そして路上練習が始まりました。
筆記試験が終ってから1ヶ月半待たされたけど、一旦先生が決まると後は割とピッチが早く、毎週3〜5時間ほどクラスがあります。
驚いたこと①
教習所内での練習がないこと
これはバルセロナが大きな町だからかどうかはわかりませんが、初回からいきなり路上です。
しかもふつーに交通量が多い街のど真ん中。日本領事館のすぐ裏で待ち合わせ。
助手席にも先生用の全部のペダルが揃ってるからかもしれませんが、結構無謀だなぁ、と。
驚いたこと②
なぜか前日まで翌日のクラスの時間がわからない
かれこれ3週間ほど、予定が立てにくくてやってられません。
午前中、ということはわかるのですが、9時なのか12時なのか不明。
一応こちらのスケジュールを1週間分伝えておいたものの、返事は「OK」の一言。
意味ないやん。。。ほんとスペインです。
でもこっちも慣れるもので、人と約束しなくなりました(笑)
ギアとクラッチの操作はだいぶ慣れてきたのですが、なにせ交通量が多い町中で運転するからハードルは高い。
バイクがいきなり飛び出してくる。やたら歩行者が多い。一方通行も多い。バス・タクシーレーンに加えて自転車レーンまである。しょっちゅう工事してる
おまけにバルセロナは丘が多い坂道発進は当たり前、急な坂道のてっぺんにストップサインがあったり、上り坂で徐行しなくちゃいけなかったり、坂道オンパレード。そして、坂道だけでできているようなモンジュイックの丘は、試験で一番良く使われる場所なんだそう。やっぱり嫌がらせとしか思えない…
最初に「細い道」の練習をしたときは恐怖でした。
信号のない細い道がたくさんある地区。
交差点が近づくと、先生が「どっちから車が来る」と聞く。
前方の標識を確認して「右」とか答えると、次に「じゃあ誰に先行権がある」と次の質問。
「左から来るから自分たち。。。」と答えかけると、「標識をよく見て」と先生。
おお、確かに徐行の標識が。「あっちです」「どうして」「トリアングロ〜〜〜〜(=三角形。徐行の標識は三角。)」
だって、これ、全部スペイン語ですから
まだまだ緊張してクラッチとか踏んでるのに、そんな矢継ぎ早に色々スペイン語で質問されても、脳みそがついていかない。。。
形容詞の性もシッチャカメッチャカ。知ったことか
それで交差点に着いたら、「クラッチだけで徐行、まだブレーキ完全に踏まない」
クラッチ捌きは難しい…そしたらおっと車が来た。だから止まって、さあ発進しようとしたら、「止まったらギアはファースト」
…なんか、脳の回線がぐっちゃぐちゃになって、45分のクラスの後はぐったり疲れました…
でも、翌日もっかい同じレッスンしたらマシになってた。人間慣れるものです。
試験当日はどこを走らされるかわかりません。
だから、できるだけいろんな道を先生と一緒に走って、特殊な状況は把握しておくことが大事です。(バスレーンが2本ある道とか、変なところに信号がある道とか)
でもバルセロナは広いからなぁ〜〜〜
それに、45分のレッスン1回、32€です。めちゃ高い
無駄にはできないから、毎回毎回真剣勝負。
最初の頃はバスに乗るたびに一番前に乗って、バスの動きと一緒に(ここでクラッチ、ブレーキ…ニュートラル、足離して、あ、クラッチ、ファースト…)ってひたすらイメトレしました。
信号で止まっている車の近くを通ったら、ギア操作の様子とか見ようと中をそっと覗きこんだりしていました。(←怪しい)
最近は標識の認知速度を上げるために、歩いているときもひたすら標識や、路面のマーキングをチェックしています。
ほんとはもっかいレンタカー借りて自己練習したかったけど、アメリカの免許も切れちゃったもうどうにもならない…
いい先生に当たったおかげで、わりと早く試験が受けられそう。
1度目はほぼ確実に落ちる、と言われている恐怖の試験の様子も後日レポートします。