【三井住友銀行】お取引確認の必要がございます。 と題したフィッシング詐欺迷惑メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
5月23日の02:47に受信した 三井住友銀行 名乗る迷惑メール

 

以下のメールは5月23日の02:47に受信した 【三井住友銀行】お取引確認の必要がございます。 と題したメールです。

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、三井住友銀行 <znlnzmbck@@outlook.com> と記述されえていますが、三井住友銀行の場合 outlook.com のドメインで送信してくることは無く dn.smbc.co.jp もしくは ra.smbc.co.jp もしくは msg.smbc.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://fangoshop.com/ のURLが登録されていました。

 

三井住友銀行のURLは https://www.smbc.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

fangoshop.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが204.44.93.141で、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルスにあるデバイスに QuadraNet Enterprises LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

fangoshop.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。

 

メールのヘッダーを確認してみると "znlnzmbck@"@outlook.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(znlnzmbck@@outlook.com) と合致しています。

 

メールのヘッダーからは送信元を確認することができなく IPアドレスのみが確認でき、送信元のIP アドレスを確認すると 175.150.109.59 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスにChina Unicomと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.150.109.59) にMicrosoftで正式に使用している outlook.com と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。

 

そのほかのリンクは、正式な三井住友銀行のアドレス (https://www.smbc.co.jp/ や https://qa.smbc.co.jp/ や https://direct.smbc.co.jp/) にリンクされていました。

 

本文中に "お客様お客様の直近の取引についていくつかのご質問がございます、" との記述がありますが、"お客様お客様" と二度繰り返しています。

これって、焦っているの? 懇願しているの? それとも単にコピペミス? ww

 

三井住友銀行からも 、この様なメールを受け取っても "URLや添付ファイルを開かず、メールを削除してください" と注意喚起されているので、クリックしないで即削除しましょう。