そうよねえ、というのがまず第一の感想。
そして、にしおさんが引用してる(脳回路に関するほうの)記事内のイラストね(笑)あれ、フラバものですよ、被害ツマにとっては。
「既視感」しかない。
引用記事で扱っているのは子供に対する虐待の回路、ですが、同様に『弱い立場で抵抗せずしかも身近』という点ではツマに対する虐待にもそのような回路は存在するんじゃないかと思っている。
例えば、犯罪者の脳にはある種の特徴がみられるとか、脳の疾患等が原因でおきた脳の変化が犯罪に大きく影響したと推測される例がある、というのはいろいろな記事や文献で見かける。↓
人を虐待するとかすぐキレて暴力を振るう輩と全くこれまで接点のない人にとっては、いやそうは言っても「話せばわかる」ところはあるでしょう、と、言うのかもしれない。
しかし、前述の「イラスト」ですよ。
ほんとにね、ああいう正気を感じられない眼なんすよ。話し合う余地などないですから。
私は結婚生活中それを見ていて、やっぱこいつ脳みそのどっかおかしい、と常々思ってました。
(別居前、かなりいろいろ認識してきて冷静に見られるようになったころに)
スイッチの入り方、というか怒りや暴力行動への沸点の低さ、が、理性を持った人間の行動とは全く違った回路で動いているような、そういう感じ。
これは、経験した人間にしかわからない実感だとは思う。
だから、脳に問題がある、という言説は納得できる部分が多い。
DVに関して言えば、いま現実的に加害者に対して行われているのは、民間の加害者プログラムで、これは被害者支援の立場で実施されている。
つまり、被害者とまだ共存している夫(パートナー)に対して、これまでの自分の行動パターンを改め健康的なパートナーシップを学んでもらうという位置づけ。
被害者が関係の継続と加害者の変化(「更生」という言葉はあんまり使われない気がする。配慮なんだろうか)
を望んでいることとか、いろんな条件がクリアできた場合にプログラムを受けられる。
でも受けたからってすぐどうにかなるものでもないし、年単位で長い時間がかかる。何より受ける本人の継続する意思や決意は必須。
それほどの努力ができる人間なら、認識の変化も可能だろうと思うし「話せばわかる」んだろうけどね。
人間の行動には、本人の身体や精神のほかに環境とかいろんな影響が関わってくる。
脳には可塑性があるらしいから、本人の努力による認識や行動の変化で、脳の中の何かやどこかの反応が変化していくこともあるんだろうと思う。
でも認識や行動を変化させる気が無く、周囲に危険な害を加えつづけているヤツについては、たしかにもうロボトミーしかないんじゃね?とは言いたくなる。
以前にも、クマやイノシシに例えて書いたんだけど、共存が無理な例、っていうのはあるんですよ。人間の味を覚えたクマとかね。
それはもう駆除するしかない。
関係ない安全なとこにいる人が「クマさんがかわいそう!」とか言ってる場合じゃなく、身近に住んでる者にとってはやらないと自分が死にますから。
とは言っても。
これが、クマじゃなく人間なんで。駆除するわけにも。
やっぱいまのところ、離れる、一択だと思います。