シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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留守がちな飼い主さん(一人暮らし、共働きなど)の場合
 友人からタイトルについてのヒントをもらったので(笑)、今回からしばらく「こんな飼い主さん」とか、「こんな犬」など具体的な例を挙げて、飼育方法等のアドバイスをまとめてみたいと思います。第一回目の今日は留守がちな飼い主さんで週末を除き日中8時間を超えて留守番を強いられる状況の犬の生活についてです。
 これまでに書いてきたように犬は社会性が高い動物種ですから、たった一人ぼっちの留守番はかなり苦手です。ですから、一人ぼっちにならないで済むという意味で、相性の良い犬や猫などのパートナーを同時に飼育してやることは望ましいと言えます。マンションなどの制限により2頭の飼育が難しいなら、留守中に30分程度、犬と触れ合ってくれるような友人やドッグシッターをお願いすることをおすすめします。犬は日中、留守番をしている間はほぼ寝ていますが、一人でさびしかったぶん、エネルギーがたっぷり蓄積していることを念頭に置き、帰宅後はその発散をさせねばなりません。パートナーを飼育したり、誰かに訪問してもらうことが無理なら、留守中にコングなどに食べ物を詰め込んでゆっくりと食べさせる、犬が喜ぶビデオをかけておく、一人遊び専用の安全なおもちゃを与えるなど、ただ寝ているのではなく楽しくそして忙しい時間を用意してやることも心掛けてください。
 危機管理に対する備えは不可欠です。最も注意しなくてはならないのは生命に直結する温度管理対策(特に暑さ対策)と水対策です。最近、落雷や大雨などのせいで以前よりも一時的な停電が生じるように思います。留守中の犬の様子をモニターできる装置を設置する、直射日光が入らないようにカーテンは閉めておく、停電復帰後に遠隔操作でエアコンを作動させられる装置をつける、たっぷりの水を置いて出かけるなどが必要ですね。

 大地震の時、火災が生じた時、飼い主が何らかの理由で帰宅できないなど緊急時の管理について必ず考えておく必要があります。とにかく、隣人、お散歩で出会う犬友達、職場の同僚、家族などに「犬」の存在をしっかり伝えておくこと、また良い関係を築いておくことが第一歩です。やはり緊急時の対応として近所の方に鍵を預けておく、またはセキュリティー会社と契約しておくことが必要なのかもしれません。
 急遽、家を空けねばならなくなった時のために犬を預けることができる場所を複数個所確保しておくことも大切ですね。一か所だけでは、満杯で無理です!ということになる可能性がありますから。また、それこそ縁起でもないのですが飼い主が突然亡くなったときのことを考えて、犬のその後を委ねることができるような相手を探しておき、そこでのお泊り経験をさせておくこと、迷惑を少しでも減らすために犬貯金をしっかりしておくなども必要でしょうね。
 ああ、なんだか、切なくなってきました。でも犬を飼う、命を預かるってこんな風にたくさんの責務を負うことなんですよね。自覚しつつワンズライフを楽しまなくては!と思う次第です。次回は乳幼児がいるご家庭での犬飼育のアドバイスをまとめます。

 

 

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