリーゼーションの流れに消えていった、
自走式の貨車でした。

貨物列車の車掌車の特集も懐かしい内容でした。
現在の貨物列車には車掌車がほとんど連結されていませんが、
かつては必ず最後尾にその姿がありました。
現在では埼京線や湘南新宿ラインが頻繁運転されている
山手線の西側路線で並行する旧山手貨物線にも、
勿論車掌車が連結された貨物列車が走っていたのです。

車掌車物語

その他、直流区間と交流区間の境界に在る駅として有名な
黒磯駅の地上切換方式の説明も興味深い内容でした。

黒磯駅の地上切換方式

そして巻末に真打ち登場、キハ07形液体式ディーゼル動車の
特集記事となります。
昭和8年から運用が開始され、最後の1両は何と
21世紀に入っても現役だったという強者です。

キハ07形液体式ディーゼル動車

付録のNゲージサイズ模型もなかなか精巧で、
眺めていて飽きません。

付録模型:キハ07形液体式ディーゼル動車

「国産鉄道」シリーズはまだまだ続きます。
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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・第3楽章」解説・・・・・

古典派に確立したソナタ・交響曲の楽章構成の基本形は、
ソナタ形式に夜冒頭楽章→
緩徐楽章→
舞曲楽章(メヌエットまたはスケルツォ)→
ロンドまたはソナタ形式による終楽章
という4楽章でした。

ところが、この「第九」は中間楽章の順序を入れ替えています。
楽章の順番くらいは別に大した問題ではないと
思われるかもしれませんが、上記の4楽章構成の成立経緯には、
舞曲による組曲を核としたヨーロッパ芸術音楽の器楽作品の
歴史・伝統の中で育まれたものですから、
実は結構な大事件なのです。

終楽章を、声楽をも導入した未曾有の規模に壮大な音楽に
しようと考えると、直前の音楽は速度の早いスケルツォよりも、
心を鎮めて終楽章を迎えるように深遠な緩徐楽章が
相応しいということなのでしょう。
それにしても、なんと厳かなで美しい音楽でしょうか。

この楽章には、二つの主題が登場します。
冒頭から登場して、全曲わたって何度も奏される
主要主題は・・・
レ~~~ラ~~~シ♭~~~「ファ~~ミ♭レ~」
ファ~「シ♭~~~ドレ~」ファミ♭ド~・・・
楽章前半に二度奏される副主題は・・・
ファ♯~ミ~~「ミ~ファ♯ソ」ミソファ♯~
「ファ♯~ソラ」ファ♯ラソ~「ラシド♯」ミレ~・・・
といった具合です。
ここでも、昨日・一昨日の記事で説明した
第1楽章と第2楽章の主題達と同様に、
「 」で示した「順次進行3音」が
重要な構成素材になっていることが判ります。

そうなのです。この「順次進行3音」の
三つの楽章にわたる深層心理への刷り込みが、
来る終楽章で遂に登場する「歓喜の歌」のあの旋律に
聴き手を無意識のうちに誘っているのです。

明日はいよいよ、その終楽章の解説に進みます。


写真は、この楽章の厳かな緊張感に寄せて、澄んだ空気が
ピーンと張りつめたような雪景色をアップしましょう。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-澄んだ空気の雪景色
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県道沿いの踏み切りを撮影ポイントに定めて、
列車が現れるのを待ちました。

警報器が鳴って列車が遠くから現れました・・・
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-気動車列車接近

次第に接近・・・
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-気動車列車と踏み切り

目の前をあっという間に駆け抜けます・・・
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-列車の踏み切り通過

軽い走行音とディーゼルエンジンの轟音を響かせて、
養老渓谷方向に向けて走り去っていきました。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-養老渓谷方面へ走る小湊鉄道列車

真後ろから眺めると、ローカル鉄道らしい軽い規格の
線路(軌道)の様子が見て取れます。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ローカル線ならではの軽規格線路

列車が視界から消えて、あたりは再び静けさを取り戻します。
背後には、このような農村風景が変わらず広がっていました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-再び静まら風景に戻って・・・

日本に晩秋・初冬の何気ない風景は、とても心に滲みました。
心の洗濯ができた、紅葉狩り&プチ鉄のミニ旅行でした。
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YouTube / 羽生結弦選手が史上初の300点超え
      となる322.40の世界最高得点で優勝 
      #Yuzuru HANYU #羽生結弦



フィギュアスケートの<グランプリ・シリーズ>の一環として
毎年この時期に開催されている<NHK杯>の
男子シングル決勝のフリーが今夕に行われました。

昨日のショートプログラムで、106.33点と出して
ダントツの首位に立っていた羽生結弦選手が、
フリーでもほぼ完璧と思われる演技を見せてくれました。
3回の4回転ジャンプやその他のコンビネーションジャンプを
次々と見事に決めて、しかも全体のエレガントな滑りと演技は
芸術的でもあるという充実した内容で、
216.07点というフリー史上最高得点をマークしました。

遂に史上初の総合得点300点台を叩き出しました。
しかも、軽々と300点を越えて、322.40点です。
本人も満足感で一杯だった様子で、
会場全体も歓喜と興奮の坩堝と化していました。

まだまだ進化が停まらない羽生選手は、
これから更にどのような境地に達していくのでしょうか。

頑張れ日本! がんばろうニッポン!

