
4月16日の22:18に受信した ETC利用照会サービス を名乗る迷惑メール
以下のメールは4月16日の22:18に受信した 【ETC】重要なお知らせ と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、ETCサービスご利用者様へ大切なお知らせ <admin@ml.tepco.co.jp> と記述されえていますが、ETC利用照会サービスの場合 ml.tepco.co.jp のようなドメインで送信してくることは無く etc-meisai.jp もしくは ml.etc-meisai.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
ml.tepco.co.jp は、東京電力のメール用に使用されているドメインなのですが、何で
ETC利用照会サービス事務局からのメールがこのドメインで送られてくるの?
完全にアウトなメールですよね ww
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://boernm.com.cn/jp のURLが登録されていました。
ETC利用照会サービスのURLは https://www2.etc-meisai.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
boernm.com.cn と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが107.174.250.46で、アメリカのカリフォルニア州ランチョクカモンガにあるデバイスにRackNerd LLCと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
boernm.com.cn は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
次にメールのヘッダーを確認してみると "admin@tryf.com.cn" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名を(admin@ml.tepco.co.jp) に改ざんして送付しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると mail.tryf.com.cn と云うところから送信されていて、ここのIP アドレスを確認すると 114.98.226.193 で、中国の安徽省蕪湖県にあるデバイスにChina Telecomと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(182.61.22.80)に実際に東京電力で使用している ml.etc-meisai.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
ETC利用照会サービスでも、クリックを促すためのリンクから "氏名・住所・クレジットカード情報" の入力を求めることは決してないので認証情報や個人情報等を絶対に入力しないようにと注意喚起しているので、この様なメールを受信した場合は即ごみ箱に破棄しましょうね。
身に覚えのある人は、ETC利用照会サービスの公式サイト(https://www.etc-meisai.jp/) に直接アクセスして確認しましょう。
