松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!


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アメリカのニューヨークを拠点に、
日本の現代音楽と伝統音楽の紹介を継続してきた
<ミュージック・フロム・ジャパン>音楽祭が、
今年で創設40周年を迎えています。

musicfromjapan.org/ (英語)
www.facebook.com/musicfomjapan(主に英語)
http://on.fb.me/1jxp7Hs(日本語/facebookサイト)

主宰者の三浦尚之氏とそのご家族の献身的なご努力によって
この貴重な国際音楽祭は、運営・継続されてきました。
平年の開催は、ニューヨークでの開催が、
現代音楽を中心とした室内楽コンサート1公演、
日本の伝統音楽や邦楽器をテーマとした演奏会1公演、
の2公演を核として、そこに、ワシントンDCや
年によっては東部数州の数都市を巡るツアーが付加
されるといった規模で開催されています。

また、近年では、三浦氏の生地=福島でも
関連ミニ音楽祭が連系して開催されています。

私自身も2007年のツアーと音楽祭に
委嘱作曲家として同行する機会を得ました。
琵琶奏者=田原順子さんがメインのツアーの為に、
私が<琵琶悠遊>(琵琶、笛、打楽器の三重奏作品)
を作曲して、ワシントン(スミソニアン美術館)、
テネシー州大学演奏会、イリノイ州大学演奏会、
ニューヨーク本公演、ニューヨーク郊外演奏会、
の5箇所を巡って、得難い経験を積むことができました。
企画者でありまたツアー・コンダクターまで務められた
三浦氏とそのご家族の多大なご尽力には、
ただただ敬服するばかりでした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-<琵琶悠遊>上演舞台

さて、今年は記念公演の年となっています。
様々な作品が一同に会するコンサートによる
音楽祭が、ニューヨーク、ワシントン、福島、
そして東京で開催されることになっています。
ここでは東京公演をご案内しましょう。

###<ミュージック・フロム・ジャパン
             40周年記念音楽祭>###
  ニューヨーク、ワシントンDC,福島、東京
        2015年2月~3月
  ♪ ♪ ♪ 東京公演@東京文化会館小ホール ♪ ♪ ♪

3月17日(土)
「ミュージック・フロム・ジャパン委嘱作品ハイライト 東京」
 17:45 プレコンサート・トーク 西村 朗 & 三浦尚之
 18:30 コンサート
  中川俊郎 / 岩上の仙人(2007-08 / 日本初演)
  望月 京 / ネクスト・ステップ
  杉山洋一 / 杜甫二首(委嘱新曲 2014 / 日本初演)
  北爪道夫 / 委嘱新曲(2014 / 日本初演)
  西村 朗 / 「ビシュヌの化身たち」より
       第Ⅳ曲「ヌルシンハ(人獅子)」(2011)
  藤家渓子 / 「入日楽」(2004)

3月18日(日)
「東アジアの響き」
 13:30 プレコンサート・レクチャーデモ 
     「東アジアの音を尋ねて」徳丸吉彦
 14:30 コンサート
 [古典]
  日本=「平調の調子」(笙)
  韓国=「ダスルム」(コムンゴ)
  中国=「夕陽笛鼓」(ピパ)
 [現代曲]
  川上 統 / 「夜想」「秋舞葉」(ピパ)東京初演
  ジン・ヒ・キム / 「インフルエンシャル・ダンス」
               (コムンゴ)東京初演
  ネッド・ローゼンバーグ / 「雲海」~笙。ピパ、コムンゴ
                 (MFJ委嘱曲) 東京初演
  
入場料:1公演=4,000円(学生2,000円)
    2公演通し券=6,000円
    (学生券・通し券:東京コんサーツのみ取り扱い)
前売り:東京コンサーツ http://www.tokyo-concerts.co.jp
    東京文化会館チケットサービス 03-5685-06560
    チケットぴあ 0570-02-9999 http://t-pia/jp
    ローソンチケット 0570-000-407 Lコード=33132
問合せ・電話予約:東京コンサーツ 03-3226-9577

MFJ40周年記念音楽祭
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土曜日のブランチタイムは
「映画は楽し!」シリーズをアップしています。
隔週で掲載している「刑事コロンボ」シリーズも
回を重ねて、遂に41作目となりました。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしています。

「NBCミステリー・ムービー」で定例放映化となった
「刑事コロンボ」第1シーズンは、
若き日のスティーヴン・スピルバーグが監督した
第3作「構想の死角」から第9作「パイルD-3の壁」まで、
計7作品がその第1シリーズとなりました。
そしていよいよ第2シーズンの最後の作品の紹介となります。
通算第17作「二つの顔」です。

