食べる | シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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病気持ちの高齢犬の食事 

 早いものですね!もう一月が終わろうとしている・・・。さて、今日はるかの行動から取り上げてみようと思った行動の二つ目、高齢犬の「食べる」です。
 自ら食料を得なければならないオオカミや野生の犬は、「饗宴か飢餓か」という究極の状況を行ったり来たりしながら毎日を生きています。狩りが上手くいけば、食料が手に入れば饗宴ということです。家庭犬にもこの習性を残している個体が多く、飢餓に備えているのでしょうか、70%以上の犬が必要以上の食物を摂取するという報告があります。一方で美食家も現れていますね。特に小型犬にその傾向が強いようで、飼い主さんからの相談を受けることがたびたびあります。そんな中、ポメラニアンは食に対するこだわりが少ないように思います。るかも小さいころから食べなくて困るということは一切ありませんでした。
 でも、全ての動物種で共通していますが、暑い時(2度上がると4%摂食量が減るそうですよ!)、身体のどこかに痛みがある時、急性の強いストレスを感じている時、老化が進んできた時には食欲は減退しますし、全く食べなくなることさえあります。まあ、当然ですし、このような状況下で無理やり食べ物を摂取させるというのは、私は受け入れることができません。
 さて、食べることに対して貪欲だったるかは7歳のころから昨年の秋に肺水腫を起こすまで7年の間、心臓に負担をかけないための療法食(塩分が若干制限されている)ドライフードをがつがつと食べていました(笑)。でも、この数か月の間に食べ物のえり好みが強く出てきました。血液検査や尿検査では特に異常はないのですが、私も残された人生が短いなら、そのせいで寿命が短くなっても食べたいものだけを食べたいほうなので、るかが何を食べたいかを優先してやることにしたせいです。食欲低下の理由としては、これまで毎年一回、歯石除去をしてきていたのですが、僧房弁閉鎖不全のステージが上がってきた一昨年からはしていませんので歯が弱っています。14歳と年も取ってきました。心臓が一生けん命はたらいていて疲れているのもあるのでしょう。
 さて、現在のるか様です(笑)。一日2回の投薬は、肉に包んで与えています。食事としては、鶏肉・ジャガイモ・野菜を柔らかく煮てオリゴ糖や犬用粉ミルクを少し加えた手作り食、またはラム肉か牛肉を主原料とした市販の犬用缶詰を与えています。犬は甘いものが好きなのは皆さんご存知ですね。ルカの食事に少しのオリゴ糖や犬用粉ミルクを入れるのは嗜好度を増すためです。そうそう、犬が中毒を起こすことで有名なキシリトールは甘味があるので、置き場所に注意してくださいね。ルカのおやつは、納豆、柔らかジャーキー、犬用ビスケットをふやかしたもの、キュウリ・白菜・キャベツの薄切りなどです。グルメでしょ(笑)?この3か月体重変化なし、下痢もなしですから、しばらくこれで続けるつもりです。えっと、私は皆様にこの食事をおすすめしているのではありませんよ!こんな飼い主兼獣医師がいるってお伝えしたいだけです。自分の犬に何を与えるかは、飼い主の自己責任の部分が大きいと思います。病気持ちの高齢の犬の場合、喜んで食べてくれて、犬の健康と飼い主の懐に大きな障害を与えなければいいかなあと。
 さて、少し古いデータですが、アメリカの調査では、犬はドライよりもセミモイスト、セミモイストよりも缶詰のフードを、肉としては馬肉、鶏肉、羊肉、豚肉、牛肉の順、つまり、牛肉を一番好むそうです。これまでの食生活によって異なってくることなのですべての犬に当てはまることはないですね。では!
 

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