入塾の前後で長男にどんな働きかけをしたか、いずれ次男の時に自分が参考にするため、記録しておきたいと思います。先週書いた話↓の続きです。

 

 

私は競争心を煽って頑張らせることや、本人がその気でないのに勉強「させる」ことはしない方針です。自分でその気になって頑張らなければ仕方ないと思っているので、勉強や中学受験へのモチベーションをいかにして高めるかということに、入塾前後は一番力を入れてきました。

 

これは「船を造りたければ 仕事を割り当てるのではなく 海への憧れを教えよ」(サン=テグジュペリ)の考え方です。

 

 

 

勉強することの意義は多岐に渡りますが、私の感覚では「より良く、より豊かに生きるため」という観点と、「自分の望む仕事をするため」という2つの観点が大きいです。どちらの観点でもムギタローさんのYouTubeが共感できる内容なので紹介しておきます。

 

 

 

前者については、普段の生活の中で情報を取捨選択したり、判断をしたりということにも関わってきますが、大人になってからでも意識を変えたり勉強をしたりということができる部分でもあります。

 

一方で後者については、時期を逃すと後からいくら努力しても報われにくくなるのが現実です。小さい頃からそのつもりで努力を積み重ねれば、ほとんど何にでもなれる「無限大の可能性」を持っているのに、歳をとっていくと、年々可能性が減っていきます。

 

 

 

やりたいことやなりたいものが決まっている人はそれに向かって突き進めばいいですが、決まっていない人こそ、受験を頑張っておくというのは有効な選択と言えます(ドラゴン桜の桜木先生もそんな考えでしたね)。

私自身は、専門性を身につけて理系研究者になりたいという目標を持って勉強していました⇒

 

また、「受験勉強は時給○万円」みたいな話も、数字はさておき、間違っていない側面があると実感しています。 

 

 

このあたりの話は、言葉を変えて何度もしました。

 

「そういう世の中の仕組みを知らないまま大人になる人も多いと思うけど、子どものうちに知ってたらそのつもりで過ごしたのにって思わない?」

 

「でも『知ってたら若い時にもっと頑張ったのに』なんて言う人が多いけど、知ってても実際に努力できる人は多くはないんだけどね。多くの人は将来のことなんて想像できないし、将来のより大きなリターンよりも目の前にある快楽を優先してしまうから。」(関連して「マシュマロ・テスト」の話もしたり)

 

「(長男)は公文もそろばんも頑張ってきて、その時々は大変な時もあったかも知れないけど、今は頑張ってきて良かったって思ってるでしょ。だから頑張っておくと後で報われるっていう感覚はもう想像できるんじゃないかな。」

 

こんな話や、受験の仕組みなんかも時間をかけて夜な夜な話したので、(誘導した感はありますが…)長男は自分で納得してニコ「中学受験をしたい!」と心が決まりました。塾に入ってからはどんどん塾友ができ、その気持ちは以前よりだいぶ強固になっていると感じます。

 

 

 

うちは共働きで送り迎えもしてあげられないので、一人で電車に乗って通塾するなんてことが本当にできるのか、直前まで不安でした。難しければ夏休みからとか新小5からとかでも仕方ないかなとも。今のように一人で楽しそうに通塾している姿は、半年前には全く想像できなかったので、成長をとても嬉しく見ていますニコニコ

 

次回は別の観点、志望校についてもう少し書きたいと思います。

→「中学受験へのモチベーション③志望校への憧れ