松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!


テーマ:
昨日の記事の最後で予告していた、
凄いバスの話のご紹介です。

演奏会が終わる時間帯、夜8時半から9時位になると、
流石に高緯度とはいえ、夕暮れになってきます。
この日(5月14日)は奇麗な月夜になりました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ドネツクの月夜


そして・・・・・
音楽祭第2夜演奏会の終演後、会場のオペラハウスから
関係者公式ディナーのレストランでの移動のために、
主催者が用意してくださったバスは、
このような車両だったのです・・・!!!

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-旧型バスの佇まい

オペラハウスの前にポツンと停っていた所を見つけた時、
何だか第2次世界大戦の時代から現代に
タイムスリップしてきたのではないかと思える程に、
一種異様な妖気を周囲に醸し出していました。

車内はこんな感じでした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-車内もレトロ

走り出してみると・・・
これがまた本当に時代物といった雰囲気で、
ブウォーーーンという古めかしいエンジン音と、
ゴリゴリをシフトが切り替わるギアの音、
キーンと鳴るブレーキ音、等々、
まあよくも現役で走っているものだと感心する程の、
レトロぶりを発散してくれました。
鉄道ファン&乗り物ファンを自認する私ですが、
流石に東欧圏の旧型バスにまでは知識が及ばず、
詳しい事は全く判りませんが、
とにかく楽しいプチ経験でした。 

最後にとっておきのショットをご覧いただきましょう。
後ろ姿が実にチャーミングだったのです!

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-後ろ姿はもっとチャーミング


さて、ウクライナ訪問記シリーズ、まだまだ続きます。

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
プロ・スキーヤーで登山家の三浦雄一郎さんが、
史上初の快挙を達成しました。
80歳でのエベレスト登頂に成功したというニュースが、
先週末からの日本に駆け巡っています。
おめでとうございます。

80歳の年齢で、しかも度重なる心臓手術を乗り越えて、
8000メートル以上の世界最高峰に挑むという、
信じられないような厳しい挑戦・・・
いったい何に憑き動かされて挑戦するのでしょうか。

本当にめでたく嬉しいことは、実は「無事に下山された」
ということではないでしょうか。
折角に快挙も、事故を伴っては悲劇になってしまいますから。
本当に無事で良かったと思います。

この種の超人的な挑戦の最高齢挑戦というカテゴリーは、
ともするとエスカレートしかねません。
記録更新を狙う余り、無理をして事故に繋がる・・・
そういうことだけは、絶対に起こって欲しくありませんね。

世界的に有名な日本が誇る冒険一家のリーダー、
三浦雄一郎さんの快挙を讃えるとともに、
山に挑む方々全ての無事を、心より祈念したいと思います。

ミウラドルフィンズのHPです。
http://www.snowdolphins.com/

頑張れ日本! がんばろうニッポン!


エベレストには高さではかないませんが、
流麗な姿は誰にも(何処にも)負けない・・・
富士山の雄姿です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-霊峰富士の雄姿

三浦雄一郎氏は、嘗て、1966年に、
この富士山の斜面を直滑降で滑る下りるという
史上初の冒険を成功させています。

なんでも、その時に使用したブレーキ用のパラシュートが、
後にパラグライダーが興隆するきっかけになったそうです。
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
ハードなリハーサルの一回目のセッションが終わり、
遅い昼食をとってウクライナの美味しいビールを一杯飲んで、
一旦ホテルに戻って仮眠をとってから、
音楽祭第2夜のコンサートへ向かいました。

緯度が樺太並に高いウクライナで、
しかもサマータイム中ですから、陽は長いのです。
17時位に一般のオフィスは終業するらしく、
演奏会の開演時刻は概ね18時という設定です。

この日の会場は、フィルハーモニー協会から2ブロック程
離れた所に在るオペラハウスでした。
歩く道すがらの風景を楽しみながら、会場で向かいました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ドネツクの町並み1
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ドネツクの町並み2
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ドネツクの町並み3
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-立派な建物の公共施設
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ドネツクの町並み4


ホテルから約10分歩くと、
目指すオペラハウスが見えてきました。
正式名称は、ドネツク州立アカデミー歌劇場&バレエ劇場
(A. Solovyanenko劇場)というそうです。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-オペラハウスの外観


この夜の演奏会には、
他の都市のオーケストラの協力出演を得て、
ウクライナの作曲家を主体として地元関係の作曲家の
管弦楽曲発表演奏会といった趣でした。
詳しいプログラムは、公式HPをご覧ください。
トップ頁=http://dmma.dn.ua/
カレンダー頁=http://dmma.dn.ua/index.php?option=com_content&view=article&id=5&Itemid=10&lang=en