世界最高得点!
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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第2楽章」解説・・・・・

交響曲は、謂わば、オーケストラの為のソナタです。
古典派に確立した多楽章ソナタは、
ソナタ形式による冒頭楽章・緩徐楽章・メヌエット・終楽章
という4楽章構成がスタンダードとなりました。
やがて、メヌエットはスケルツォにとって替わられて、
ベートーヴェンの交響曲では、
ソナタ形式・緩徐楽章・スケルツォ・終楽章
という構成がスタンダードになりました。

ところが、この「第九」では、
第2楽章にスケルツォが置かれています。
理由は、勿論お解りの方も多いでしょうが、
明日の第3楽章の記事で言及するしましょう。

さて、このスケルツォ、
当時の舞曲楽章(メヌエットやスケルツォを分類して称します)
としては異例の規模を誇っています。
反復記号を遵守すると、
10分を遥かに超える演奏時間になります。
何と、スケルツォ主部がソナタ形式で構成されていて、
トリオ(中間部)を挟んで繰り返して、
またソナタ形式による主部を演奏してから、
もう一度トリオに突入すると見せかけおいて、
スパッと終わるフェイクが見事な短い終結部で楽章を閉じます。
つまり、ソナタ形式を二度聴くことになるのです。

この構成は、後世の作曲家、シューベルトによって、
交響曲第8番「ザ・グレイト」の
第3楽章スケルツォで応用されています。

さて、スケルツォ主部の第1主題は・・・
ラ・ララ・「レミファ」「ミファソ」「ファミレ」
「シ♭ラソ」「ファミレ」「ド♯レミ」レ・・・
という具合です。

スケルツォ主部第2主題は・・・
「ド~レミ」「ファ・ミレ」・ドレ・ド
「ミ~ファソ」「ラ・ソファ」・ミファ・ミ・・・
という具合です。

トリオの主題は・・・
「レ~~ミファ♯~~」ソラ「ソ・ソ・ファ♯・ファ♯・ミ」
・・・という具合です。

どれも、昨日の記事の第1楽章の二つの主題と同様に、
「順次進行による3音」を組み合わせて
創られていることが判ります。


写真は、伝説的名盤として有名な
フルトヴェングラーのバイロイト盤LPのジャケットです。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
EMI(Anhel)EAC-60027

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・フルトヴェングラー盤
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「上総牛久駅」を訪ねた後、
今度は列車が走っているシーンを撮りたくなって、
ダイヤを確認して手軽な撮影ポイントを探しました。

養老川に架かる赤い鉄橋が、
ローカル鉄道の雰囲気を盛り上げています。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-養老川に架る赤い鉄橋

この後、更に撮影のしやすいポイントを探してみました。
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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第1楽章」解説・・・・・

ベートーヴェンが確立した四部構成のソナタ形式、
即ち、提示部・展開部・再現部・終結部から構成されています。
しかも、4角部分が概ね均衡した小節数になっていて、
均整の取れた構造美を持っています。
また、バロック時代の舞曲の構成の名残を留める
提示部終始の反復記号が、遂に姿を消しているところにも、
時代の推移を認めることができます。

この冒頭の開始の手法は、既に語り尽くされていますが、
実に独特なものです。
空虚5度の響きから動機が断片的に見え隠れしながら
次第にヴォルテージを挙げて、
遂には総奏による第一主題に至るというドラマは、
何度聴いても劇的です。

後世の作曲家、例えばブルックナーは、
明らかにこの手法の虜になって、
同じようなスタイルの冒頭楽章の開始を、
ほとんど全ての交響曲で採用しています。
また、フランクの「交響曲ニ短調」の第一楽章の
第1主題の提示方法も、この楽章の
アイデアを拡大したものに他なりません。

さて、この第一楽章の第1主題と
第2主題(分析によってはその導入句)の音型を、
カタカナ表記で書いてみましょう。

まず第1主題は・・・
レラ~ ファレ~ ラファ~ ラファレ~
「ファミレ」ラ・ソ・ミ・ラ・「レ・ミ・ファ・・・」
「ソ・ラ・シ♭~~~」ラソファミレド♯・・・
という具合ですが、「 」で囲んだ所が、
順次進行(音階の隣の音に滑らかに進行する2度進行)による
3つの音というパターンになっています。

そして第2主題は・・・
「ミ♭~~~ファソ」「ソ~ファミ♭」「ミ♭~レド」
ド~シ♭・・・という具合ですが、
やはり、「 」で囲んだ所が、
順次進行による3音のパターンになっています。

「順次進行3音」のキーワードを覚えておいてください。
明日以降の記事の後続楽章の解説に続きます。


写真は、中学生~高校生時代によく聴いたLPのジャケットです。
PHILIPS / SFX-7996~97(6700-085)日本発売/1974年
指揮=小澤征爾
管弦楽=ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
合唱=アンブロジアン・シンガーズ

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・小澤征爾盤
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昭和レトロな雰囲気の「上総牛久駅」の風景を
もう少しご案内しましょう。

待合室から改札口を眺めるとこんな感じです・・・

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-待合室から改札口を臨む

ホームに上がると、旧国鉄時代の地方の駅を
彷彿とさせてくれる、懐かしい風景が広がっていました。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-上総牛久駅構内風景1
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-上総牛久駅構内風景2
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