小型犬の飼い方 その1 | シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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ポメラニアンの「るか」を飼って その1
 るかの行動についての思い出話を書こうと思ったのですが、もう少ししてからにします。なんだか、しんみりしちゃうから。で、視点を変えて今回から3回にわたって、私が初めて飼った小型犬である「るか」や私がこれまで行ってきたしつけ教室や行動診療で出会った小型犬たちを通して、小型犬飼育について考慮したい点について書きたいと思います。ところで、私が小型犬の中で飼ってもいいなあと思う犬種はポメラニアンとパピヨンです。何が良いかって?見た目です(笑)。他の小型犬の飼い主様、すみません。でもただの好みですからしょうがないですよね♪。
 さて、小型犬を飼う前に知っておいてほしいこと・・・。ペットフード協会の2017年度の調査結果によれば、超小型犬を他の大きさの犬と比較した時、寿命が長いことと犬の生涯飼育にかかる費用が高いことがあげらます。ここで言う超小型犬には、トイプードル、チワワ、ミニチュア・カニーンヘンダックス、ポメラニアン、パピヨン、マルチーズなど多くの小型人気犬種が含まれます。超小型犬と中大型犬と比較すると、寿命は約2年長くて平均15.01歳、飼育費用は約25万円高くて平均178万円です(犬の購入費用は含みません)。もちろん、食べる量は明らかに少ないのでドッグフード代は中・大型犬より安価ですから、医療費、洋服、グルーミング、おやつなどの費用がかかるということになります。小型犬を飼うなら、、15年を一緒にすごせるかどうか、また意外に費用がかかることを覚えておかなくてはいけないわけですね。
 では、大型犬と比較して超小型犬の利点はどこにあるでしょうか?これまで主に大型犬を飼育してきた私が思うには、あまり運動をしたくない人にとっては少しの運動量でも満足してくれる、犬を制御するのに力が要らない、物覚えがとても良い、旅行などの際の制限が少なくて済む(移動手段、宿泊場所など)、抜け毛の量が少ない(トイプードル、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどはほとんど抜けないし、ポメラニアンのように抜ける犬種であっても全体的な表面積が小さいので総合的には大型犬に比較し明らかに少ない)、室内のどこにいても邪魔にならない、間違っても人を殺すほどの攻撃はできない(笑)、甘え方や動きがかわいい(笑)、などなどたくさんあります。
 小型犬を幼犬から手に入れるのであれば、もともとが小さいので8週齢までは少なくても母犬のもとにおきたいものです。るかのお里では10~12週齢くらいまではブリーダー宅、つまり手元におきたいとおっしゃって、彼は12週齢でわが家にやってきました。
 小さいワンコは病気や怪我による消耗は大きいので、健康な犬を選ぶことは重要です。無理な交配をしていない、繁殖犬の健康管理をキチンとしている、これまでの血統の中に健康上問題となる犬がいないなど、ブリーダーさんをしっかり選んでいただければと思います。
 小型犬に多い先天的疾患には、膝蓋骨脱臼、停留睾丸、大腿骨頭壊死症、臍ヘルニア、鼠径ヘルニア、水頭症、環軸亜脱臼、動脈管開存症、心室中隔欠損などがあげられます。これらの先天性疾患のなかには6カ月齢程度になるまでわからないこともあります。だからワクチン接種の時だけでなく不妊手術を受けるころくらいに、もう一度それぞれの犬種が発症しやすい先天疾患について調べてもらった方が良いでしょうね。早期の処置や飼い方の変更などにより病気を重篤化させずに済むことがあるからです。

 先天性疾患ではないのですが、骨折、歯周病、気管虚脱、僧房弁閉鎖不全症などはいずれも超小型犬が罹患しやすいので日頃の飼育・管理の方法は重要になります。またちっちゃな野獣にしないために、飼い主との関係づくりも大切です。先に書いたように致死的な攻撃をされることはないのですが、意外なことに飼い主に対して歯を剥く小型犬は多いからです。次回は小さい時から習慣づけたい飼育方法をまとめます。See you!

 

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