アーティストと曲目の紹介

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これまでは音楽とことばのワークショップのコンセプト、時代背景、形についてメールでお伝えしてきました。

次にワークショップの内容の説明に入ってもいいのですが、その前に心待ちにされていたであろう、今回のワークショップとその後のミニコンサートに出演するアーティスト達とその曲目についてお知らせしたいと思います。

今回のアーティスト達はオペラや歌曲で活躍されているオペラ歌手・声楽家そしてその伴奏をされるピアニストです。お一人お一人から一言ずつワークショップに対するメッセージももらいましたのでそれも含めてご紹介致します。

1、アーティスト紹介

(1)ソプラノ 西ひとみ

東邦音楽大学声楽科卒業、同大学専攻科修了。

二期会オペラスタジオ第42期マスターコースを経て同研修所プロフェッショナルコース修了。

その後6年間イタリアに留学し、ラウラ・ロンディの下で研鑽を積む。2008年帰国。

プッチーニの作品を主なレパートリーとしながらも、ブリテン作曲「ねじの回転」の家庭教師、 モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィラなどのオペラを演じ、また様々な宗教曲もこなす。

現在は、オペラサロン・トナカイなど各地でコンサート活動を行っている。

二期会会員。

《ワークショップに対するメッセージ》

作詞の詩の朗読を担当します。

以前、広島の小学校の国語の授業で聞いた『広島弁』丸出しの教科書の朗読の様にならない様、気をつけます。


(2)ソプラノ 別府美沙子

東京音楽大学演奏家コース卒業。同大学院声楽専攻オペラ研究領域を修了 。

オペラでは、「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、「ラ・ボエーム」ムゼッタなどを演じる。

第61回全日本学生音楽コンクール東京大会入選。第14回大阪国際音楽コンクールオペラ部門3位 。

08年より4年間ミラノに留学。

ルチアーナ・セッラの元で研鑽。

イタリアで「椿姫」「カルメン」(抜粋) パンディーノ市で「リゴレット」ジルダ、 ヴィメルカーテ市で「セヴィリアの理髪師」(コンサート形式)のロジーナにて出演。

第4回リッソーネ(イタリア)音楽コンクール第2位。

現在、二期会オペラ研修所、オペラアカデミーインS.アマデウス在籍。

《ワークショップに対するメッセージ》

今回「音楽とことばのワークショップ」に参加させていただくソプラノの別府美沙子と申します。

音楽と言葉はとても密接な関係で私たち歌手も詩の意味を考えながら音楽を作っていきます。今回は皆さまとディスカッションしながら、また新しい詩の観点が生まれるかと思うと楽しみで仕方がありません。お会いできるのを楽しみにしております。


(3)ピアノ 松井理恵

長野県出身。

東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学院ソルフェージュ科修了。

現在、ピアノ、ソルフェージュ等の指導の傍ら、声楽、器楽の伴奏、合唱・オペラにおける稽古ピアニスト、コレペティトール、室内楽・オーケストラ内での鍵盤楽器奏者として演奏活動を行っている。

新宿区民オペラ、二期会オペラワークショップ研究会ピアニスト他、 甲斐清和高校音楽科非常勤講師。(ソルフェージュ、音楽理論)

《ワークショップに対するメッセージ》

私は、普段演奏活動をしながら、教員もやっています。

このような企画で、作曲家がどんな思いで曲を作ったのか、など、みなさんが音楽を通じて何か感じ取ることができれば幸いです。

それから最後に今回の共同企画者で、当日のファシリテーター兼ナビゲーターを務めていただきます高島さんです。


(4)ピアノ 高島登美枝

早稲田大学法学部卒業。

ピアノを大野眞嗣、高橋美幸、米山秋子に、伴奏法を金井紀子、平島誠也、 水谷真理子、D.ボールドウィン、K.ドラフィの各氏に師事。

在学中より声楽伴奏を主軸に活動を展開。

近年は、バレエ伴奏も手がけている。 F.コッソット声楽マスタ

ークラス('94年、伊ガルダ)公式伴奏者。

「声楽家とダンサーという、肉体を通じて芸術表現を行うアーティストを、 ピアノという楽器の演奏によっていかにサボートするか」をテーマに、演奏活動を行っている。

現在、昭和音楽大学講師、昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室講師、スターダンサーズ・バレエ団ピアニスト、日本演奏連盟会員。

