• 31 Jul
    • 本日初演!フォノスフェール第4番-b

      いよいよ今日が、この<フォノスフェール・シリーズ>の第4作の第2ヴァージョンの初演です。もしも、お時間が許すようでしたら、下記の公演にご来場ください。特殊な舞台配置を伴う作品であるために、1曲目の演奏になります。開演時間に余裕を持ってご来場ください。###PHONOSPHERE Ⅳ-b       ~ギターと管弦楽の為に(2010)###     マークアートフォーラム委嘱作品演奏時間:約16分初演:2011年7月31日/文京シビックホール 大ホール   日本作曲家協議会 《アジア音楽祭2011》   〘オーケストラコンサート~指揮者は作曲家〙演奏:指揮=松尾祐孝 ギター=Magnus Andersson管弦楽:東京フィルハーモニー管弦楽団待望の協奏曲作品の初演が遂に実現します。マークアートフォーラム委嘱作品として作曲したギター協奏曲です。委嘱元の意向に沿って、スウェーデン現代音楽界の重鎮である国際的ギタリスト=マグヌス・アンデション氏の独奏と、私自身の指揮によっての初演となります。アンデション氏については6月30日の記事を、初演コンサートの情報詳細については7月12日の記事を、それぞれご参照ください。オーケストラのサイズは通常の二管編成ですが、弦楽器を左右二群に対称配置に分割して、その後ろに木管楽器群と金管楽器群を陣取り、ハープが二十絃箏の影のように舞台奥で振る舞い、打楽器を舞台下手(左)・舞台中央(奥)・舞台上手(右)に配して、それらが舞台最前列中央(指揮者横)のギター独奏を中心に音響の多重構造を生成していくという、正にphono(音)+sphere(空間)という曲になっています。昨年3月に初演した姉妹作品=<PHONOSPHERE Ⅳ-a>~二十絃箏と管弦楽の為に(2010)と、管弦楽パートは全く同一のヴァージョン初演ですが、音楽の趣はかなり異なったものになっています。アンデション氏の駆使する10絃ギターから奏でられる変幻自在の独奏パートと、上述のような多次元構造を持つ管弦楽パートの融合と対照から湧き上がる音楽と音響を、私自身も楽しみつつ、リハーサルを進めました。昨日までのリハーサルは、所謂リハーサル室でしたが、今日は広々としたコンサートホールの大空間で、この作品が鳴り響きます。タイトルの意味、PHONO(音)+ SPHERE(空間)を、一緒に体感しておただければ幸いです。今日の写真=「雲の風景」のように・・・気持ちをおおらかに持って・・・今日の初演のタクトを執りたいと思っています。(那覇から南大東島に向かうプロペラ機から眺めた風景です。)

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  • 30 Jul
    • フォノスフェール第4番-a

      松尾祐孝の自作品紹介です。いよいよ明日に初演が迫った<PHONOSPHERE Ⅳ-b>~ギターと管弦楽の為に(2010)の姉妹作です。###PHONOSPHERE Ⅳ-a       ~二十絃箏と管弦楽の為に(2010)###     マークアートフォーラム委嘱作品演奏時間:約16分初演:2010年3月/杉並公会堂 大ホール   日本現代音楽教会 《現代の音楽展2010》   第4夜〘コンチェルトの夕べ〙演奏:指揮=山下一史 二十絃箏=吉村七重管弦楽:桐朋学園音楽大学オーケストラ2009年度は、二十絃箏誕生から40周年の節目と年でした。現在の二十絃箏のトップリーダーである吉村七重さんとの協働プロジェクトとして、私はこの年度に二つの大作=二十絃箏を主人公とした協奏曲作品を、発表することができました。その一つがこの作品です。もう1曲は、[糸の書~二十絃箏と邦楽器群の為の協奏曲](日本音楽集団委嘱作品)です。オーケストラのサイズは通常の二管編成ですが、弦楽器を左右二群に対称配置に分割して、その後ろに木管楽器群と金管楽器群を陣取り、ハープが二十絃箏の影のように舞台奥で振る舞い、打楽器を舞台下手(左)・舞台中央(奥)・舞台上手(右)に配して、それらが舞台最前列中央(指揮者横)の二十絃箏独奏を中心に音響の多重構造を生成していくという、正にphono(音)+sphere(空間)という曲になっています。初演の直前に、吉村七重さんのダブル受賞=「朝日現代音楽賞」と「芸術選奨」の受賞決定が相次いで関係各方面から発表され、二十絃箏誕生40周年の記念年度の最後を飾るに相応しい、晴れがましい雰囲気の公演になったことの巡り合わせにも、感謝しています。写真は、二十絃箏誕生40周年と吉村七重さんのダブル受賞に乾杯!ということで、キール・ロワイヤルを1杯。場所はパリのテアトル広場のカフェです。 

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    • 集中力は心の宝物!