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-5/14演奏会プログラム


演奏されたそれぞれの管弦楽作品は、
(拡張された)調性手法を取り入れた作品がほとんどで、
一部に現代作曲技法を取り入れるという傾向が、
お国ぶりとして総体的に感じられました。
重量級の交響曲から、ピアノ協奏曲、フルート協奏曲、
アコーディオン協奏曲、管弦楽伴奏歌曲、等々、
全6作品によるバラエティーに富んだプログラムでした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第2夜公演のステージ

さて、この第2夜の演奏会の後、
音楽祭関係者の公式ディナーにお誘いいただいたのですが、
そのレストランに向かうためにチャーターされていたバスが、
いやはや何とも凄い車両でした。
次回の記事のお楽しみです!
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
<WEBサウンド・クリエイター・コンテスト>にご注目ください!

<サウンドクリエイター・オブ・ザ・イヤー>
と言う凄いタイトルを擁して、新しいコンテストが始ります。
そのコンテストの名称は、
<第1回ウェブ・サウンドクリエイター・コンテスト>です。

結果発表エキシビションは、
東京ビッグサイトにクリエイター業界関係者が集結する
<第2回クリエイターEXPO東京>(国際ブックフェア等の併催)
で行われます。

今回の募集テーマは、「日本の元気を発信する!」という内容です。
詳しくは、コンクール公式HPをご覧ください。
http://www.jmecps.or.jp/webscc1

基本的には音源を募集するコンテストですが、
映像を付与した作品も大歓迎です。
音楽クリエイターと映像クリエイターによる
共同制作作品の応募も可能です。

音楽の分野も何でも有り!
ロックでもJポップでもジャズでもアンビエントでも
クラシック系でも先端芸術系でも、何でも大歓迎。
勿論、歌ものでもインストゥルメンタルでもOK!

募集要項は、上記サイトから
ダウンロードできるようになっています。
申込フォームも設定されています。
http://www.jmecps.or.jp/contest_form.php?time=1
我こそはと思う方々の応募を、お待ちしています。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-WEB-SCC
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
ストラヴィンスキーの三大バレエについての記事、
いよいよ今日は最後の「春の祭典」です。

実は、今日=5月29日は、この作品の初演から
丁度100年目にあたります。

1913年5月29日、パリのシャンゼリゼ劇場で、
ピエール・モントゥーの指揮によって
このバレエ音楽「春の祭典」の初演が行われました。
客席にはサン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなどの
錚々たる顔ぶれが揃っていたということです。
公開のゲネプロ(ステージ・リハーサル)は、
平穏無事に終わったそうですが、
本番は大スキャンダルと言われるようになった、
伝説的な大混乱となったことは、あまりにも有名です。

曲が始まると、客席から嘲笑の声が上がり始め、。
次第に野次がひどくなっていき、
賛成派と反対派の観客達がお互いを罵り合い、殴り合りあい、
野次や足踏みなどで音楽がほとんど聞こえなくなり・・・
という前代未聞の状況になったそうです。
タイムマシーンがあったら是非行ってみたい場面です。

翌年に演奏会形式で再演(指揮は再びピエール・モントゥー)は
大成功を博し、以後はロンドンやニューヨークでも絶賛され、
名曲としての不動の地位を獲得していったのでした。

その世紀の初演の指揮者=ピエール・モントゥー
のタクトによる演奏のYouTubeをリンクしておきましょう。

YouTube / ストラヴィンスキー 春の祭典
ピエール・モントゥー指揮 パリ音楽院管弦楽団 1956年

第1部 大地の礼賛


第2部 生贄の儀式



この作品は、まだ「火の鳥」を作曲していた頃に見た
夢(幻想)からインスピレーションを得て
作曲を開始したものと言われています。

<第1部:大地の礼賛>
#序奏
#春のきざし(乙女達の踊り)
#誘拐
#春の輪舞(春のロンド)
#敵の部族の遊戯
#長老の行進
#長老の大地への口づけ
#大地の踊り

<第2部:生贄の儀式>
#序奏
#乙女の神秘的な踊り
#選ばれし生贄への賛美
#祖先の召還
#祖先の儀式
#生贄の踊り(選ばれし生贄の乙女)

この作品のスコアは、作曲家にとっては正にバイブルの一つです。
私も随分と目を通しました。様々な場面で示唆に富んだ、
独創的なオーケストレーションが展開されています。

私の仕事場の一番の愛聴盤(CD)はこのディスクです。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団
JVC/VDCー1028
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「春の祭典」フェドセーエフ盤