DVD「二つの顔」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.41###
         「二つの顔」

監督=ロバート・バトラー
脚本=スティーヴン・ボコチ 
   ピーター・アラン・フィールズ
原案=ジャクソン・ギリス 
   リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク
製作=ディーン・ハーグローヴ
撮影=ハリー・ウルフ
音楽=ディック・ベネディクティス
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
マーティン・ランドー
    (デクスター・バリス&ノーマン・バリス役)
ポール・スチュアート(クリフォード・バリス役)
ジュリー・ニューマー(リサ・チェンバース役)
ジャネット・ノーラン(ベック夫人役)


隔週刊「刑事コロンボ」vol.41

この回には、テレビシリーズ「スパイ大作戦」や
ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」で、
「エド・ウッド」でアカデミー助演男優賞を受賞した
名優=マーティン・ランドーが、
犯人役の双子の兄弟約で出演しています。

「刑事コロンボ」第2シリーズの最後を飾る今回に、
製作サイドは凝りに凝ったストーリーを用意したのです。
いつものように「倒叙」手法を採りながら、
双子の兄弟の存在が途中に判明したことから、
真犯人を解くという謎解きミステリーの要素も
入ってくるという、予想外の展開になるのです。

この第2シリーズは第1シリーズを上回る人気を博し、
1973年度のエミー賞5部門にノミネートされる等、
その存在と人気を不動のものとしたのでした。

ヘンリー・マンシーニによる有名なテーマ音楽、
厳密には「NBCミステリームーヴィーのテーマ」の
YouTubeをリンクしておきましょう。

YouTube / 刑事コロンボのテーマ
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北海道へのスキー旅行では、
食の楽しみも存分に味わうことができます。
ある日のブッフェ・ディナーはこの通り、
栄養満点で美味しかったです。

スキーを思い切り滑らせた後の疲れが一気に吹き飛び、
翌日も元気にゲレンデに飛び出すことができました。

雪景色&シャンパン

先ずは、雪景色を肴にシャンパンで乾杯!
そして、パンプキン・ポタージュ、
ソーセージやシーフードの盛り合わせオードブル、
をゆっくり食べました。

スープ&オードブル&サラダ

メインには、十勝牛のステーキと
銘柄豚のグリル、そして付け合わせの北海道野菜
を楽しみました。

十勝牛&ポーク&野菜焼き

最後には、更にチーズ等をチビチビつまみながら
雪景色を愛でながらシャンパンの残りを味わいました。

北海道スキー旅行は、何度行っても飽きません。
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私が近年、集中的に作曲をしている"琵琶"という楽器を
真摯に学んでいる方々が集う<聚の会>は、
筑前琵琶奏者の田原順子さんの下に学ぶ方々の会です。

毎年二月頃に演奏発表会を開催してこられていますが、
今年は明日の開催です。
昨年9月に開催した<松尾祐孝邦楽器作品個展>で、
全曲版が初演されたばかりの最新作<歳時記>も、
明日に再び全曲演奏されることになっています。

伝統的な古典曲目、自作自演、現代作曲家の委嘱作品等、
様々なレパートリーが数多く演奏されます。

お時間の許す方、興味の有る方、
入場無料の長時間マラソンコンサートですので、
途中からでも気軽に足を運んでみませんか。
勿論、私も会場に伺うことにしています。

聚の会チラシ

###<聚の会~田原順子と琵琶の会~###

2015年2月28日(土) 13時開演 @ 吉祥寺シアター
         入場無料
演奏曲目
 ♪ 古典語り物
  「斎藤実盛」「本能寺」「淀君」 他 
 ♪ 現代曲・合奏曲
  「早蕨ルフラン」「回廊の甍」「歳時記」 他

 演奏=琵琶教室受講生
     府中教室 
     よみうりカルチャー横浜
     よみうりカルチャー恵比寿
     よみうりカルチャー八王子
     よみうりカルチャー町田
     よみうりカルチャー川口
 指導=田原順子

聚の会チラシ

13時に始まって、おそらく夜7時近くまで続く
マラソンコンサートになることでしょう。
どうぞごゆっくりお楽しみあれ・・・!
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アントニーン・ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)
の交響曲探訪を続けてきましたが、
今日がいよいよ最終回になります。

