虚無の中での遊戯 -2ページ目

KERA! TEA PARTY '14

5月6日はKERA! TEA PARTYでした。
前回も参加しましたが味を占めて今年も参加です。
深澤翠ちゃん、木村優ちゃん、Princess Dollのデザイナーさんのトークもあり、
ケーキあり、お茶あり、物販もありで無料!!
ガーデンパレスは寛大だなあ。というか、上安はお金持ってるなあ(笑)
今年もたくさんのロリータさんに会えて楽しかったラブラブ

Princess Dollのデザイナーの綾さんが、びっくりするくらいに可愛い方でした。
メタモのデザイナーさんもですが、中の人が想像以上に可愛いことが多いですね。

ボンネット会で知り合った方々も参加されていましたが、
みなさんコーデ上手で前回とがらりと雰囲気を変えてきたりして
本当にロリータって面白いなと思ったり。
そういう私も、最初私と気が付かれないくらいにガラッと変えていきました。




先日念願のEnchantlic Enchantillyの「キャッスル オブ オトラント」のスカートをゲットしたので
さっそくおろしました!!!もうちょっとパニエが長いといいんだけどなあ・・・・。
意外と裾が長いので持て余してしまった。
色は「真夜中」。本当に、夜闇にぼんやりと浮かび上がるような色合いでした。
とてもゴシックロマンス!

ウエストがゴムなのでコルセットとか合わせなきゃなぁということで、
10年前に買ったh.NAOTOのビスチェを引っ張り出してきました。
ブラウスはAngelic Prettyです。モワティエ一個も使ってないのに
モワティエのにおいがする・・・!
ちなみにリボンとブーツはNa+Hです。

赤毛ストレートは久しぶりに使いましたが、ストレートのウィッグは
手入れが大変ですね…。準備で疲れた。







盛れ過ぎてもはや他人。





Android携帯からの投稿

ゴシックっぽいもの



トーキングヘッズ叢書の「少年×タナトス」と「ゴシックテイスト」
ゴシックの範疇が広すぎる。そのわりにゴスロリの話題は少ない。



ところで、先日発売された樋口ヒロユキさんの新著『真夜中の博物館』がネット書店で見つかりません。
さっさと買っておけばよかった…。

6/21にジュンク堂書店池袋本店で
樋口ヒロユキさんと高原英理さんのトークショーがあるらしいです。
是非とも参加したい。

ネット記事と紙面記事の比較

先日の、青木美沙子ちゃんの『ロリータファッションBOOK』のサイン会の

新聞記事が、ネットと紙面で内容が違っているのに気が付きました。


ネット版

http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/258231/


紙面版




紙面の方が、ロリータファッションについてマイナスイメージをもっているような書き方です。

ロリータファッション愛好家の心を逆なでされているような、気分の悪さを感じます。

確かに、海外の方が注目度が高いですが、現在の日本では

そこまで「いまいち」とか否定的な感じは受けないのですが。

「孫がこんな格好していたら服を燃やす」というのは久々に聞きましたね…。


ではなぜこういう差が生まれたのか、と考えると

単純に文字数の関係もあるのかもしれませんが

そこに意図的な何かが発生しているような気がしてなりません。


紙面では記事を読ませるためにより過激な表現が必要なのか、とか

ネットだと紙面より多くの人が目にするためネガティブな表現を避けた、とか

紙面を読む層ではロリータファッションは否定的であることは変わらないのか、とか

余計な深読みをしていました。


メディアってのはいつも何かしらの意図があって発信されるものですからね。




【文献紹介】『メディア文化とジェンダーの政治学』

休みが無いときは、数時間の空き時間さえ有効活用しようとしていたのに、
いざ暇になると寝て過ごして後で自己嫌悪に陥るという。
恐らく一週間のうち丸4日くらい寝てると思う。病気か。
あまりにも睡眠時間が長いと、頭が働かなくなるんですよね。
だから、読みたい本も読み進められない…。


さて今日紹介する本は

『メディア文化とジェンダーの政治学』
著 田中東子 
世界思想社 2012年7月




過去に他の本で発表された論文をまとめて加筆、修正して再録したものです。
私の目的は「第7章 オルタナティヴな空間を生みだすポピュラー文化ーコスプレにおける文化消費と文化生産を例として」
だったのですが、読みながら「なんか読んだことあるなー」と思って、
あとがきの初出を見たら
『コスプレする社会』でした。
どうりで!!!!
一瞬損したような気がしましたが、他の章もジェンダーとメディアの関連について
論じられているので、まぁ一応研究対象の範疇かしら。

内容はほとんど同じなので、広い意味でのコスプレという行動に関心が
ある方なら『コスプレする社会』、ジェンダー論の一環としてコスプレを
知っておこうという方なら『メディア文化とジェンダーの政治学』を
読むといいでしょう。

ちなみに、他の章は
第1章 今日の女性たちとジェンダーをめぐる問題
第2章 メディア文化とジェンダーを研究するためのアプローチ
第3章 メディア表象とジェンダー構築のメカニズム
第4章 「主婦」向け情報番組が仕掛ける罠ー沈黙は饒舌に包囲される
第5章 メディアスポーツとジェンダーージェンダー化される身体とミクロポリティカルなスポーツ空間
第6章 スポーツ観戦をめぐる性差のポリティクスー女性たちの文化実践とまなざし

となっています。第1章ではジェンダー研究のこれまでのあらすじ、のようなものを
知ることができます。
実は他の章はまだ読んでいません。

コスプレについてですが、「コスプレイヤーの多くが女性であり
その7割ほどが男装という現象は、ジェンダーやセクシュアリティの
撹乱をもたらしている事を示しているのかもしれない」という点は
非常に興味深いです。何故コスプレするのは漫画やアニメといった二次元キャラクターで、
しかもトランスジェンダーに走るのか、という議論は今後の課題として
持ちこされているので、是非ともその続稿を読んでみたいです。

社会的には消費者として扱われる女性が、
コスプレという文化の中ではモノを作り、イベントを企画し、
写真を撮り、それを発信するという創造者、生産者になれることが
女性がコスプレをする理由の一つではないか、というのも
なるほどなぁという理論でした。


【ネット記事】「ロリータ界のカリスマ、原宿でサイン会開催」