「ペトルーシュカ」も収録されているブーレーズ盤はお得です!
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」&「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団
グラモフォン/435 769ー2
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「ペトルーシュカ」&「春の祭典」ブーレーズ盤

嘗てのLP時代に一世を風靡した名盤はこれです。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団
CBS-SONY / SOCL-1076
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-春の祭典LPブーレーズ盤
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
ウクライナ・ドネツクの地元のオーケストラ、
アカデミック・フィルハーモニック・オーケストラ・ドネツク
とのリハーサルは、4時間のセッションが3回設定されました。
その3回には、当日リハ(日本ではゲネプロに相当)も
含まれていますから、日本流に言えば、
「リハ2回のゲネプロ本番」ということになるでしょうか。

しかも、1回のセッションは、
4時間と言っても45分音出し&15分休憩のパターンを
繰り返しますから、実質的には3時間です。
当初の計画では4回のセッションが予定されていたのですが、
音楽祭3日目夜の公演に同じオーケストラが出演することが
後から決まって、日程がタイトになってしまったようです。

そして、私が指揮して本番に臨むべきプログラムは超重量級で、
現代作品ばかりで6曲、しかも協奏曲が5曲という難物でした。
ですから、リハーサルは非常に厳しいものになりました。

ウクライナの楽員の大半は英語をあまり理解しませんし、
現代音楽に対してオープン・マインドではありますが、
西欧新しいの作品の経験は豊富とは言えず、
ましてや私の作品に要求される日本的繊細さというものは、
ほぼ初体験といって良い状況です。

更には、私の作品のうちの1曲<PHONOSPHERE Ⅳ-b>は、
弦楽器セクションを左右対称2組に分割配置するという
特殊な舞台設定が要求されるため、
そのような経験を持たないスタッフや楽員は、
最初はオロオロするばかりという事態もありました。
したがって、初回のリハーサル・セッションは、
かなりゴツゴツした船出になりましたが、
回を重ねる毎にお互いの意志の疎通が
スムーズになっていきました。

それにしても、異国のオーケストラに一人乗り込んで、
「何物が来たか!」と身構える楽員を前にして、
自分の主導で音楽を作り上げていくという経験は、
非常にタフでしたがやり甲斐も大きく、
素晴らしい経験、心の財産になりました。


松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-フィルハーモニー協会建物

上の写真は、リハーサルと本番が行われた、
ドネツク・フィルハーモニー協会の建物です。
ソ連時代からの古い建造物でしたが、
なんともいい味を出している場所でした。
演奏会場の名前は、セルゲイ・プロコフィエフ・ホールです。
この有名な作曲家は、ウクライナの生まれなのです。

日本のオーケストラにとって羨ましい環境と思われるのが、
リハーサルも本番も同じ舞台で実施できているということでした。
オラが街のフィルハーモニー協会ホールの
オラが街のオーケストラといった市民の認識もあるでしょう。
タイトなリハーサルと大変な本番でしたが、
全てを同じ場所で、同じ音響で行なえたことは、
大いなる救いとなりました。

下の写真は、プロコフィエフ・ホール入口脇に掲出されていた
音楽祭の特大ポスターです。私の写真も下の方に見えます。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-入り口脇のポスター

このシリーズ、まだまだ続きます。
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
「火の鳥」の大成功によって、一躍クラシック音楽界の、
そしてパリの社交界のスターとなったストラヴィンスキーは、
その素質・才能を見出した天才的興行師=ディアギレフとの
協働を更に続けていきます。

そして、三大バレエの第2弾、「ペトルーシュカ」を発表します。
バレエ・リュッス(ロシアバレエ団)によって
パリ・シャトレ座で初演されましたが、
「火の鳥」から僅かの間に長足の進展を遂げた
複調やドビュッシーの確立した作曲技法に通じる進歩的な書法から
生み出される新しい音楽の響きに、保守的な聴衆やオーケストラは、
少なからず拒絶反応も示したようです。

しかし、この作品の持つ大らかな音楽と
まばゆいばかりのオーケストレーションは、
正に“天才の煌めき”というに相応しいものであると
私は確信しています。

物語は、サーカス小屋の人形達が主人公で、
命を吹き込まれて、恋をし、悩み、決闘まで起し、
カーニヴァルが大騒ぎになったところで魂が抜かれて、
もとの静けさに返っていくというような寓話になっています。
ストーリー本筋に関係ないカーニヴァルの出し物(行進)の
場面が華やかなステージを繰り広げる第4場が、
バレエの華やかさを表出しつつも、
どこかドライな印象が漂うステージになります。

