松山市・清水町
0歳からのピアノ教室
ぷう あ ぷう
津守美佳です。
こんにちは、
ふと昔を思い出しました。
彼女が私の教室に通い始めたのは
何年生からだったかな、、
とにかく彼女はとても不器用で、
それにかけては私の生徒の歴代１位。（笑）
何をするにも一つ一つ、周りの10 倍くらいかかる子でした。
中学生になっても
ソナチネの易しい一楽章すらさっぱり弾けなくて、、、
でもピアノが大好きで、上手になりたい
という気持ちだけは人一倍。
だからその頃はかなり厳しく、しごいた記憶があります。
そんな彼女が
「ずっとピアノを勉強したい。出来れば大学でもピアノの勉強をしたい。」
そんな事を言い始めました。
正直、最初は
「えっ、、、！？」
と、戸惑いしかありませんでした。
しかもご家庭のご事情と、ご両親の意向での条件が
「国公立じゃないとダメ、
県外には出したくない」
だったので、
必然的に、地元国立の音楽専攻コース
という事になりますが
当時、ものすごく狭き門。倍率６倍。
滑り止めも浪人も無しの 一発勝負。
落ちたら音楽の大学への進路は無くなります。
彼女を知ってる周りの先生には、
正直、笑われるくらいでした。
「えっ、そりゃあ困ったね」
「無理でしょう、、」
でも、彼女は「音楽性」がすごくある子で
というか、、、
ピアノに関しては音楽性以外は何も無い状態でしたが(^^;
その代わりご両親が上手に育ててくださって
「素直さ」「真面目さ」「根性」
が備わっていました。
そんな彼女の真摯な気持ちに
「何とかしてあげたい。」と
そこから、彼女と私の二人三脚が始まりました。
他の先生方のお力も借りながら
不器用で一つ一つ時間のかかる彼女に合った練習方法を考え
練習にも付き合い、
気持ちが煮詰まる時には相談にも乗り、、、
彼女も一生懸命付いてきました。
それでも出来ない事が多すぎて、
悔し涙を流す事もありましたが。
その時の彼女の実力を思えば
とても手が届くとは思えないくらい
高い高い山の頂上。
でも。
届きました。
大学は私の自宅の近所ですが
発表を見に行く勇気がなく、
彼女からの電話で合格の一報を受けた時は、
ただただ、感動、、！
ある先生には
「奇跡だね」と言われました。
確かに奇跡（笑）
でも奇跡を起こすための努力をしました。
それだけ望んで進んだ大学なので
大学生活は楽しくてたまらない様子で^ ^
そんな彼女の話を聞くだけで
嬉しかったのを覚えています。
今でも、月一回レッスンに来てくれる彼女。
正直もう、私が教えられることなんて
無いのですが
それでも、来たいと言ってくれます。
本当に頑張り屋の自慢の生徒です。
今思うと
私ってずっと、徹底的に寄り添う主義なんだなぁ。
昔も今も。
そんな自分の性分を、しんどいなと思う時もしばしばあります。
でも、それが私に一番合ってる。
（それに年と共に、バランスが上手く取れるようになってもきました^ ^)
相手が幸せでいられる事、喜んでくれる事、
それが
私自身が幸せにいられる方向性なのです。
●乳幼児ピアノクラス
0歳さんのみ数名お受けできます
お問い合わせはこちら
peu a peuピアノ教室
09011779115
●講師専用プレピアノ講座情報
ライン登録こちら