      明日に初演となる新作ギター協奏曲=<PHONOSPHERE Ⅳ-b for Guitar and orchestra>の最終リハーサルが先程終わりました。今回も45分という短い時間しか確保できないため、頭がオーバーヒートするような極限的な集中力で、独奏ギター、左右二群の弦楽器、中央奥の管楽器、中央と左右の3個所に分散配置された打楽器、独奏者の影を演じるハープ、という多次元的音空間を振り分けるという難易度の高い指揮の現場を、どうやら乗り切ることができました。一昨日に琵琶の生演奏に接したMagnus Anderssion氏は、そこからインスパイアされた奏法も盛り込んで、作品の各所のちりばめられた即興性を発揮できる個所を、大胆且つ繊細にトレースしておられました。10弦ギターならではの深くて豊かなサウンドが、心の奥底に響いてきます。明日の本番が、作曲家としても指揮者としても、益々楽しみになってきました。明日の<アジア音楽祭2010>では、拙作の初演を含む「オーケストラコンサート」のみならず、「室内楽コンサート」や「こどもたちへ」(ピアノ小品展)や作曲家によるレクチャーも開催されます。詳細は、主催者=日本作曲家協議会のホームページhttp://www.jfc.gr.jp/をご参照ください。(その他、関連記事有り。7月4日、12日、14日)一人でも多くの方々にお聴きいただければ幸いです。明日の天気が少々心配ですが、南大東島の青空とサトウキビ畑のショットをアップして、「明日天気にな~れ!」。

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  • 29 Jul
    • フォノスフェール第3番

      松尾祐孝の自作品紹介です。###PHONOSPHERE Ⅲ  ~オーケストラという名の打楽器群の為に(2001)### ♪♪♪国際連作共作「新世紀への讃歌」     第1曲:序章~人類の未熟さに対して~♪♪♪     東京フィルハーモニー交響楽団委嘱作品初演:2001年10月/東京オペラシティコンサートホール   東京フィルハーモニー交響楽団特別演奏会    アジア環太平洋作曲家シリーズvol.4演奏:指揮=渡邊一正 合唱=東京少年少女合唱隊この作品は、この企画立案当時の東京フィル常任指揮者大野和士氏とともに構想を練った国際企画<アジア環太平洋作曲家シリーズ>(1998~2001>の最終公演= [新世紀への讃歌] の国際連作の第1曲として、また独立した一曲の管弦楽曲として、構想・作曲した作品です。絶対音楽としてお聴きいただける作品ですが、同時に下記の通りのストーリーと数理的因果関係を盛り込み、私なりの世界平和と地球環境保全へのメッセージを、楽曲の構造そのものに内包しています。瞑想的な短い序奏の後、100小節の主部に入ります。その前半44小節は非楽音(つまり噪音)が主体の音響に終始して、45小節目でカタストロフが襲います。46小節から今度が楽音が主体となりつつ次第にヴォルテージを上げて、やがて時の流れが速くなっていくような時空の渦に巻き込まれていくように高揚していき、100小節の主部を終えて突然コーダ(終結部)に入ります。このコーダは10小節ありますが、危機への警鐘を暗示する鐘の音は8小節で何とか止ります。45小節までは帝国主義が是とされた未熟な人類の時代、つまり第2次世界大戦までの世界を暗示し、46小節以降は戦後の復興と情報化時代の目まぐるしさを暗示し、コーダでは地球環境破滅へのファイナルカウントダウンが、辛うじてエイトカウントで止まる、というストーリーになっているのです。主部の100小節とエイトカウントの8小節を足すと108小節になり、仏教思想における煩悩の数に一致しています。「新世紀の讃歌」全曲の紹介はまたの機会に譲りますが、CD(下の写真)の紹介をしておきましょう。CD「共作連作<新世紀への讃歌>全曲世界初演」   企画:東京フィルハーモニー交響楽団   プランニング・アドヴァイザー:松尾祐孝   Live Notes / WWCC-7414 

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    • 撥絃楽器同志の触発〜<絆>初演コンサート

      <弾き・語り~田原順子>公演が、昨日無事に挙行されました。私の委嘱新作=<絆-KIZUNA~独奏琵琶の為に>の初演は、作曲者のイメージする音像に近いカタチで具現しました。田原順子さん、本当にありがとうございました。私はその公演に、31日に予定されている拙作(ギター協奏曲)の独奏者として来日中の世界的なギタリスト=Magnus Anderssion氏をお連れしました。(関連記事:6月30日、7月14日)琵琶もギターも、抱えるように構えて演奏する"包絃楽器"の仲間です。しかも発音原理も、絃を指やピックで弾くことを基本とする"撥絃楽器"に分類されます。つまり、極めて共通性の高い楽器同志なのです。琵琶の生演奏に初めて接したアンデション氏は、楽器と奏法の両面にわたってとても高い関心を示されました。終演後に田原さんを囲んで交流のひとときを持つこともできました。どうやら、今リハーサル中の31日に初演予定の協奏曲の独奏に向けてのヒントも捕まれたようで、独奏部のニュアンスに大きく影響がもたらされるようです。<PHONOSPHERE no.4-b for Guitar and Orchestra>の初演が、更に楽しみになってきました。大家になっても尚、様々なことに興味を持ち、観察や探求をして、取り込むべきものは取り込んいく、アンデション氏の真摯な姿勢には、私も心を打たれます。期せずして実現した撥絃楽器奏者同志の触発も相俟って、昨日の拙作初演は、幸せで楽しい時間となりました。写真の変わりに、田原順子さんの演奏するYouTubeサイトをアップしておきましょう。十八番の「那須の与一」です。

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    • 夏休みは実力アップの正念場〜時間を有効につかって頑張ろう!