<第1場:謝肉祭の市>
#導入 - 群集
#人形使いの見世物小屋
#ロシアの踊り
<第2場:ペトルーシュカの部屋>
#ペトルーシュカの部屋
<第3場:ムーア人の部屋>
#ムーア人の部屋
#バレリーナの踊り
#ワルツ(バレリーナとムーア人の踊り)
<第4場:謝肉祭の市(夕景) >
#乳母の踊り
#熊を連れた農夫の踊り
#行商人と二人のジプシー娘
#馭者と馬丁たちの踊り
#仮装した人々
#格闘(ペトルーシュカとムーア人の喧嘩)
#終景:ペトルーシュカの死
#警官と人形使い
#ペトルーシュカの亡霊

3管編成で演奏できる1947年版も魅力がありますが、
やはり4管編成を必要とする原典版を聴くことをお勧めします。

私の仕事場に在る愛聴版(CD)です。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」&「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団
グラモフォン/435 769ー2
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「ペトルーシュカ」&「春の祭典」ブーレーズ盤

嘗ての名盤LP,ブーレーズ&ニューヨーク・フィル盤です。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)
ピエール・ブーレーズ指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
CBS-SONY / SOCL-1015
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ペトルーシュカLPブーレーズ盤


YouTube / ストラヴィンスキー/バレエ《ペトルーシュカ》
                 (1911年原典版)
ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団

いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
いよいよ<Donbas Modern Music Art Festival 2013>が、
5月13日(月)に開幕しました。
同日の午前中に現地入りをした私は、ホテルでひと休みした後、
オープニング・セレモニー&コンサートの会場に向かいました。

音楽祭の主会場となっている、ドネツク歌劇場(オペラハウス)と
フィルハーモニー協会(セルゲイ・プロコフィエフ・ホール)は、
市の中心街に在ってホテルからも徒歩圏内で、
非常に便利な環境での滞在でした。

路面電車やトロリーバスが市民の足といなっている
市街地の風景です。電車の向こう側がフィルハーニー協会です。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-路面電車やトロリーバスが行き交う市街

オープニング・セレモニー&コンサートの会場の風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-熱気が充満しる会場

オープニング・コンサートの曲目は、
ルトスワフスキ生誕100年記念プロジェクトの一環としての
ホール・ルトスワフスキ・プログラムでした。


   ### Opening Concert ###
2013年5月13日 / ウクライナ
ドネツク・フィルハーモニー協会
セルゲイ・プロコフィエフ・コンサート・ホール

1) Little Suite for Orchestra(1950)
2) Piano Concerto(1987-88)
3) Livre pour orchestra(1968)
4) Chantefleurs et Chantefables(1989-90)

cond: Roman Revakovich (Poland)
piano: Beata Bilinska (poland)
soprano: Joanna Freszel (Poland)
orch: Academic Symphony Orchestra
   named after Sergey Prokofiev

######################

私にとって心の師であるマエストロ=ルトスワフスキの、
しかも私が一番好きな作品「Livre(書)」を含む
プログラムによるオープニングで、感激しました。

終演食後の大喝采の光景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ルトスワフスキ・プログラムに大喝采

音楽祭冊子(左)とカード型チケット・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-音楽祭冊子とカード型チケット

私にとって、1992年の
<ISCM World Music Days in Warsaw>訪問が、
初めてのヨーロッパ体験でしたが、そこで拙作=
<飛来Ⅳ~独奏ピアノを伴う室内オーケストラの為に
(同音楽祭国際審査入選作品)の欧州初演の会場で、
ルトスワフスキ氏にお会いすることができて、
激励の言葉をかけていただいた経験が、
長年にわたっての心の支えになってきた私ですから、
この縁に感激もひとしおでした。

ウクライナ訪問記、これからが本編に入っていきます。

いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
天才的な興行師であったセルゲイ・ディアギレフが、
ロシアの豊富なバレエ界の人材を夏のシーズンオフを活用して
パリに集結して公演を打つようになった「ロシアバレエ団」の
活動の中で、もっとも輝かしい功績は何かと言えば、
イーゴリ・ストラヴィンスキーという希有な才能を見出して
世に送り出したという点が筆頭に挙げられるでしょう。

ストラヴィンスキーの三大バレエを、
今日から3日連続で私なりに紹介していきます。
三日目の日付は、「春の祭典」の初演から丁度100年目になります。

三大バレエの最初は「火の鳥」です。
実は、当初はリャードフに作曲が委嘱されていたそうですが、
この作曲家の性癖もあって順調に仕上がることはなく、
急遽ストラヴィンスキーに白羽の矢がたったということです。
そういう経緯が無ければ、この名曲は誕生しなかったのでしょうし、
ひょっとしたらストラヴィンスキーの存在も
ここまでビッグネームにはならなかったかもしれません。
人の縁の綾とは、実に奇跡的な巡り合わせの上に成り立っています。

