老舗デパート・鈴善の創業百年祭最終日の夜。
和食器売り場の販売員・真穂は、ある企みを持って夜の鈴善に忍び込んだ。
同じ夜、閉店した鈴善には、警備をかいくぐって身を潜めている者たちがいた。
職を失い、妻子に逃げられ、金も希望もなくした男。
家出をしてきた高校生カップル。
暴力団関係者に追われて逃げ込んできた元警官。
宝飾品売り場のゼネラル・マネージャー。
業績が芳しくない中、贈収賄事件でさらにトドメを刺された感のある鈴善はどうなるのか・・・?
昔気質のベテラン警備員と、訳ありの新人警備員が、深夜あちらこちらで勃発する事件に奔走する。
そこに鈴善の創業者一族である御曹司社長も加わり・・・
おもしろかったな~
わちゃわちゃ人が集まってくるから、これどう落ち着くんだ?と思ったけれど
全部きれいにつながっていてよかった。
たった一晩の出来事なのに、登場人物たちの人生の方向が変わったし。
それらを全部抱きとめて、今後の鈴善はどう変わっていくのか楽しみになる。
しかし何と言っても、一番活躍したのはリョウさんだね。
そして一番おいしいところを持って行った気もする・・・
やっぱり読後感がいいのがうれしい。
先に読んだ『脇坂副署長~』はいまいちだったけど、
真保さんの本、もう1冊読んでみてよかった![]()