『センセイの鞄』 川上弘美

駅前の一杯飲み屋で偶然再会したツキコとセンセイ。

30歳以上歳の離れた二人が、ゆっくりゆっくり時間をかけて

距離を縮めていく様子が繊細に描かれている。

元国語教師らしいセンセイの言葉遣いが美しい。

どうやら私は、いまどきの文体とか構成とか設定とかが受け入れられないタイプのようで、本の感想は否定的なものが多いのだけれど

この小説はとてもよかった。落ち着いて読めた。

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