#######バレエ音楽「火の鳥」#######

構成=1幕2場
振付・台本=M・フォーキン
作曲=イーゴリ・ストラヴィンスキー
美術=A・ゴロヴィン
衣装=A・ゴロヴィン L・バクスト
初演=1910年6月25日/パリ・オペラ座
初演バレエ団=バレエ・リュス(ロシアバレエ団)
主な初演バレエダンサー:
【火の鳥】=T・カルサヴィナ
【イワン王子】=M・フォーキン
【王女】=V・フォーキナ
【不死身のコシチェイ】=E・チェケッティ

楽曲構成:
1 導入部
2 カスチェイの魔法の庭園
3 イワンに追われた火の鳥の出現
4 火の鳥の踊り
5 イワンに捕らえられた火の鳥
6 火の鳥の嘆願
7 魔法にかけられた13人の王女たちの出現
8 金のリンゴと戯れる王女たち
9 イワン王子の突然の出現
10 王女たちのロンド
11 夜明け
12 魔法のカリヨン~カスチェイの番兵の怪物たちの登場
  ~イワンの捕獲
13 不死の魔王カスチェイの登場
14 カスチェイとイワンの対話
15 王女たちのとりなし
16 火の鳥の出現
17 火の鳥の魔法にかかったカスチェイの手下たちの踊り
18 カスチェイ一党の凶悪な踊り
19 火の鳥の子守歌
20 カスチェイの目覚め
21 カスチェイの死~深い闇
22 カスチェイの城と魔法の消滅~石にされていた騎士たちの復活
  ~大団円
##############################

数種類の組曲版も存在しますが、何と言っても原曲、
全曲版の魅力に留めをさすでしょう。
4管編成にも及ぶ大管弦楽を駆使した、
鮮烈なオーケストレーションは、
ロシア民謡のエッセンスに溢れた大らかな楽想や
ストラヴィンスキー独特の鋭敏なリズム感の炸裂も交えながら、
若くして大家の風格さえ漂わせるような、
壮大な音楽を具現してみせています。

オスティナートを活用する場面もある近代的に拡張された
調性音楽手法による作品ですが、第一次世界大戦直前の、
様々な意味で飽和状態だったヨーロッパ、パリの聴衆の
エキゾチズムへの憧れを擽るに充分な音楽だったのでしょう。
興行的にも大成功となり、後続の「ペトルーシュカ」、
そして「春の祭典」の誕生への繋がっていったのです。


私の仕事場のライブラリーに在る愛聴盤はこれです。
ストラヴィンスキ/バレエ音楽「火の鳥」全曲版
(「幻想的スケルツォ」「花火」も収録)
シャルル・デュトワ指揮/モントリオール管弦楽団
LONDON/414 409-2
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「火の鳥」デュトワ盤

嘗て聴いたLP、ハイティンク盤も懐かしいです。
ベルナルト・ハイティンク指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
PHILIPS / SFX-8656
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-火の鳥LPハイティンク盤
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
さて、この記事シリーズの展開は、
はいよいよウクライナ滞在に入ります。

5月13日(月)午前9時半に、ウクライナ東部の大都市、
ドネツクの国際空港に無事に到着しました。
3フライト全てがオンタイムという順調な旅路となり、
大した疲れも感じることなく、目的地に着くことができました。
空港には、フェスティバルのオーガナイザー(実行委員長)
自ら運転する車での出迎えがあり、Vadim Larchikov氏
(今回の国際交流のコーディネイトを手掛けてくださった
キーパースン)も同乗されて、何不自由の無い滞在が
到着早々に約束されて、安堵できました。

用意してくださった宿泊先は、竣工間も無いモダンな建物で、
ラディソン系列の近代的なホテルでした。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ドネツクでの宿泊先ホテル

客室もこの通り、近代的な設備で快適な滞在となりました。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-近代的な設備の客室

カラフルなデザイン意匠によるレストランの空間も、
なかなか素敵でした。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-レストランはカラフルなデザインの空間

普段は極軽くしか朝食をとらない私ですが、
旅先では朝から食欲旺盛になるから不思議です。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-盛り沢山の朝食

そしていよいよ、到着日の夜から、
<Donbas Modern Music Art Festival>が開幕したのでした。

明日以降の記事に続きます!
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。