ここで、もう一度ドヴォジャークの交響曲の
作曲年代等の一覧をおさらいしておきましょう。

<交響曲第1番 ハ短調 作品3 / B.9 「ズロニツェの鐘」>
 1865年作曲 / 1936年初演@ブルノ
<交響曲第2番 変ロ長調 作品4 / B.12>
 1865年作曲 / 1887年改訂 / 1888年初演@プラハ
<交響曲第3番 変ホ長調 作品10 / B.34>
 1873年作曲 / 1874年初演@プラハ
<交響曲第4番 ニ短調 作品13 / B.41>
 1874年作曲 / 1874年第3楽章のみ初演
       / 1892年初演@プラハ
<交響曲第5番 ヘ長調 作品76 / B.54>
 1875年作曲 / 1879年初演@プラハ
<交響曲第6番 ニ長調 作品60 / B.112>
 1880年作曲 / 1881年初演@プラハ
<交響曲第7番 ニ短調 作品70 / B.141>
 1884-85年作曲 / 1885年初演@ロンドンで初演
<交響曲第8番 ト長調 作品88 / B.163>
 1889年作曲 / 1890年初演@プラハ
<交響曲第9番 ホ短調 作品95 / B.178「新世界より」>
 1893年作曲 / 1893年初演@ニューヨーク

「第1番」と「第2番」で習作期ながら大規模な交響曲を
書く修練を積んだアントニーンは、
ボヘミアの作曲家ならではの独創性を磨きながら、
「第3番」「第4番」「第5番」を
ますで成長期のように集中的に書き上げ、
そして「第6番」「第7番」「第8番」「第9番」と
シンフォニストの名に相応しい音楽性と風格と備えた
名曲を遺してくれました。

晩年にアメリカはニューヨークのナショナル音楽院から
破格の待遇によって招かれて赴任した際に、
ニューヨーク・フィルハーモニックからの委嘱作品として
誕生した交響曲が、その最後の「第9番」です。
当初は、5番目に出版されたために
「第5番」と呼ばれていましたが、
ベートーヴェンやブルックナーに並んで
交響曲の作曲が"第9番"まで到達したのです。
音楽史上、正に偉業です。

内容は、しばしばアメリカ的と語られたりもしますが、
黒人霊歌等の影響も散見されるものの、
故郷ボヘミアに向けた望郷の手紙と、
祖国を遠く離れた新大陸(新世界)の大地で生きていく
固い決意が感じられる内容に感じられます。
総合的には、やはりボヘミアの作曲家ならではの
個性と魅力に溢れている名曲と言えるでしょう。

私の仕事場のライブラリーには、このCDがあります。
最初にリリースされたLP盤は、
日本レコードアカデミー賞で"最優秀録音賞"を受賞した
名盤で、CD盤を聴いても未だに音質の確かさと
音像の鮮明さと空間の広がりが感じられる聴感に
驚きを禁じえません。正に名盤です。

ドヴォジャーク/交響曲第9番「新世界より」
 スラヴ舞曲 第1番 第8番 第10番 第16番
  ヴァーツラフ・ノイマン指揮/
  チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 SUPRAPHON / COCO-6751
「新世界」ノイマン盤

<交響曲第9番 ホ短調 作品95 / B.178「新世界より」>
 1893年作曲 / 1893年初演@ニューヨーク

[第1楽章]
遠いアメリカから故郷ボヘミアを想う気持ちのような
哀切な調べが弦楽器で奏でられる序奏に始まった後、
アルペジオ音型が印象的な第一主題、
民俗的な香りが漂う第二主題、
さらには懐かしさが込み上げてくるような第三主題が
滾々と湧き出るように提示された後、
短めながら勇壮で充実した展開部が
クライマックスに達したところで
第一主題の再現に到達して、
その後は多少の変容が加えられた再現部に入ります。
そして、短いながらも力強い終結部(コーダ)
によって楽章が結ばれます。
3主題タイプの見事なソナタ形式による冒頭楽章です。

[第2楽章]
コラール調の序奏の後に、
日本では教科書にも掲載されている
「家路」と題された歌曲にもなっている有名な旋律が、
コールアングレで歌われます。
中間部の後半のクライマックスでは、
第1楽章の第一主題とこの楽章の主要主題が
重ねられて高らかに響き渡ります。

