犬飼育のアドバイス 飼い主別その2 | シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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 赤ちゃんを迎える(迎えた)飼い主さんの場合
 前回に続いて第二弾。ご家庭にお子さんがいらっしゃる場合の犬飼育についてのアドバイスです。
 今日は犬をすでに飼っていて、赤ちゃんが生まれてくる段階から1歳くらいになるまでの犬飼育のアドバイスです。重要なことはみっつ。犬を赤ちゃんに徐々に慣らすこと、赤ちゃんがいる時には犬にも良いことがあるように考えて行動すること、どんなに良い犬であっても犬と赤ちゃんだけにはしないこと。

 ひとつめは赤ちゃんがまだ入院中の段階から行います。すなわち、パパやご家族の方が病院から赤ちゃんの匂いのするものを家に持ち帰り犬に嗅がせる、病院で赤ちゃんの泣き声を録音してきて犬のご飯の時間に繰り返し聞かせるなどから始めます。赤ちゃんがお家にきたら、赤ちゃんの匂いを嗅がせてご挨拶させます。考えてみてください。赤ちゃんが生まれるまで犬は家族からの愛情をほぼ独り占めして受けてきていたはずです。ところが突然現れた得体のしれない存在に一気に愛情が流れていくわけですから、やきもちを焼くかもしれませんね。だから赤ちゃんがいると犬にも良いことがあるというふたつめのポイントを忘れないでいただきたいのです。赤ちゃんを抱っこする時には意識して犬もそばに置いてやる、赤ちゃんに話しかける時には意識して犬にも同じように話しかける、赤ちゃんが泣いたら犬と一緒に見に行くなど、状況に応じて考えて行動し、お散歩や犬への声掛けをできればこれまでよりも増やすように心掛けてください。遅くても2週間程度で犬はすっかり赤ちゃんの存在に慣れ、受け入れるようになりますし、赤ちゃんが泣いていると心配しているかのように教えてくれさえします。

 はいはいやつかまり立ちを始める前の期間の赤ちゃんはは犬に自ら接近して犬が嫌がるような行動をとることはないので、犬と一緒にしていてもあまり心配はありません。ただし、犬が赤ちゃんの上に乗ってしまったとか、犬が前足で顔をちょんちょん突っついて顔に傷をつけたとか、顔をべろんべろんになめたというのは良く聞く話です。赤ちゃんはまだまだ未熟です。皮膚は弱いし感染に対しても弱いのです。犬には赤ちゃんに怪我をさせようとか汚そうなどという意図は全くないにしても、重みで口をふさいでしまうようなことにもなるかもしれませんし、爪や唾液にはたくさんの細菌が存在していますから気をつけるに越したことはありません。犬と赤ちゃんだけを放置しないこと。絶対に守ってください。

 よくアレルギーを心配し、犬の飼育場所を完全に分離してしまうことを考えるご両親がいらっしゃるのですが、小さい時に複数頭の犬や猫を飼っていた子供ほど将来アレルギー疾患にり患しないという報告もありますし、まあ、すでに犬を飼ってしまっているのですから心配しても仕方がありません(笑)。ご心配なら、とりあえずはお掃除をまめにしましょう!犬は赤ちゃんの成長につれて一対一の関係を少しづつ変えながら、つまり関係性を時間の流れと共に変化させながら結んでいきます。
 さて、次回は赤ちゃんが成長して動き回るようになったころから、小学生くらいのお子さんがいるご家庭で犬を迎える際の話をまとめます。

 

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