      音大受験生の皆さんの多くは、夏休みに入られたことでしょう。今日辺りから、私立音楽大学の夏期受験講習会の開催時期になると思われますが、そういった機会も活用しつつ、皆さんそれぞれに頑張っていく決意をお持ちのことでしょう。自由に使える寺かがたくさんある夏休みは、子供や学生の特権とも言える貴重な時間です。大人になると、社会人になると、長期にわたって自由な時間を持つことは、そう簡単にできることではありません。読者の皆さんの中には受験生や学生の方もいらっしゃると思いますが、そうぞ有意義な夏休みをお過ごしください。私から受験生の贈る言葉があるとするならば、「正格な情報を掴んむこと。」「時間を有効に活用すること。」「少々のことにへこたれずに継続すること。」に3点に尽きるでしょう。折角、目標に向かって努力する決意を持っていても、走り出す方向が間違えるととんでもない遠回りになりますから、「正格な情報の確保」がまず肝心です。「正確」ではなく「正格」という言葉を使っていることを、考えてみてください。人間の集中力の持続には自ずと限界がありますから、だらだらと長時間にわたって勉強ら練習を続けても、あまり効果は上がりません。集中力を高めて、一度に覚えるべきことは一度で覚えて、一気にクリアすべきことは一気にクリアできるまで頑張る、といった心構えを持って、「時間を有効に活用」してください。一昨日、私は7月31日に初演予定のオーケストラ作品の初回リハーサルを指揮してきましたが、与えられた時間はたったの45分でした。それでも、東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーと独奏者=マグヌス・アンデションさんと、周囲でサポートしてくださるスタッフの皆さんは、非常に高い集中力を持って臨んでくださり、一気に作品像を浮かび上がらせてくれました。正にプロの集中力というものです。それから、社会に出るとよく判りますが、物事が上手く運ぶことはなかなか無いことです。少し上手くいかないからといって、なかなか結果が向上しないからといって、直ぐに投げ出すようなことは禁物です。再三にわたってこのブログで申し上げていますが、「継続できる力が才能」なのです。投げ出したらそこで全てはおしまいです。「才能は、貴方の心に中にある」のです。「へこたれずに継続して」頑張ってください。皆さんの念願成就をお祈りしています。南大東島から太平洋を望む!

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  • 28 Jul
    • フォノスフェール第2番

      松尾祐孝の自作品紹介です。###PHONOSPHERE Ⅱ        ~室内オーケストラと空間の為に(1996)###        松尾祐孝第2回個展出品作品演奏時間:約16分初演:1996年6月/東京文化会館 小ホール   松尾祐孝第2回個展演奏:指揮=松尾祐孝 トランペット=曽我部清典  室内orch.=フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル ここ数日にご紹介したシリーズ第1作の初演や海外楽旅での大成功の後、私は謂わば虚脱状態になり、スランプに陥ってしましました。そのような自分を自ら鼓舞すべく、1996年6月に、第2回個展を開催することにしたのです。(作曲家の世界では自作品の発表演奏会を個展と称します。)そのプログラムの最後を飾る曲として、この作品を書いた訳です。シリーズ第1作の邦楽器(尺八)と大管弦楽の織りなす色彩的音空間とは対照的に、西洋楽器のみの室内管弦楽のメカニカルな音象と、舞台中央・左・右に配置された打楽器と客席後方のトランペットが、多元的な音空間を生成するという作品になりました。自分自身で指揮する自作自演コンサートになり、客席には(シリーズ第1作を世に送り出していただいた)大野和士氏も駆けつけてくださったことが、嬉しい想い出です。残念ながら一般にお聴きいただける録音は発表されていません。近年中に再演ができれば良いのですが・・・さて今日の写真は、世界的な音楽の殿堂、ニューヨークのカーネギーホールの外観です。

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    • 本日初演!琵琶独奏曲「絆」

      本日、私の新作「絆~KIZUNA~琵琶独奏の為に」が田原順子さんによって初演されます。プログラミングされているコンサートの情報は、下記の通りです。昼夜2公演の開催です。お時間が許すようでしたら、是非ご来場ください。筑前琵琶奏者、田原順子さんの夏恒例のイベントです。毎年7月後半に、門前仲町(東京の下町)にある小振りながら素敵なイベントスペース=門仲天井ホールで開催されている、<弾き・語り・琵琶~田原順子>です。今年は、本日=7月28日(木)の開催で、昼夜2公演です。昼の部=13:30開場/14:00開演 夜の部=18:30開場/19:00開演前売券:3500円 当日券:4000円門仲天井ホール:03-3641-8275古典と現代曲とオリジナル(自作)を組み合わせた、多彩な内容が特徴の田原さんのコンサートですが、今回のプログラムは、次の通りです。◆「茨木」 作詞:大坪草二郎 作曲:初世 橘旭宗◆「絆~KIZUNA~琵琶独奏の為に」 作曲:松尾祐孝(新作初演)◆「玉水物語」 原作:玉水物語」御伽草子より(改訂初演)        台本:田原順子 作曲:田原順子私も毎年のようにこのイベントに足を運んでいますが、いつも新鮮な発見と魂を揺さぶられるような感動があります。門仲天井ホールは、小さな会場ですので、ホールに電話をなさってからのご来場をお勧めしておきます。私の新作については、7月10日の記事をご参照ください。田原さんには、私のこれまでの琵琶を含む作品の全てを初演していただいています。今日の初演も、大いに楽しみです!

