犬飼育のアドバイス 飼い主別その4 | シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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犬アレルギーが心配な飼い主さんへのアドバイス
 アレルギー体質があるご両親は、自分の子どもへの影響を心配されることと思います。犬は飼いたいけれど、もし、子供がアレルギーを発症したら・・・。アレルギー体質を持った両親から生まれた子どもはそうでない子どもよりもアレルギーを起こしやすいのは事実です。ただ、何に対して(たとえば食べ物、ダニ、金属、犬など)アレルギーが出るかは必ずしも同じとは限らないのが面白いところです。以前にも書いた通り、生後1年以内の赤ちゃんの時に犬や猫を飼育しているとしていない家庭で育った子どもよりも学童期になった後でアレルギー疾患の発症率が有意に下がるというレポートが複数出ています。もちろん、1歳までに犬や猫を飼っていれば必ずアレルギーの諸症状を起こさないとは限りません。
 さて、「犬アレルギー」について考えてみましょう。具体的にアレルギーを引き起こすアレルゲンは犬の毛・フケ・唾液などに付着・含まれているCan f1~f7が知られています。症状はくしゃみ、涙、咳、皮膚の発赤など様々です。意外なことに私たち獣医師の中にも犬アレルギーがある人が結構います。アレルギーはいつ発症するかわからないのは本当に不思議ですよね。獣医師になって20年くらいたっていきなり犬アレルギーになったという友人を知っています。
 さて、「アレルギーの原因にならない犬がいるって聞いたけど?」と質問されるのですが、前述のとおりアレルゲンは毛・フケ・唾液などに含まれるわけですから、「残念ながら、そんな犬はいません」が答えです。確かに良く毛が抜ける犬とか、涎が多いような犬、まあ、皮膚そのものの体表面積が広い大型犬は少なくてもアレルゲンをたくさん出すことになりますね。アレルゲンの量の多少がそのままアレルギー発症に100%結びつくわけではないのですが、少し考えてみる必要がありそうです。毛質で言えば、ラブラドールやドーベルマンなどのダブルコートの短毛種、アンダーコートが非常に豊富なシベリアンハスキーや柴犬などです。大きさはわかりますよねー。超大型犬種と小型犬種を比べれば明らかにフケの落ち方は違うわけですし、よだれの量も違います。

 だから、小型犬でシングルコートの長毛種、マルチーズ、トイプードル、シーズー、ヨークシャテリア、パピヨンなどは排出するアレルゲンの量が少ないことになります。同じ小型犬でもチワワ、ポメラニアン、ミニチュアピンシャー、パグなどはたくさん毛が抜けますから毛についてくるアレルゲン量は前者の犬種たちよりも多くなりますからご注意を。

 もちろん、犬を飼いたいけれども犬アレルギーが心配という方は調べることが可能ですので、飼う前に病院に行くことをお勧めします。
 さて、すでに犬を飼っていて犬アレルギーを発症してしまったという時の対処です。もちろん、アレルギーの症状が重篤なら、犬の譲渡を含め、犬との接触をなくす術を考えることが必要になってきます。でも、それほどひどくないなら、まずは毎日(←毎日ですよー!)手袋・マスク・ゴーグルなどの防御をして犬をしっかりブラッシングし、その後、掃除機(できれば、吸引力と集塵力が強く、排気がきれいな機種を買いましょう。笑。)を丁寧にかけることと、寝室特に布団の中には犬を入れないことによって、アレルゲンとの接触を極力減らす努力をしてみましょう。犬に洋服を着せるのもいいですね。

 あっ、ふと振り返ると私がこれまで飼育してきた(飼育している)犬達、ハスキー、コリー、シェルティー、コイケル、ポメラニアン・・・。みんなアレルゲンをたっぷり排出する犬たちじゃーん(笑)!今のところ犬アレルギーでないことに感謝!

 

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