[第3楽章]
ABACABAcodaの標準的なロンド形式に沿った
大きな構成によるスケルツォ楽章です。
スケルツォらしい厳しい楽想とスラブ的な魅力と
アメリカ大陸で誕生した雰囲気が見事にバランスした
素晴らしい舞曲楽章です。
コーダでは、第一楽章の第一主題と第三主題の動機が
一瞬ですが高らかに回想されます。

[第4楽章]
短い序奏に引き釣り出されるように、
力強い第一主題から提示部が始まります。
第一主題の提示部の後の民族舞曲風の推移部の中で、
一度だけシンバルが鳴らされます。
提示部の終盤から展開部にかけては、
先行楽章の各主題の動機が随所に素材として活用され、
全曲の展開といった様相を呈しながら
クライマックス突き進んでいきます。
そして力強く第一主題が再現した後、
綿密な変容を施された再現部が続きます。
そして、一旦音楽が落ち着いた後に、
もう一度栄光を掴み取るかのように
音楽が立ち上がっていき、雄大に全曲を閉じます。
最後の和音の扱いが極めて個性的で、
フェルマータで持続させながら
デフィミニュエンドで減衰していきます。
このフェルマータの表現は、
長い間あまり伸ばさないことが一般的でしたが、
若き日の小沢征爾さんが録音でしっかり伸ばしたことから、
このフェルマータの表現を忠実に守る傾向が
強くなっってきたそうです。

YouTube / ドヴォルザーク: 交響曲 第9番 ホ短調
     作品95 《新世界より》 カラヤン 1964


この作品は、ドヴォジャークの代表作であるのみならず、
アメリカで誕生した初めての"おらが祖国の交響曲"
となった意義は極めて大きく、以後のアメリカでの
アメリカ人によるオリジナル作品の誕生を期待する
貴重な契機となったのでした。

ドヴォジャークの交響曲探訪は、これにてお開きです。
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普段は夜が遅い音楽家タイプの生活をしているために、
朝食を遅めにとることが多い私ですが、旅先では
早起きして朝御飯をもるもり食べるようになります。

ましてや毎年恒例のスキー旅行では、
寒さと滑走で体力を使いますから、
たっぷりと朝御飯を食べます。

今シーズンのスキー場でのある朝食は、
こんな組み合わせになりました。
ブッフェ(バフェ)で自分でチョイスしました。

ゲレンデの朝食

♪ 朝粥~"ゆかり"のトッピング
♪ 具沢山の味噌汁
♪ 肉ジャガ
♪ 湯豆腐~花鰹かけ
♪ とろろ~鱈子乗せ
♪ 烏賊塩辛
♪ 温泉卵
♪ ヨーグルト&フルーツカクテル
♪ トマトジュース
♪ アップルジュース
♪ ミルク珈琲


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ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)の交響曲の探訪も
いよいよ終盤になってきました。
今日は、名曲として広く知られる「交響曲第8番」です。

イギリスの出版社から楽譜が刊行されたために、
一時期は「イギリス」等という作品の本質とは
全く無関係な副題が付されていたこともありました。
しかし、音楽的にはむしろ最もボヘミア的な、
ドヴォジャークならではの魅力の宝箱のような交響曲です。

この曲の初演の直前の1888年に「交響曲第5番」が
ジムロック社から出版された事にも関連性があると
推察されるのですが、この「第8番」は、
「第5番」と同様の音楽性を一段と成熟した筆致によって
独創性とボヘミア的な魅力を増して完成された作品、
と私には考えられます。

さて、この曲にまつわるエピソードを一つ・・・
指揮者:尾高忠明&東京フィルハーモニー交響楽団が、
大規模なヨーロッパ演奏旅行を行った際に、
この「第8番」をメインとしたプログラムを
本場チェコスロヴァキア(当時の呼称)で演奏したところ、
聴衆に熱狂的に支持されて、一部の現地ファンが
バスを仕立ててツアーの"追っかけ"を敢行して、
ドイツ公演等にも聴きに来たという逸話が残っています。

私の仕事場のライブラリーには、このCDが在ります。

ドヴォジャーク/交響曲第8番&第4番
 ヴァーツラフ・ノイマン指揮
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 SUPRAPHON / COCO-73001
ドヴォジャーク交響曲第4番


<交響曲第8番 ト長調 作品88 / B.163>
 1889年作曲 / 1890年初演@プラハ

[第1楽章]
ボヘミアの田園風景、森の情景等が、
次々と瞼の裏に浮かんでくるような、
素朴な魅力に溢れた、ソナタ形式による冒頭楽章です。
終結部の盛り上がりはなかなか劇的です。

