『この世にたやすい仕事はない』 津村記久子 | ふぁいのだらだらな日々

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読書とガーデニングと日々のできごと

燃え尽き症候群のような状態で14年間勤めた仕事から逃げた主人公は、「コラーゲンの抽出を見守るような仕事」を希望している。

 

監視カメラで運び屋を監視し続ける仕事

バスの車内アナウンスで流す地域のPR文を作る仕事

おかきの袋裏のコメントを考える仕事

ポスターの貼り替えをする仕事

森の中の小屋の仕事

 

悪くはないが継続する気にはなれない仕事を転々とした挙げ句

主人公の選んだ道は・・・

 

 

 

一風変わった仕事を次々に紹介され、とまどいながらも生真面目に一生懸命取り組む主人公の姿が、おもしろくちょっと悲しい。

どこでもなかなかの評価を得るのだけれども、のめり込みすぎてちょっと疲れてしまう。

 

自分の仕事はこれだ、生涯この仕事をし続けるのだとやる気満々で向かい合うほど、理想と現実のギャップに悩んだり、自分の力不足に落ち込んだりする。

それに疲れたからこそ、あえて全然関係ない仕事をするのだが、

職業を斡旋してくれる正門さんは、全てお見通しだったのかな。

実は全て正門さんの策略だった?