父親の工場の倒産によって夜逃げ同然の生活を強いられた山崎瑛。
一方、大手企業の御曹司として裕福で恵まれた環境で育った階堂彬。
「アキラ」という名前と「社長の息子」という立場は共通するものの、全く違う道を歩んできた二人だったが
メガバンク・産業中央銀行に就職したことで、その人生が交差する。
自分の信念を貫く真っ直ぐさと、それを実行できる類い稀な才能を持つという点で二人は似ている。
過酷な試練が降りかかったとき、二人の天才はその局面をどのように打開していくのか・・・?
おもしろかった。
さすが池井戸潤さん。なかなかのボリュームだったけれど
文字通り寸暇をおしむ勢いで読み切ってしまった。
二人のアキラの少年時代からおよそ30年間にわたって、
彼らがどのように考え、どのように生きて来たかが丁寧に描かれている。
この二人の主人公がいつ本格的に対峙するのか、残りページを気にしつつわくわくしながら待ちわびてしまった。
やっぱり優秀な人の周りには優秀な人が集まるものなんだな・・・
登場人物にとっても読者にとっても嬉しい再会が随所にあるのもいい。
まあ残念なのは、経営や経済に関する私自身の知識や能力が低すぎて、
アキラたちのすごさが正確には理解できていないだろうということかな
まあ楽しめたからよしとしよう