[第2楽章]
短調のよる哀切な楽想が支配する主部と、
明朗な中間部が見事な対照を見せる
メロディー・メイカー=ドヴォジャークらしい、
魅力的な緩徐楽章になっています。

[第3楽章]
ドヴォジャークは、この交響曲の第3楽章に、
歌劇《がんこな連中》から楽想を転用した
ボヘミア風のワルツによる舞曲楽章を、
スケルツォに替えて置いています。
民俗的な躍動感に溢れた音楽です。

[第4楽章]
パッサカリア(シャコンヌ)という変奏曲様式を
採用したブラームスの「交響曲第4番」の終楽章に
刺激を受けた作曲家は、この終楽章を
自由な変奏曲形式によって作曲しました。
ブラームスの厳格な変奏とは異りますが、
次々と繰り出される様々な変奏に、
ドヴォジャークならではの伸びやかで自由な楽想の飛翔が
見事の展開されていきます。

全曲の演奏時間は40分足らずという、
やや小さめの規模ではありますが、
この作曲家の代表作に相応しい、
魅力と独創性を湛えた名曲です。

YouTube / パイタ ドヴォルザーク交響曲第8番
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私は、二十歳の頃に始めた(アルペン)スキーを、
未だに止めずに続けているアマチュア・スキーヤーです。

(アルペン)スキーは、雪・雪面とスキー・スキーのエッジを
コンタクトさせて、斜面を滑り降りるスポーツ&レジャーです。
屋外環境ですから、スキー場やその中のコース・斜面によって、
コンディションは変わってきます。

また、同じスキー場の同じコース・斜面でも、
日によって、或いは時間帯のよって、
天候・陽の当たり具合・気温・風向・風力によって、
雪面の状況は刻々と変化しますし、場合によっては激変します。

パウダースノーがフンワリ降り積もった新雪・深雪を
雪煙を上げて滑る快感は、何物にも変え難いものです。
低温で引き締まった圧雪を高速パラレルで滑走する
スピード感も、私の心を虜にしています。
温度が上がって湿雪になってくると、ゲレンデの様相は一変、
滑るのに相当に力と注意が必要な状況になります。
さらにそれは冷えて固まってアイスバーンになろうものなら、
無理に曲がろうとしたり制動を掛けようとすると、
必ず転んでしまうような、エッジが全く役に立たないような
劣悪なゲレンデ環境に陥ってしまします。

これらどのような場合でも、スキーを滑るという行為のコツは、
重心の取り方とその移動という要点に集約されます。
そして、その重心の移動の感覚が肝心なのです。
放物線運動と楕円運動にほぼ全てを集約できるのです。

自然界に存在する物の動きは、
天体の運行や物の落下を考えれば明白な通り、
放物線運動と楕円運動しかないといっても過言ではありません。

こういった感覚を身をもって体得し得た後、
私は音楽を頭でなく身体で理解する能力が、
しっかり身に付いた気がしています。

そして、その重心移動の動きは、
指揮のタクトの動きにもそのまま応用が利くのです。
リズム感・グルーヴ感は、正に重心移動の感覚なのです。

スポーツと音楽は、極めて近い関係にあります。
演奏という行為そのものが、運動生理学的に言えば、
スポーツそのものと考えられるのではないでしょうか。

スキーという生涯スポーツに出会えた事に、
私は心から感謝をしているのです。
さて、この冬は、どこのスキー場に行こうかな!


スキー場ではいつもご機嫌の私です!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ゲレンデの雄姿

今年もゴーグルは替えてこんな出で立ちです!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-2012年のスキー出で立ち
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ドヴォジャークの交響曲の探訪を続けています。
今日は「第7番」の紹介です。

「第6番」からシンフォニストとしての地位を
確固たるものしていく道程を登り始めた頃、
その「第6番」が大好評を博していたロンドンに招かれ、
歓待を受けたイギリス旅行の後に、
フィルハーモニー協会から名誉会員に推挙され、
同時に交響曲の委嘱も受けました。ドヴォジャークは、
折りから耳にしたブラームスの「交響曲第3番」の
初演にも刺激されていたドヴォジャークは、
その委嘱を受けてただちに作曲に取りかかったそうです。
初演はロンドンで行われ、作曲家自ら指揮をしました。

このような経緯から、この「第7番」は、
ブラームスの「交響曲第3番」との近似性を
指摘されることもありますが、
スケール感ではブラームスを凌ぐ伸びやかさもあり、
確固たる独創性と音楽性を湛えた名曲と言えるでしょう。

