今日は、お電話でお問い合わせいただくことが多い、他院からの凍結胚・精子の移送についてすこし書かせていただきたいと思います。

 

★そもそも、他の病院で凍結した胚や精子を移送できるのか?

移送を許可するかどうかについて学会などでの取り決めはありません。その病院の考え方によるので、病院へ一度お問い合わせください。おそらく大体のクリニックが「移送可」となっており、

 

・搬出料:胚を院外に出す場合にかかるお金

・移送の同意書

 

などが必要となってくるかと思います。その他、クリニックによって移送に関するルールなどが異なってきますので、一度通われているクリニックにご確認ください。

 

★どれくらいの期間かかるのか?

「よし、移送をしよう!」と思ってから、どれくらいの期間で移送ができるかですが、大体他院での手続きが終わっている状態であれば、1~2週間前後で移送することが可能です。

 

★移送の流れは?

当院を受診:移送の流れ、移送の同意書の説明

他院にて搬出の手続き および 搬出日候補の決定
当院へ連絡して頂き、搬出(搬入)日を決定
移送当日:原則 凍結物の移送はご自身にてして頂きます。
当院のドライシッパーを貸出、搬出先の病院にいって胚を受け取り、当院へとんぼ返りして、ドライシッパーを当日中に返却いただく。

 

★どんなものにいれるの?

移送専用の「ドライシッパー」という魔法瓶を大きくしたような容器(40cm,約2kg)に、液体窒素-196度の液体を染みこませて、移送中も冷却状態を保ちます。

当院では、この銀色のドライシッパー専用のハードケースにいれて、持ち運びをしていただきます。(これが意外と重い?)なので、それなりの衝撃に耐えられるかと思います。

 

ちなみに、液体窒素は公共の交通機関での運搬は認められていません。なので、自家用車、もしくはタクシーでの移動が原則となります。

 

★お金はいくら?

当院では、搬入料(2万)+ドライシッパーレンタル料(1万)の

合計3万円が費用としてかかります。

 

※現在はキャンペーン中のため、搬入した日から本来発生する凍結料金はいただいておりません。その代わり、採卵日を起点とし1年経過した場合は、延長料金が発生いたします。

 

★リスクはあるのか?

運ぶことによる、リスクはあるのかということですが、

・交通事故による容器破損

・融解時変性、胚がみつからないリスク

↑当院で凍結した胚ではないため、融解時に胚が変性してしまっていたり、胚自体が見つからないといった可能性もあります

その際に、どちらに原因があったかを解明することは非常に困難となります。

 

どちらも非常に低い確率ではありますが、おこる可能性は否定できませんので、ご了承ください。

 

★海外からの移送について

基本的に可能です。すでに数件海外からの移送も行っておりますでの、ご相談ください。こちらから、海外移送専門の業者さんを紹介させていただきます。

 

以上、簡単な他院からの移送に関する説明でした!

もし、現在のクリニックではなく、心機一転、他院で治療を行ってみたい方などいらっしゃいましたら、ぜひぜひお問い合わせください。

お待ちしております~