またまた森博嗣ワールドに戻りまして
百年シリーズ、まずは2作。
『女王の百年密室』
『迷宮百年の睡魔』
刊行順で言えば、もっと早くに読み始めるべきシリーズだったんだけど
SFっぽいのはちょっと苦手だったので飛ばしてたんだよね。
この度、意を決して手を付けてみれば、なかなかおもしろいではないか![]()
突飛な未来設定のように見えるが、
確実に現在の延長上はこうであろう、と納得してしまう。
さすが森博嗣さん。
単純にミチルとロイディの会話がかわいくて楽しめるし
二人の関係が明らかにされた後は
その仕組み自体が興味深く
「生きている」と「死んでいる」の違い、あるいはその境界
人間とクローンとウォーカロンの違い
あるいはその違いを明確にすることの無意味さ
みたいなことを考えさせられておもしろかった。
一見、独立したシリーズだけれど
他シリーズからの流れを汲むと
より一層、森博嗣さんのブレない世界観が伝わる・・・気がする。
女王の持つ銀のクロスとミチルがもらった鉄のクロス。
人間かどうかなんて重要ではない、そんな百年先の未来でも
ミチルとロイディの間にも
ミチルと女王の間にも
今の私たちが「愛情」と呼んでいるような
心の交流が確かにあるのがうれしい。
あ~四季シリーズもう一度読み返したくなったな。
いけない、完全に森博嗣の沼にはまっている・・・![]()