アラフィフの男性３人。
何事もスマートでスタイリッシュであることにこだわり、お互いの意志を尊重して妻と別居中の一博。
バツイチ同士で再婚し、惣菜と弁当の移動屋台を営む康文。
そして、中学教師の陽平は、子供たちが独り立ちして家を出たことによって
妻との関係が微妙になっている・・・。
それぞれの夫婦の形、家族の形が描かれているが
まあこういうのもあるんだろうな～くらいな感想かな。
特に感情移入する人とか自分とダブる人はいなかったけど。
タイトルの「ファミレス」と対極にあるような
素材にとことんこだわったオシャレな料理だったり
商店街の子どもたちの後々「核」となるようなおふくろの味だったり
いろんな料理が登場するけれど
どれが上とかではなく、
「誰とどんな風に食べるか」が一番大切なんだ、というところは納得。
楽しく食べることは、シンプルに幸せだ。
文章がおもしろかったので飽きずに読めたけれど
内容からすれば長い小説だったな・・・という気がする