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  • 27 Jul
    • フォノスフェール第1番・ドイツ公演

      今や世界的巨匠への階段をひた走る指揮者=大野和士氏とは、1990年代にコラボを展開していました。その頃は、トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝、ザグレヴ・フィルでの実績、そして東京フィル欧州楽旅1994の大成功等によって、ドイツ西南部の都市=カールスルーエに在るバーデン州立歌劇場の音楽総監督(GMD)に就任していました。(その後、ベルギー/ブリュッセルのベルギー王立歌劇場音楽監督を経て、現在はフランス国立リヨン歌劇場首席指揮者であることは、皆さんもよくご存知のことでしょう。)カールスルーエ在任中の大野氏は、地元のビール会社がスポンサーとなっているレーベル=BELlA MUSICA ANRES EDITION - HOEPFNER CLASSICSから、意義深い企画のCDシリーズをリリースしています。「現代作品+名曲」の組む合わせで3枚制作されました。その第1弾に、拙作<フォノスフェール第1番>が抜擢され、当地のシンフォニー・コンサート(同劇場管弦楽団定期演奏会)2回と特別演奏会1回の計3公演とレコーディング・セッションを経て、下の写真のCDが完成したのでした。シリーズ全3CDのカップリングをご紹介しましょう。第1弾=松尾祐孝<フォノスフェール第1番>    ショスタコーヴィチ<交響曲第5番>第2弾=グバイドゥーリナ<チェロ協奏曲>    チャイコフスキー<交響曲第4番>第3弾=W・リーム<MARSYAS>(トランペット協奏曲)    R・シュトラウス<ツァラトゥストラはかく語りき>ユニークなカップリングでしょう!こういった企画がもっと継続されると良いと思うのですが・・・カールスルーエはとても素敵な街でした。鉄道ファンでもある私としては、路面電車(トラム)のシステムが、ドイツ国鉄と連系して周辺の広範な地域を直通運転でカヴァーしている先進的な公共交通の在り方が、とても気に入りました。その辺りの旅行紀行はまたの機会に・・・CD「バーデン州立歌劇場&大野和士」BELlA MUSICA ANRES EDITION - HOEPFNER CLASSICS / BM-CD 31.9112 東京フィル版とはまた一味違った演奏をお楽しみください。

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    • 相馬野馬追〜日本の素晴らしさ!

      夏は祭の季節でもあります。日本各地で、様々な由来を持つ多彩な夏祭りが、毎年毎年営まれています。東日本大震災による被災と原発事故による避難生活によって、非常に不自由な状況にある福島県東部地域には、全国的にも有名な「相馬野馬追」という祭があります。1000年の歴史を持つということです。今年の開催は難しいのではと心配されていましたが、伝統を守り繋いで行きたいという関係者の努力によって、例年よりの規模を縮小したとはいうものの、今年も開催されたということです。実現に奔走された方に、敬意を表したいと思います。その他、東北地方各地の「ねぶた」「ねぷた」など、多くの祭が、今年という特殊な状況下にあっても、今年ならではの趣向を盛り込んで、きっと開催されることでしょう。時間や状況が許す方は、こういった祭を楽しむために、東北地方を訪ねてはいかがでしょうか。旅行で訪ねることは、現地の経済活動に大きく寄与することにもなります。頑張れ日本! がんばろうニッポン!観光による復興も、一つの有力な手だてだと思います。各地に多彩な伝統文化が息づく、素晴らしき日本です。今日の写真は、夏の雲を上から見下ろしたショットです。飛行機の窓から撮影しました。本当にふわふわの綿菓子のように見えました。

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  • 26 Jul
    • フォノスフェール第1番・欧州楽旅

      東京フィルハーモニー交響楽団の1994年ヨーロッパ公演は、常任指揮者=大野和士氏の統率の下に、素晴らしい成果を挙げた記念碑的な演奏旅行でした。ドイツ・ベルギー・イギリスを訪ねて約3週間の旅路でしたが、その中のイギリス公演8回中の6回に、拙作<PHONOSPHER Ⅰ>がプログラミングされた事は、私にとっても作品にとっても、誠に幸運な出来事でした。この作品は、協奏曲の主人公である独奏者が最初は舞台に居ない状況で演奏が始まり、やがて歌舞伎座の花道を行く千両役者のように、客席後方から吹き流しで登場して、やがて指揮者&オーケストラと丁々発止のやり取りを展開する劇場空間的な構成になっています。各地の公演で、聴衆が固唾を呑んでこの緊張感を味わいながら、尺八の大胆且つ繊細な音色と管弦楽の響きを聴き入っている様子を舞台上から実感しながら、自ら付打ちパートを演奏できた経験は、実に得難いものでした。写真は、その楽旅の最終演奏会=ロイヤル・フェスティバル・ホール公演(ロンドン)のライヴが収録されているCDです。残念ながら絶版になっているようです。壮絶ば演奏が見事に記録されていますので、何らかの方法で入手してお聴きいただけると嬉しいです。このロンドン公園の本番では、RFホールをほぼ満席にした聴衆の拍手が鳴り止まず、遂には尺八独奏=三橋貴風氏がアンコールで「鶴の巣篭り」を演奏した後、ようやく最終曲目の「ダフニスとクロエ組曲第2番」に進むことができたという熱狂と興奮を体験することができました。CD「'94年 東京フィル ヨーロッパ演奏旅行ライヴーⅠ」(ミュンヘン&ロンドン) Live Notes / WWCC-7262

