睡眠と犬 | シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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犬と寝る?
 本当に今年は災害がとても多い気がします。今日も大型台風が・・・。みなさん、くれぐれもお大事に。ただ、北海道は日中はもちろん、朝のお散歩でも少し汗ばむくらい暖かな日がずっと続いております。でも、もちろんしっかりと秋はやってきています。早朝と夜の排泄散歩の時には吐く息が白くなりました。ストーブも2回つけました(笑。北海道人は寒さにも暑さにも弱いのです)。もう少ししたら、湯たんぽが恋しい!と思われる方もいらっしゃるでしょうね。あっ、北海道人は部屋というか家全体を25度くらいに温めるので、湯たんぽや電気毛布を使ったりはしない人が多いと思いますが・・・。
 ところで私たちには暖かい、ふわふわしたワンコがいますよね!まあ、クレートやサークルの戸を閉めて、犬はその中で眠るように決めている、いわゆるしっかりとしつけをしていらっしゃるご家庭もあるでしょうが、わが家も含め意外に多くの犬達は飼い主の寝室で一緒に寝ていることでしょう。夏は床の上、冬はベッド(布団)の上、さらに寒くなると布団の中が彼らの定位置かもしれませんね。アメリカで行われたいくつかの調査をみると、約6割の犬は飼い主と共に寝室で寝ているようです。そして、面白いことに犬が寝室に一緒にいることは自分の睡眠に良い影響を与えると考えている人がいる一方で睡眠を邪魔されていると考えている人もいます。
 今日は、あの有名なアメリカの大病院、メイヨークリニックから昨年出された「家庭での睡眠環境における人の眠りにおける犬の影響」という、論文をご紹介しましょう!
 この調査は6カ月齢以上の成犬を飼育している睡眠障害などのない健康な40人(平均年齢44歳)を対象に、7日間、体に器械を装着しどのくらいの睡眠をとっているかを調べたものです。結果を簡単にまとめると、ベッドの中に入っている時間は平均7.9時間、そのうち実際に眠っている時間は6.7時間、ベッドに入ってから眠るまでの時間は平均1.2時間(まあ、読書をしたりしますよね)、睡眠効率は81%という結果でした。この結果を他の睡眠に関する調査と比較すると、犬が寝室に一緒にいても飼い主たちは十分に良い睡眠効率を得ていることがわかりました。ただ、寝室にはいるもののベッドに犬が上がっていない時のほうが、ベッドに犬が上がっているときに比較して睡眠効率が明らかに高い、逆に言うと一緒に寝ていると睡眠効率が下がることもわかりました。ちなみにこの調査の対象となった犬は平均年齢5歳、体重15キロですから日本に比較しちょっと大きな犬達ということになりますね。うーん、確かにこの大きさの犬が一緒にベッドにいると寝返りにも邪魔だろうし、寝づらいかもしれないと思うでしょ?ところが犬の体重と人の睡眠効率は関係していないというデータがついています。さらに犬ではなく人間のパートナーの場合は逆に一緒に寝ているほうが睡眠効率が有意に高いことも示されています。犬よりも人のパートナーの方がデカイよね。つまり犬には遠慮して寝るけど、人のパートナーには遠慮しないってこと?まあ、同時に測定している犬のデータから犬は合計すると、1時間ちょっと夜中に活動しているのでこれが原因かもしれません。
 衛生上の問題はさて置き、犬が寝室で寝るのは問題ないけどベッドに上げると睡眠効率が落ちるよってことですね。うーん、でも私には明け方ベッドに飛び乗ってきてやさしくトントンとたたいて「ねえママ、ベッドの中にいれて」という毛の塊には抵抗できないなあ(笑)。みなさんはどうですか?

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