昨日のジャパンカップについて私見を。

賛否両論あるようですが、到達順位どおり確定して良かったです。
審議になるのはわかりますが、中継時間内に収まらないほど長い審議は必要なかったと思いますね。

個々について詳しく。


1着 ジェンティルドンナ

お見事の一言です。
ここで触れたかは覚えていないのですが、僕はエリザベス女王杯で牝馬四冠に挑戦すべきだという考えだったんですが失礼しました。
馬にはもちろんですが、陣営もお見事です。
結果的にハナ差での勝利なわけですから4キロの斤量差が効いたことになります。
来年以降では2キロ差に縮まるだけに成長力に差が無いという仮定の下だとまさに千載一遇のチャンスを活かしたことになります。
海外での活躍も見ものですね。

鞍上の岩田騎手。
馬体をぶつけにいった騎乗には批判も多いですが、僕的にはあのくらいアリだと思います。
あそこで入っていかなければ勝利は無かったわけですから。
僕は左右よりも前後の位置関係が重要だと思っています。
後ろにいたジェンティルドンナが割って入っていく分には構わないんじゃないですかね。
一昨年のブエナビスタは降着だったのに・・・、という人がいるようですが、あれは前にいたブエナビスタが斜行により後方にいた馬の進路を塞いでいるんですね。
手綱を引くというか、馬を追えない時間帯が存在している以上不利は明らかです。
今回のオルフェーヴルは外に飛ばされてはいますが、終始追われ続けてますからね。
外にもう一頭いて挟まれる形になっていたとしたらまた話は別ですが。
ただね。
岩田騎手は嫌いです。
今回ビッシリ馬体を合わせての直線だったので改めて感じましたが、フォームが美しくない。
あんなに上で激しく動かれてよく馬の負担にならないなあと不思議で仕方ありません。


2着 オルフェーヴル

フランス帰りでよくやったとの意見もあるようですが、僕は単純に残念で仕方ありません。
負けたこと自体よりも三歳牝馬に吹っ飛ばされてそのまま差し返せなかったことが言葉はキツイかもしれませんが情けなくて。
闘志に火がついてねじ伏せるくらいの気概を見せてほしかったんですがね。

鞍上の池添騎手。
最悪です。
岩田騎手以上に嫌いです。
勝てばあたかも自分ひとりの手柄のようにはしゃぎ、負けた時は馬のせいか、今回のように相手のせいにする。
「自分はまっすぐ走っていたのに納得がいかない」とか言ってますが、目が腐っているんですかね?
レース直後の興奮状態ならともかく、しっかりパトロールフィルムを見ているでしょうに。
明確に内斜行してますよね。
これがオルフェーヴルの斜行癖によるものか、意識的に池添騎手が締めに行ったことによるものなのか知りませんが、あそこまでいったらジェンティルドンナが出てこられないように完全に蓋をしてしまわないと。
もしくは他馬に関係なくまっすぐ走らせて最短ルートでゴールに飛び込ませるか。
いずれにせよ、乗り方次第で勝てていたレースであるはずです。
それを完全な被害者面ですからちゃんちゃらおかしいですよ。
僕から言わせれば被害者は馬主である出資者の方々で、池添騎手はむしろ加害者の立場とも言えるんじゃないかと。
そもそも何で池添騎手の手に戻したのか全く理解できません。
スミヨン騎手が来日できなかったのならともかく、同厩のトーセンジョーダンに乗っているわけですからいくらでも調整できたでしょう。
池添騎手に戻ることに何のメリットがあるのか・・・?
もう下ろした方がいいですよ。
柴田政人調教師とか、現役で言えば藤田騎手のようにクリーンで有名な騎手が裁定にケチをつけるのは重みがあるんですが、「お前が言うな!」って感じでしょう。
トールポピーのオークスは有名な話なわけで。


3着 ルーラーシップ

ここは角居調教師に一言。
また出遅れたわけですが、「練習ではちゃんと出るのに」って。
愛馬ミクロコスモスのときに何度このコメントを聞いたことか。
名伯楽なんですからもっと考えて調教してくださいよ。


最後に。
掲示板にサンデーレーシングの馬が四頭も載ったことについて。
競馬好きの友人に「何だかなあ」と言ったら「お前にも馬運がいつか回ってくるよ」って・・・。
これだけサンデーレーシングが活躍しているのに自分の馬が鳴かず飛ばずだっていう愚痴だと取られてしまったようです。
重賞はまだ勝てていませんが、保有三頭でG1レースに五回出走ってそんなに悪くないですよね??
それはさておき、一部の寡占化が進むと一般ファンが白けるんじゃないかなと思うわけです。
しかし、社台レースホースの方は出走すらないのは何故?
生産成績は分かりませんが、クラブに出す馬のレベルは両者で明らかに差がついているような気がします。