夏休み。毎年2〜3週間は体験入学。
でも、もう中学校はいいかなって思っていて。
下二人が学校行ってる間、去年中1だったマルは一人旅。
一人で新幹線と特急を乗り継いで和歌山へ。
親戚の家に1週間ほどホームステイして、それはそれは可愛がってもらいました
朝5時半に起こされて、ラジオ体操+山登りとか駆り出されて、それなりにハードなスケジュールだったけど
朝の7時半に電話かけてきて、おかーさーん、ぼくもうクタクタだよ日本のおじいちゃんたちすごいなとかってぼやいてた
でも、姫路城見に行ったり、魚を釣りに山奥に連れて行ってもらったり、毎日が充実していた上に、あまり知らないお宅に泊まりに行ってお世話になる、というのも、それ自体が新しい体験。
快く受け入れてくれた親戚夫婦に心から感謝
それが去年。
今年も2週間ちょい、マルどうしようかなぁ、って思ってましたが、両親が知り合いに聞いてくれて、念願のお仕事体験ができました
せっかくだからね、家でゴロゴロするだけじゃなくて、体を動かしてなにかできればって思ってたの。
お仕事っていっても、要するにボランティア。お金もらうわけじゃないから。
って言ったら口の悪い友人に、「ボランティアって、自ら進んでやるものだよ。マルちゃん、それ、自分がやりたいの」ってからかわれましたが、でも、日本行きのチケット買う前に、
「来年はどうする二人が学校行ってる間ダラダラするのもなんだから、こっちにパパと残って英語のサマーキャンプでも行く」って聞いたら、
「なんでもするから僕も日本に行かせてください」と頼んできたのを、母はしかと聞いたからね
とはいえ、相変わらずの安心安定おっとりマルだから、
「農園で働けることになったよ」と伝えると、「は〜い」と素直な返事。
受け入れ先は、カーネーションを育てている農家Aと、アルストロメリアというお花を栽培している農家B。1日交代で2週間強お手伝いさせてもらうことになりました。
結果的には、もう本当に素晴らしい体験となって、
ここでも優しいみんなにとっても可愛がってもらって、
期待以上の体験をさせていただきました
みなさん気さくな方たちで、こういう形での国際交流に興味を持ってくれて、
農家Aの奥さんは、学校行くよりマルちゃんと交流させたほうがいいと思ったとのことで、
マルが来る日は自分の子どもたちに学校を休ませ、農作業を手伝いつつ一緒に遊ぶことができました。
それも地元感満載で、どじょうすくいとか
そこでのお仕事は、基本的にカーネーションの茎の長さを揃えたり、いらない蕾を切り落としたり。
それを、ひたすら続けるの。
同じ仕事を2時間半ず〜〜っとやるのってきついよとマルがこぼしていましたが、美しい花や美味しいお野菜の裏にはそういう地味な作業を毎日やってる人たちがいるってことだよね。
それってすごく貴重な知識だと思う。
農園Bでの作業はもう少し多岐にわたっていて、草むしり、ダンボール箱作り、バケツ洗い、花の手入れ、などなど。
腰が痛い〜〜とかって帰ってくるマルに、ちゃんとしっかり働いてるとかってからかってた私ですが、
1日私もお仕事体験させてもらって、思い知りました。
きつい
腰どころか全身痛くなった…半日働いただけで。
単純作業はわりと好きなほうですが、しゃがんで手伸ばして、重い箱運んで、ほんとにじわじわと全身使う作業なんだなぁ、って。
からかってごめんね、こんなに大変な作業やってたんだね、ってマルに謝りましたよ😅
その他にもいい経験だったな、と思うのが、日本は作業が丁寧なところ。
うちは3人とも基本的に大ざっぱで、そもそも「きっちり」なにかをすることが特に評価されない文化で育ってる。
でも、日本は違うし、お仕事ともなるとなおさら。
農園の方にもそう伝えましたが、「それは最初に気づいて、箱の作り方もこういうふうにきっちりしてね、って見せたら、次からやってくれるようになりました」って言ってくださって、ほっとした〜〜
そういうのを身を持って学ぶこともかけがえのない体験だから、改めて感謝
そんなこんなで無事にお仕事体験、終わりました
素晴らしいご縁をいただけて嬉しいなぁ。
これからもそこでお花やお野菜を買いたいと思うし、今後もつながり続けて、また機会があればお仕事体験させてもらいたいです。
青空、山、田んぼ。原風景っぽい