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    • 新大関誕生を待望する〜大相撲の真の復活を望む

      「なでしこジャパン」のFIFA女子ワールドカップ優勝の快挙に沸き返っている今日この頃ですが、その中で、久しぶりに本場所興業の再開となった大相撲名古屋場所がの開催が終了しました。幕内優勝は、大関:日馬富士(14勝1敗)でした。大関昇進を期待された関脇:琴奨菊は、12日までは2敗を保って昇進間近と思わせてもくれましたが、終盤に連敗してしまい、千秋楽は勝って11勝4敗となり、残念ながら昇進は来場所次第ということになりそうです。もう一人の大関候補、関脇:稀勢の里も10勝5敗と健闘して、来場所に優勝を伺うような大勝ちをすれば、琴奨菊との同時昇進も不可能ではないでしょう。大関:魁皇が引退してしまいましたから、日本人大関誕生への期待は、更に更に強まっています。今場所優勝の大関:日馬富士には、来場所での横綱昇進への挑戦が期待されます。「2場所連続優勝もしくはそれに準じる成績」という内規があるといいますが、このところは、「2場所連続優勝」が厳格に適用される傾向にあります。果たして、来場所はどのような展開になるでしょうか。ところで、日本相撲協会は、度重なる不祥事で揺れ動いています。ともすると、今場所の盛り上がりやその他のスポーツの盛り上がり、或いは大震災からの復興という気運の中で、世間の関心がやや薄くなってきているような気もします。しかし、根本的・抜本的な協会の体質改善を遂げて、新しい大関や次代を担う力士が登場してこそ、今後の大相撲の展望も語れようというものです。弛まずに、しっかりと改善・前進していってほしいものです。素晴らしい伝統文化・興業が数多く残り、今の息づく日本は、世界でも希有な存在だと思います。頑張れ日本!がんばろうニッポン!写真は、来場所(秋場所)の熱戦の舞台となる、東京・両国の国技館の全景です。櫓が相撲の総本山であることを物語っています。

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  • 25 Jul
    • フォノスフェール第1番

      松尾祐孝の自作品紹介です。###PHONOSPHERE Ⅰ ~尺八と管弦楽の為に(1993)###     東京フィルハーモニー交響楽団委嘱作品演奏時間:約23分初演:1993年9月/東急文化村オーチャードホール   東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会演奏:指揮=大野和士 尺八=三橋貴風 欧州初演:1993年10月/リスボン     グルベンキアン管弦楽団定期演奏会演奏:指揮=大野和士 尺八=三橋貴風 付打ち=松尾祐孝欧州演奏旅行:東京フィル欧州公演(1994年10月)都市:リーズ、ニューキャッスル、グラスゴー、ロンドン、他、演奏:指揮=大野和士 尺八=三橋貴風 付打ち=松尾祐孝ドイツ公演:1997年6月/バーデン州立歌劇場管弦楽団      定期演奏会・特別演奏会(全3公演&レコーディング)演奏:指揮=大野和士 尺八=三橋貴風 付打ち=松尾祐孝洗足学園音楽大学公演:ラテンアメリカン・ミュージック・ウィーク2005 in 洗足2005年9月/洗足学園・前田ホール演奏:指揮=松尾祐孝 尺八=三橋貴風 管弦楽=洗足学園フィルハーモニー私がライフワークの柱を主要邦楽器と管弦楽の協奏曲作品に定めた契機となった、前半生最重要作品です。藝大時代の同級生であり、尊敬すべき大音楽家・指揮者の大野和士氏との協力関係の中から実現したプロジェクトでした。尺八独奏が三管編成大オーケストラをPA(音響)無しで従えて、コンサートホールを歌舞伎座のような多彩な音空間にしながら、その微力を存分に響き渡らせる壮大な作品です。東京フィル定期での初演は客席で聴きましたが、海外演奏等では付打ちパートをしばしば自分自身で担当しています。海外演奏旅行のエピソードも多々ありますので、おいおいお話していきましょう。東京フィル欧州公演ではライヴCDが、ドイツのバーデン州立歌劇場管弦楽団公演では収録CDが、それぞれ誕生しています。後続の記事でご紹介していきましょう。さて、今回の写真は、私が最初に魅了された邦楽器=尺八に因んで、日本の象徴的風景=富士山をアップしましょう。

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  • 24 Jul
    • PHONOSPHEREシリーズ

