『図書室のはこぶね』 名取佐和子 | ふぁいのだらだらな日々

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野亜高校の伝統、体育祭で全クラスが"Saturday Night"に合わせて踊る「土ダン」

 

体育祭を1週間後に控え、生徒たちがその準備に追われる中、足のケガで参加できない百瀬花音は、友人の代理で1週間だけ図書委員をすることになった。

 

10年前に貸し出されたままだったケストナーの『飛ぶ教室』が

今、戻ってきた理由、その本に挟まれていたメモの意味。

体育祭に参加できないモヤモヤをごまかすために取り組み始めた謎解きだったが・・・

 

これまで図書室に足を踏み入れたこともなかった百瀬が初めて見る景色、新たに出会う人々。

たった1週間の間に、10年前の当時の高校生たちの想いがよみがえり、現在につながっていく。

 

読み始めたときは、なんかチョイス間違えた?と思ってしまった。あまりにも高校生たちが眩しくて、青春がキラキラしていて、勝手に場違い感を持ってしまったのだけど

読み進めるとどんどん引き込まれて一気読み。

 

それぞれの人物がとても魅力的で愛おしくなる。

人物も情景も、カラーを持って生き生きと目に浮かぶ。

名取佐和子さんの作品は初めてだけど、もっと読んでみたいと思った。