《ワークショップに対するメッセージ》

「詩」「音楽」というそれだけでも独立した一分野になるアートが一つに融合したもの、それが「歌」です。

歌は、演奏時間こそ数分と短くですが、その中にはあらゆる世界観を込めることができる、限りない可能性を有したアートです。
ワークショップでは、3人のアーティストの力を借りながら、私がナビゲーター役として、小さな歌の大きな世界にみなさまをご案内していきたいと思います。

ご一緒に、アート探訪の冒険の旅に出発しましょう。


修明学園についてはこちらから
http://www.syumei.co.jp/

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次に曲目のご案内を致します。

ワークショップとミニコンサートの曲を順に挙げていきます。

2、ワークショップの曲目紹介

「お菓子と娘」(西条八十作詞、橋本国彦作曲)

今回は第一回目のワークショップということで、あまり難解な曲にならないよう詩から映像イメージを浮かべやすい作品を取り上げました。

新緑が芽吹く5月のお洒落なパリで、食いしん坊で元気な二人の女の子達が歩いていく様子を想像してみてください。


次の三つの演奏はそれぞれ特徴があるので、聴きくらべてみると面白いと思います。

参考にしてください。

【1】https://m.youtube.com/watch?v=KqtBNXCN7FE

ソプラノ:鮫島由美子

ピアノ:ヘルムート・ドイチュ

楽譜とテキスト(詩)に忠実な、ある意味、教科書どおりのスタンダードな演奏です。

【2】https://m.youtube.com/watch?v=lLJpjzMHzA4

アルト:小川明子

ピアノ:山田啓明

現代の演奏会では、この動画のような、速めのテンポで軽やかに歌われることが主流です。

【3】https://m.youtube.com/watch?v=H2mph3E4rLU

歌:Cocco(シンガーソングライター)

芸術の特性の一つには、時代と空間(国境)を超えた普遍性が挙げられますが、この動画は、この小さな歌曲の描き出す世界観が、時代を超えて感動を与えるものであることを示す格好の証です。

現代のポップスやロックも、その源流をたどればクラシック音楽に行き着くからこそ、優れたクラシックの作品は、今風のアレンジによって、新たな地平が開かれることもあるわけです。

スタイルこそ違え、この作品の世界を捉えていることは間違いのない演奏です。ぜひ、1や2と聴き比べてみてください。


3、ミニコンサートの曲目紹介

【1】「ヴィラネル」

(作曲:エヴァ・デラックア/詩:ファン・デル・エルスト)

 別府美沙子

【2】歌曲集『詩人の恋』より 「美しい五月に」

(作曲:ロベルト・シューマン/詩:ハインリヒ・ハイネ)

 西ひとみ

【3】『子供の情景』より 「異国より」

(作曲:ロベルト・シューマン)

 高島登美枝

【4】オペラ『ロミオとジュリエット』より ジュリエットのアリア「私は夢に生きたい」

(作曲:シャルル・グノー/原作:ウィリアム・シェイクスピア/台本:ジュール・バルビエとミシェル・カレによるフランス語訳)

 別府美沙子

【5】オペラ『つばめ(原題La Rondine)』より マグダのアリア「ドレッタの素晴らしい夢」(作曲:ジャコモ・プッチーニ/台本:ジュゼッペ・アダーミ )
 
西ひとみ

実はここに挙げている曲目が全てではありません。

内緒にしてある曲も何曲かあるので何が歌われるのか、それは当日のお楽しみです。

それからアーティスト達に今回の新しい企画に対して実のところどのように感じているのか、少し突っ込んだ質問をしてみました。

すぐには答えにくいような質問に対しても自分の考えをしっかりと述べており、今回のワークショップに対する意気込みが伝わってきました。

演奏者の立場からすると音楽と国語という組み合わせはどのようにみえているのか、次のメールでそれをお伝えしていきますので、是非彼女達の回答を楽しみにしていてください。


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