      <PHONOSPHERE Ⅳ-b> ~ギターと管弦楽の為に(2010)の初演(7月31日)が近づいてきましたので、私の最大のライフワークである<PHONOSPHERE>シリーズについて、あらためてご紹介していきましょう。PHONOSPHEREというタイトルは、”フォノスフェール”と呼んでください。音・声を意味する接頭語=PHONOと、空間・領域を意味する接尾語=SPHEREを組み合わせた造語で、”音空間”といった意味になるでしょうか。私としては”交響曲”に変わる言葉として、つまり”新時代の交響曲”といった意味を込めています。現在のところのラインナップは次の通りです。PHONOSPHERE Ⅰ ~尺八と管弦楽の為に(1993)PHONOSPHERE Ⅱ ~室内オーケストラと空間の為に(1996)PHONOSPHERE Ⅲ (2001)=連作共作「新世紀への讃歌」第1曲PHONOSPHERE Ⅳ-a ~二十絃箏と管弦楽の為に(2010)PHONOSPHERE Ⅳ-b ~ギターと管弦楽の為に(2010)各曲についての紹介は、明日以降に順次アップしましょう。作品についてのお問い合わせは、メッセージ・メール等でお便りください。果たして何番まで書くことができるか判りませんが、このシリーズをこれからも書き続けていきたいと思っています。写真は、<PHONOSPHERE Ⅰ>が欧州初演されたポルトガルでのワンカット、ユーラシア大陸最西端=ロカ岬です。

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    • 往年の名ギタリスト=イエペスが考案した楽器〜10弦ギター

      <フォノスフェール第4番-b~ギターと管弦楽の為に>の初演があと一週間後に迫ってきました。この作品のギター協奏曲は、独奏者として想定していたスウェーデン現代音楽界の重鎮=マグヌス・アンデション氏が、10弦ギターの使い手であることから、通常のギター(6弦)でも演奏可能ではありますが、10弦ギターで演奏できるように書いてあります。私は、自分自身でギターを演奏できる訳でもなく、しかも情報が充分にある通常のギターではなく、特殊な楽器である10弦ギターを想定しなくてはなりませんでしたから、実際にギター独奏パートを書き上げるには随分と苦労しました。しかし、そのような苦労は作曲家にとっては日常茶飯事です。そのような様々な楽器への新たな取り組みが、心の中に新たな地平を拡げてもくれます。10弦ギターは、往年の名ギタリストであるナルシソ・イエペス氏(1927~1997)が考案した楽器です。詳しい情報は、下記のサイトをご参照ください。参考サイト:「ABOUT10弦ギター」http://www.eiyus.com/guitar/about.html追加された4弦は、直接に弾くこともありますが、むしろ共鳴弦としての役割が大きいようです。一体どのような効果があるのか、私も完全には把握できていませんが、私なりに10弦らしい効果を想定して、今回の作品の独奏パートを書き上げました。実際にどのような音や効果になるのか、作曲者としてもおおいに楽しみにしているところです。しかも今回は私自身が指揮者ですから、至近距離でその音の微妙な彩を体感できるのですから、きっと贅沢な体験ができるのたとワクワクしています。その初演コンサートの情報は、下記の通りです。#####<アジア音楽祭2011>#####オーケストラコンサート~指揮者は作曲家~2011年7月31日(日)14時開演/文京シビックホール松尾祐孝:PHONOSPHERE Ⅳ-b for Guitar and Orchestra(舞台セッティングの都合上、1曲目に演奏の予定)Guit.solo / Magnus AnderssionOrch. / 東京フィルハーモニー交響楽団Cond. / 松尾祐孝その他、日本・アジアの作曲家の4作品が上演予定で、計5作品のプログラムです。当日券もあるようですから、皆様お誘い合わせの上で、ご来場いただければ幸いです。さて、台風も去ってこれから更なる夏本番でしょうか。今日は、夏らしいひまわりの写真にしました。

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  • 22 Jul
    • S-MAPS<サマー・チクルス2011>開幕間近!

      AO入試並行型音大受験教養講座<サマー・チクルス2011>の開幕が間近に迫ってきました。7月23日(土)13時から、洗足学園音楽教室2301教室でスタートします。<サマー・チクルス2011>は、私が企画運営を担当している、音楽大学受験生を対象とした導入教育機関、洗足学園プレップ・ミュージック・スクールが企画運営する、他に例を見ないタイプの受験教養講座です。洗足学園音楽大学のAO入試に並行する時期に開講しますが、単なる受験科目の演習のみをカリキュラムとした内容ではなく、入学後の大学生生活に向けての知識・素養の向上や、更には音楽家・ミュージシャン・音楽業界人として社会出てからの心構え等に至るまでを視野に入れて、基礎能力の向上もにならず幅広い素養・教養を修得することを目的としています。校長である私=松尾祐孝の他、渡辺俊幸教授(NHK朝ドラの音楽担当中、大河ドラマ「利家とまつ」等の作曲家として有名/音楽・音響デザインコース責任者)蟻正行義教授(ジャズピアニスト/ソルフェージュの専門家)篠原真教授(ミュージカルコース責任者/ソルフェージュの専門家)佐藤昌弘教授(作曲家/電子オルガンコース責任者)中川ヨウ客員教授(超有名ジャズ評論家)清水昭夫専任講師(洗足オンラインスクール校長)等々、多士多彩な教授陣が直接講座を担当します。7月23日(土)から11月12日(土)までの間に8回開講のシリーズで、受講料は30,000円(全8回一括)です。無料講座BTL<ベーシック・トレーニング・ラボ>と組み合わせて受講すると、更に効果的な学習ができるでしょう。(BTLについては6月4日の記事もご参照ください。)<サマー・チクルス2011>の詳細やお申し込みについては、公式ホームページ http://www1.senzoku.ac.jp/prep/(このブログの右側BOOKMARKからジャンプできます)をご参照ください。既にアナウンス済の申し込み期限は経過したいますが、第1日(7月23日)当日に13時より少し早めに溝の口キャンパスの2301教室に直接来ていただければ、何とかなります。(校長の私が言っているので大丈夫です。)昨年度から開設しているこの<サマー・チクルス>ですが、昨年に受講して入学した新入生の多くは、すでに各コースの中で頭角を現し始めていて、このシリーズで培った知識・素養が大きく者を言っています。今年度受験本番の皆さんの、奮っての受講をお待ちしています。<サマー・チクルス2011>でお会いしましょう!写真は、夏のイメージで、南大東島の夏の海と空です!暑さに負けず、受験勉強や音楽の修練に、頑張ってください!

