日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムが、侵入者たちによって乗っ取られた。
奥遠和に通じる唯一の連絡道路は爆破され、
外部との通信手段は断たれ、
雪に囲まれた冬のダムには、警察も近づけない完全な孤立状態だった。
そんな中、ただひとり人質を免れた富樫は、追っ手の目をくらましながら命がけで雪の中を進んで行く。
人質になっている同僚たちを救うために。
そして亡き友・吉岡の婚約者を救うために。
容赦なく襲いかかる雪と闘いながら
犠牲になった同僚や吉岡のことを思い、ともすればくじけそうになる心に鞭を打って・・・
おもしろかった!
私は映画を見ていないのだけれど、描写がリアルすぎて映像が目に浮かぶようだった。
読みながら私も寒くて痛くて辛くなってしまった・・・![]()
富樫はもちろんのこと、吉岡の婚約者・千晶の気丈さには驚くばかりだ。
なかなかのボリュームで読み応えのある小説だった。
ノーマークだった序盤のエピソードもちゃんと活かされていて、よくできているな~と思った。
しかし笠原がちょっと気の毒な扱い・・・。
もっとストーリーの黒幕的な存在なのかと思ったけれど
なんか呆気なかったな。
映画のキャスティング見たら、笠原役は吹越満さんだったけれど
私の頭の中ではなぜか滝藤賢一さんがイメージされてしまう・・・
まあ系統は似てる・・・?![]()