私の仕事場のライブラリーには、このCDが在ります。

ドヴォジャーク/交響曲第3番&交響曲第7番
 チョン・ミュンフン指揮/
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 グラモフォン / POCG-10014
ドヴォジャーク交響曲第3番

<交響曲第7番 ニ短調 作品70 / B.141>
 1884-85年作曲 / 1885年初演@ロンドンで初演

[第1楽章]
重々しく始まる第一主題と明朗な第二主題の
コントラストが印象的な、
ソナタ形式による冒頭楽章です。
直前に書かれた序曲「フス教徒」の主題の動機も
巧妙に絡められて書き進められた楽章です。

[第2楽章]
ドヴォジャークが書いた緩徐楽章の中でも
とりわけ美しいと評価の高い音楽です。
例によって自由な(複合)三部形式による構成です。
コラール風の導入の後、木管楽器のそれぞれの個性が
対位法的に絡み合う主要主題と、弦楽器を中心に
柔らかに歌われる副次主題による主部の後、
ホルンによる牧歌的な主題が印象的な中間部が
大らかなクライマックスに到達します。
やがて主部が回帰して対位法的な発展も見せた後、
最後は序奏の雰囲気の内に閉じられます。

[第3楽章]
「第6番」のスケルツォに続いて、
チェコの伝統的舞曲=フリアントのリズムが
音楽性を主導する舞曲楽章になっています。
中間部は長調になると共に速度を落として、
対位法的な手腕が発揮されて発展的な音楽になります。
二度目の主部はやや短く再現されますが、
その後に眺めの終結部(コーダ)が付されています。
フリアントの持つ躍動感と情緒溢れる旋律性が相俟って
独自性の高いスケルツォ楽章になっています。

[第4楽章]
第1楽章の副次的素材から紡ぎ出されたと思われる
悲劇的でコラール風でもあ第一主題と、
いかにもボヘミア的な田園風で晴朗な第二主題が、
起伏の起きな終楽章を彫琢していきます。
それほど演奏時間が長くなない楽章ですが、
再現部に続く終結部(コーダ)は長大で壮大です。
力強い勝利の宣言のように、高らかに全曲を閉じます。

YouTube / パイタ ドヴォルザーク交響曲第7番


この「第7番」と「第8番」、
そして"新世界交響曲として名高い「第9番」が、
今日ではドヴォルザーク(ドヴォジャーク)の
"三大交響曲"と認識されています。
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日本現代音楽協会主催のコンサート・シリーズ、
<現代の音楽展>の季節がやってきました。
今年の副題(テーマ)は
「演奏家と創造の現在(いま)」です。
今日は、全4公演の内の第4夜のご案内です。

このところ当協会との協創活動を積極的に展開されている
気鋭の打楽器奏者=上野信一氏と
フォニックス・レフレクションによる
パーカッション・コンサートです。
独奏作品から6重奏作品まで、
多彩な楽器編成による様々なスタイルの作品が
一挙に演奏される公演に、どうぞご期待ください。
私=松尾祐孝の超難曲<フォノ第10番>も演奏されます。

現代2015第4夜

〈現代の音楽展2015—演奏家と創造の現在〉第4夜
 上野信一&フォニックス・レフレクション演奏会
制作:佐藤 昌弘
2015年3月10日(火)18:30開場/19:00開演
渋谷区文化総合センター大和田6F伝承ホール

 倉内 直子/解放—4人の打楽器奏者のための
 作曲2014年/初演

 森田 泰之進/たうないさい
 作曲2015年/初演

 松尾 祐孝/PHONO no.10
      – a Rhapsody for Percussion solo <π>
 作曲2011年

 郭元/“Mists” for 6 Percussion Players
 作曲2012年/日本初演

 佐藤 昌弘/Nocturne pour Clarinette et Vibraphone
 作曲2015年/初演

 楊暁忠/“Cloud Cluster” for 5 Percussion Players
 作曲2012年/日本初演

※演奏順は変更となる場合があります。

演奏:上野 信一(打楽器)
   ▼フォニックス・レフレクション
   荻原 松美・小俣 由美子・峯崎 圭輔 新野 将之
   ・悪原 至・大場 俊(打楽器)
   板倉 康明(クラリネット)


■チケット(全自由席)
一般=3,000円 学生=1,000円
※学生券は日本現代音楽協会のみの取り扱いとなります。
※未就学児はご入場になれません。

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現代2015第4夜
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