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  • 21 Jul
    • 軽井沢で<NATSUON !>

      夏、真っ盛りですね。連日の猛暑の後は、今度は台風の来週・・・正に、良くも悪くも日本の夏です。軽井沢というと、日本の代表的な避暑地として有名です。そこには、昔ながらの別荘地、旧中山道沿いの軽井沢銀座、ゴルフ場とプリンス・リゾートとアウトレットが展開する駅南側、ひっそりと佇む数々の小規模美術館や話題のオーベルジュ等々、様々な場所や集いがあります。かつては、1957年から3回にわたって、音楽評論家の吉田秀和氏を所長に柴田南雄氏・黛敏郎氏・諸井誠氏といった当時の新進作曲家たちが結成した「二十世紀現代音楽研究所」が主催して《軽井沢現代音楽祭》が開催されました。ダルムシュタット夏期新音楽講座やドナウエッシンゲン音楽祭のような先端芸術音楽を発信する場が、軽井沢の星野温泉で開かれていたのです。宴会場(大広間)で管弦楽曲や室内楽曲が演奏され、海外の前衛作品を聴こうと数百人の聴衆が詰めかけたそうです。指揮を担当したのは、斎藤秀雄氏(故人)で、若き日の小澤征爾氏が助手を務めていたということです。丁度、私が生まれた頃の話です。ほんの一瞬だったかもしれませんが、軽井沢が前衛音楽のメッカであったのです。その海上となった星野温泉も、今はすっかり現代的な施設に生まれ変わり、「星のや」や「ホテル・ブレストンコート」や「村民食堂」等を擁した素晴らしいリゾートになっています。近年になって、軽井沢大賀ホールがで竣工して、避暑地の新たな音楽の殿堂として多くのコンサートが開催されるようになりました。私の勤務先でもある洗足学園音楽大学では、ここ数年来、その軽井沢大賀ホールで音楽祭を開催しています。今年の内容は下記の通りです。軽井沢にお越しの方は、是非お立ち寄りください。##洗足学園音楽大学<夏の音楽祭2011>~名手と共に##       軽井沢大賀ホール 7月29日・30日・31日29日(金)18:00開演 「徳永二男とアカデミー室内オーケストラ」30日(土)13:00開演「200th anniversary VIVA LISZT ! ~色とりどりのリスト~」30日(土)18:00開演「鈴木大介とギターアンサンブル」31日(日)13:00開演「オペラの楽しみ」コンサートガイド・予約 www.senzoku-concert.jp############################写真は、星野リゾート内にある「石の教会」です。個性的な建築物が林の中にひっそりと佇んでいます。この軽井沢町の写真はトリップアドバイザーから無料提供されています

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  • 20 Jul
    • お疲れ様!魁皇関~伝統文化を丸ごと理解するという事の楽しさ~

      大関/魁皇が、遂に引退を表面しました。寂しい知らせではありますが、立派な引き際なのだと思います。長い長い現役生活、唯一の日本人大関という孤塁を守ってこられた事、本当にお疲れ様でした。これからも、融和な笑顔と暖かいお人柄を何らかの形でお茶の間に届けながら、相撲界と社会を結ぶ架け橋として、第二の人生を邁進していただきたいと、私は期待しています。私が時折、大相撲の話題を記事に取り上げている事は、私自身が相撲好きであることによるものですが、音楽や文化とも深い関係性を持つ伝統文化・興業であるからこそということに、今日は言及しておきたいと思います。大相撲の長い年月の中で積み上げられてきた興業の様式、例えば、番付、取り組みの編成、各段の優勝決定の仕組み、新十両・新入幕・三役昇進・大関昇進・横綱昇進の仕組み、部屋という制度、等々・・・その中には、各段の優勝にしても該当全力士の総当たりではないことからも判るように、完全な平等性には準拠していない点が見られたりもします。大関昇進にしても横綱昇進にしても、時の運・不運があったりもします。そのような興業・制度の仕組み全体丸ごとに、私は興味があり、また好きなのです。実は、こういった視点は、歌舞伎・文楽・能といった日本の伝統文化・興業を楽しむ際にも適用できるものです。更に言うならば、クラシック音楽を理解する上でも、同様の視点が適用できます。指揮者やソリストが如何に世の中に登場してスターダムに上り詰めていくかという興味も、オーケストラの常任指揮者やオペラハウスの音楽監督の人選といった世界的な人脈の流動に関しても、クラシック音楽の社会そのもの仕組みに対する丸ごとの理解の上に成り立つものです。伝統文化を歴史や仕組みから丸ごと理解することの楽しさを、一人でも多くの方々に知っていただきたいと、私は日頃から考えているのです。音楽って素晴らしい! 日本の伝統文化って素晴らしい!写真は、江戸時代の歌舞伎小屋を復元した金毘羅大芝居の芝居小屋の入り口付近の風情です。

