いやー花粉症が酷いですね。

かと言って去年の5倍とか6倍とか言われている飛散量とリンクしているかは疑問で。

僕は毎年こんなもんです。

 

そんな中昨日は映画館に。

先日と同じく二本立てにして。

 

一本目は午前十時の映画祭から『狼たちの午後』。

これもDVDを持っていますが、大好きなアル・パチーノの演技をスクリーンで観られるということで選択。

作品としてはやはり傑作だと思います。

贔屓のパチーノは言わずもがなですが、相棒のサルを演じたジョン・カザール。

神経質と言うか肝っ玉の小さい男を演じさせると一級品だと思います。

 

その代表作がゴッドファーザーのフレドなわけですが、つまり弟・マイケルを演じたパチーノとの兄弟コンビで銀行強盗に臨んだことになります。

しかし、そのパチーノが演じた役名が”ソニー”って、ゴッドファーザーでは長兄役の名前だからまたややこしく・・・。

 

これは実話をもとにした作品なわけですが、1972年の出来事とのことですから僕が生まれる1年前。

当時のニューヨークはこんな感じだったんですね。

ラストでソニーは懲役20年となっていたと思いますから塀の外に出てきているんだろうなと思ったら本人が出演している作品(?)もあるみたいですね。

別に興味は無いですが。

 

ソニーの母親役はどこかで観た気がしてたんですけど、後で調べてみても出演作品に思い当たる節は無く。

勘違いみたいです。

一方で父親役は確信したものの名前が出てこず。

フレドをファミリーからの裏切りに導いたにっくき男なんですが・・・。

これも後で調べてジョニー・オーラ役の方とわかりました。

 

フレドとマイケルと、その兄弟仲を裂いた張本人(もっとも黒幕はハイマン・ロスですが)が共演しているとは今更ながら興味深いというか。

 

二本目は『運び屋』です。

オスカーを受賞した『グリーンブック』と迷ったんですけど、主演のクリント・イーストウッドに惹かれて。

昔はほぼ毎週のようにDVDを観ていたんですが、そのころの知識で昔の俳優しか知らないんですよね。

こちらはまだ封切られたばかりの作品ですから内容について多くは語りませんが、良かったと思います。

 

御年88ですが監督・主演を務めることのその体力と気力。

それから劇中でのスリムな体型かつ背筋の伸びた姿勢。

10歳も年下の自分の父親を見ているだけに素晴らしいなあと。

 

で、この作品にはそれこそゴッドファーザーがらみのアンディ・ガルシアが出ていて。

観に行く前に情報としては仕入れていたんですが劇中すっかり忘れていてエンドロールで気づく始末。

後から頭の中で振り返ってみて、下克上にあった麻薬組織ボスのラトン役しかないなあ、と。

結果的には合ってましたが、これじゃあダメですね。

 

今日観た二作でしきりに予告が流れていたのが午前十時の映画祭10。

これでファイナルだそうです。

ゴッドファーザーの映像が出てきましたが、いくつか再演する作品もあるみたいですね。

ところでゴッドファーザーパートIIIはこれまでやったんですかね??

IIIは劇場で観ただけにIIIも観たいんですが。

 

それはさておき、アンディ・ガルシアの風格はもうボスにふさわしいでしょう。

ヴィンセントをドンに据えたゴッドファーザーの続編ってのは無いんでしょうかね??

もう彼もいい年ですからIIIのときの自身のような若き次代に後を託すような役柄で。

 

そのIIIの劇中で殺されてしまってもはや演者としては出演できないソフィア・コッポラ監督作でとか。

パパコッポラは今更興味ないでしょうけど、娘作で話題を呼びそうな気もしますけど。

今のご時世じゃマフィア映画は流行らないのかな??

 

最後に。

調布の映画館は「シネタス」じゃなくて「シアタス」でしたね。

恥ずかしい間違いですがこのまま残しておきますw。