52歳、独身、非常勤講師の小松さんは、新幹線で偶然知り合ったみどりさんに好意を持っている。
小松さんと同い年のみどりさんは「見舞い屋」として入院患者を訪問する仕事をしているが、いつもその仕事に後ろめたさを感じている。
その「見舞い屋」を経営する八重樫さんは、常にみどりさんにぴったり寄り添ってサポートする謎の存在だ。
小松さんと宇佐美さんは、行きつけの飲み屋「たられば」で知り合い、親しくなった。
お互い、自分にはない物をもっている相手のことをいいな~と思っている・・・
宇佐美さんはバリバリの営業マンだが、ひそかに「うさぴょん」というハンドルネームでネトゲをしていて、
どっぷりつかり過ぎて、いまやほぼ義務感からプライベートの時間のほとんどをゲームに費やすはめに。
どこにでもいそうで、ちょっとずつ変わっていて、でもやっぱりどこにでもいそうな人々の関わり合い。
淡々とした文章だけれどおもしろい。さらっと読めるけれど味がある。
なんか憎めない小松さんと宇佐美さんのコンビ。どこかそのへんにひょっこりいそうな気がしてしまう。
私個人的には「たられば」という飲み屋の名前がなんかいいなと思った![]()