犬飼育のアドバイス 飼い主別その5 | シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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シニア世代の飼い主さんの場合
 私が所属している北海道ボランティアドッグの会は一つの施設にひと月ごとの訪問活動を展開しています。施設スタッフのみなさんから、この訪問によって活動の前後も含めて入居者さんの会話量が増える、日ごろとは全く違う笑顔で犬を触っている、来るのを心待ちにしているなどのご意見が毎回報告されます。
 シニアが自分で犬を飼うということは、毎日犬と接することになるわけですし、世話をすることによってさらに多くの益がもたらされます。具体的には身体の健康度の向上(疾患予防、血液性状・心拍数・血圧などの正常化、手足など身体機能の保持…)、精神的な健康度の向上(孤独感の減少、会話量や笑いの増加、満足度や幸福感の増加…)、社会的な健康度の向上(外出機会の増加、他者との会話量の増加、グループ活動への参加の増加…)など多くが報告されています。
 でも、これまで飼って来た犬を亡くしたシニアの中には、次の犬を飼いたいけれども年齢を考えるともう飼えないとおっしゃる飼い主さんがいます。とっても残念なことです。だって、犬を飼うって本当に素敵なことだし、これまでその楽しさを知っていた人が高齢を理由に犬を飼えないなんて悲しすぎる…。
 だから、私が思うシニアが犬を飼うときの選び方、飼い方、注意事項などをまとめてみたいと思います。ご家族が同居しているとか、お金持ちで犬の世話をする人を雇うことが出来る方は除いて、60歳を過ぎてから飼育する犬は、体重の上限は10キロくらいを目安にして運動量があまり多くない犬を選びましょう。犬を飼う前に、獣医師、動物看護師、トレーナー、ブリーダー、真の愛犬家など犬に詳しい人の中から、信頼できる人を複数人選んで必ず相談してください。概して子犬のエネルギーは大きいものです。すでに子犬期を過ぎた犬のほうが飼育しやすいのは間違いありませんし、おすすめです。何かの事情により可愛がっている犬を手放さなくてはならないという飼い主さんの情報を持っている人がいるかもしれません。保護犬の中からお似合いの犬を探してくれるかもしれません。ブリーダーさんのところにいる犬の中にふさわしい犬がいることもあります。ゆっくり、時間をかけてパートナーを探してほしいものです。
 もちろん、将来、誰かに飼育を委ねることになるかもしれない可能性はあるのですから、犬は最低限のマナーを持っている必要があります。排泄を決められた場所ですること、無駄吠えをしないこと、人間・少なくても飼育者に対しては従順であることが不可欠な三大マナーです。ちょっとばかりお馬鹿さんで、たとえお座りができなくても、この三つのマナーをもっているなら絶対に次の家庭がすぐに見つかるし、かわいがってもらえるはずだからです。実はこれら三つは遺伝的要因または初期の飼育環境により決まるところが大きく、しかも子犬の時にではなくだいいたい1歳くらいでその全貌が現われるのです。私が子犬ではなく、成犬を飼うことをお勧めする理由の一つでもあります。
 わが家もシニア夫婦。先月、体調を崩し数か月間にわたっておむつ生活をしていたシェルティーを天に返し、現在は14歳のポメラニアンと7歳のコイケルの2頭飼いです。もちろん、私たちは今までもそしてこれからも、犬からたくさんのエネルギーをもらい続けることでしょう!

 

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