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  • 19 Jul
    • 石垣島の想い出〜小学校1年生から六年生まで一緒に「音楽づくり」

      石垣島は、沖縄県の中でも西方にあります。地元の人達は、ここは八重山だと言います。確かに地図を見ると沖縄本島の那覇と石垣島は、約500キロメートルも離れていますから、ざっと東京と大阪くらいの距離になります。ですから、一口に沖縄といっても、その中にまた、本島、宮古島周辺、八重山、大東島、といった地域性と独自性が息づいているのです。このような多様性こそが、人間にとって、(いや、生物全般にとっても)非常に重要なのだと、私は常々考えています。先日に私は、その石垣島にある某小学校に訪問をして、"音楽づくり"の研修会を行なってきました。そこは幼稚園と小学校と中学校が共存している学校でした。都会に住む者から見ると珍しいですが、離島や山間部ではよくある形態なのだと思います。但し、幼稚園までが同居している点は、沖縄県独特の施策かもしれません。今回は、小学生を対象としたワークショップを行ない、それを八重山周辺の教員の皆さんが参観して、その後に私がレクチャーをするという段取りでした。多くの先生方が見守る中で、ワークショップを始めました。その小学校の生徒数は、小学1~6年生合わせても25名程という規模でした。そこで私は、敢えて学年別ではなく、全員一緒にアイスブレイクを行ない、それから学年の垣根を越えた4グループを作って、"音楽づくり"を進めていきました。そうすると、上級生が下級生に心配りをしながら、一緒に話し合いや練習を進めていく様子や、普段はなかなか他者と溶け込めない児童が、俄然と張りきって音を探し始めたり、このプログラムによる様々なコミュニケーション効果が随所に見られるようになっていったのでした。そして、4グループそれぞれに、とても楽しく興味深い創作音楽ステージを発表できたのでした。ワークショップ終了後のレクチャーでは、先生方が大変熱心に私の話に耳を傾けておられました。このような機会をつくっていただいた関係者の皆さんや参加していただいた先生方に、あらためて御礼申し上げます。"音楽づくり"は、確かに教育指導要領の小学校音楽教科の欄に記載されている項目ですが、音楽という一つの教科という枠を超えて、人間のコミュニケーション能力の形成や、心の奥底にある人間の創造意欲を喚起することなど、多面的且つ総合的な内容と効果を持つ実に素敵な教育プログラムなのです。私は、このプログラムが正格に世の中に拡がっていくように、これからももっともっと、様々な場所を訪ねて活動していきたいと考えているのです。今日の写真は、石垣島の風景3点にしましょう。石垣島の小学校では、このような「歓迎の飾り付け」で私を迎えていただきました。ありがとう!八重山の島々の人々を結ぶ「石垣港離島桟橋の風景」です。バスターミナルのような感覚で、船が往き来します。「竹富島付近の美しい海の風景」

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    • 鉄道マニアが多い!?音楽家

      以前から掲載写真に付記したコメントで告白していますが、私は鉄道マニア(鉄道ファン程度かもしれませんが)です。乗ることそのものが好きな所謂「乗り鉄」です。その時に写真もとりますから、「撮り鉄」も少し入っています。クラシック系の音楽家には、実は結構多くの鉄道マニアが居ることを、皆さんはご存知でしょうか。私の知る限りの先ず筆頭は、指揮者の秋山和慶さんです。HOゲージやNゲージの車両を大量に所蔵されている他、何と自作で旧草軽交通の機関車を図面から起して自作して、自分を載せた車両で操縦して走らせるところまで実現してしまう方なのです。間違いなく東の横綱級の ”マエストロ鉄” です。もう一人ご紹介するならば、ピアニストの小林仁さんです。ご自宅のサンルームのような素敵な書斎に、日本では極めて珍しいメルクリン専用のレイアウト・ジオラマを常設していらっしゃいます。何でもメルクリン社の本国ドイツの放送局から取材を受けたこともあるそうです。興味を持った事にはトコトン向き合い、継続して取り組んで深めていく・・・というプロセスは、音楽家としての才能でも趣味の才能でも、実は同じ根本なのかもしれませんね。趣味に打ち込める人間は仕事に打ち込める!休暇・レジャーを存分に楽しめる者は、仕事でも創造性や柔軟性を発揮できる!私が心密かに思っているポリシーです。今日の写真は、修禅寺温泉「花月園」旅館の大レイアウトの1シーンです。私所有の京急1000形模型が林間風景を快走しています。

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