シニア犬 最期まで幸せでいてほしいから

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 夏休みを楽しんでいたため仕事が山積みで(笑)、記事のアップが遅くなってしまいました。ごめんなさい。皆さんには夏休みがありましたか?私は東京在住の友人が犬連れで我が家に遊びに来てくれたので、約一週間をかけて道南・道東、そして近郊を回り、楽しい時をすごしました。犬と一緒の旅は、人間だけの旅なら絶対に行かないだろう各地にあるとても素敵な広い公園をゆっくり散歩したり、地元のやさしい人との出会いがあったりと良い点がたくさんあります。そして何より、一緒に旅する愛すべきワンズたちの楽しそうな顔や振る舞いが私たち飼い主に癒しを運んでくれますよね!
 さて、犬のコミュニケーション能力の最後、聴覚についてまとめてみたいと思います。人が聞き取ることのできる音域、可聴域は20~20,000 Hz と言われています。これに対して犬は40~65,000Hz です。つまり高音域が人間よりも広く聞こえるということです。猫もそうですが、ネズミのような獲物が出す高音域の音を聞くことができるようになっているわけです。遠くからの呼び寄せなどの訓練に使用する犬笛はたいていの場合30,000㎐程度です。人間に鳴っていることを知らせるために低い音域の音が同時に少音量で出る仕組みを持つものもありますが、実際に犬が聴いているのは人間には聞こえない高音域の音なので高音量であっても他人には迷惑をかけないで済むわけです。
 犬には私たちよりもいろいろな音が聞こえているわけです。きっと、煩いだろうなあと想像するところですがそこはうまくできていて、私たちもそうであるように普段聞きなれた音はほとんどを聞き流していますし、何かに集中しているときには他の音をシャットアウト、つまり意識しないで他の音をスルーしています。よく、夢中になっている犬に「おいで」の命令をしても匂いかぎを続けたり、遊び続けたりすることがありますが、これは人間の命令を無視しているというよりも本当に命令が耳に入ってこない状態にあると考えるほうが正しいのです。もちろん、よく訓練が入った、いつも飼い主の命令を待っているような忠犬は飼い主とともにいる限り、このような行動はしません。まあ、私は以前に書いたようにいつも私に注目し、命令を待つような犬を欲しいとは思っていませんし、そのように犬を訓練もしていませんから、犬が夢中になっていて私の声が聞こえてないなあと思えば、自ら近づいてちょいちょいとつついて教えてやりますし、そばに行けない状況なら、しばし待ってやることにしています。だからでしょうか?我が家の犬たちを評して多くの人が「自由だ!」といいます。まっ、私もよく「自由だ!」といわれますから、そういうことなのでしょう。どういうことなのかって?・・・はっきりはわかりませんが、褒め言葉ではない・・・でしょう(涙)。
 次に犬が私たち人間の話しかけをどのように聞いているかを考えてみましょう。基本的に犬は母音を聞き取るのは得意で子音の違いを聞き分けるのは苦手なようです。もっといえば、イントネーションで言葉を理解しているという表現が正しいかもしれません。もちろん、表情やしぐさなどが見える場所ではそれらも同時に読み取りながら言葉の意味を理解しようとします。だから「おりこうさん」と同じイントネーションでにっこり笑いながら「おきのうはん」といっても犬は嬉しそうにするはずです。やってみてください!
 さて、5回にわたって書いてきたコミュニケーションのまとめです。犬は、他の動物と比較すると人間と共通したコミュニケーション手段を持っており、これが私たち人間との関係を豊かにし、絆を強固にしているといえるのでしたね。でも、一方では視覚・嗅覚・聴覚は人間とは違うので、見え方も、におい方も、聞こえ方も違うわけですね。この点を考えれば、犬とのコミュニケーションを考えるときには、擬人化したとらえ方をあまりしないようにしたものだなあと思います。では!

 

 

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