こんちは
ご訪問くださって
ありがとうございます
母と一緒に
「もの忘れ外来」にいったり
介護保険の申請に行ったり
したことを書きました
前回の記事
TikTokでうんちく情報を仕入れては
わたしに披露してくる息子が
元祖モンブランを
作った
モンブラン
っていう
ケーキ屋さんが
あるんだって
とうんちくを披露しに
来ました
息子はケーキの中でも
モンブランが大好き
なので
息子に刺さった
情報だったみたいですが
わたしに
それを言うか
わたしには、その
モンブランのモンブランに纏わる
思い出があるのです。
しょーもない個人の思い出ですが
良かったら聞いてください
わたしが2歳の時
父の転勤で東京から
大阪に引っ越しをしました。
父は小学生の時から
東京暮らし
母は生まれも育ちも東京で
食文化も
全然違う大阪の暮らしは
今以上に
大変だったと聞いています
半世紀近く前の大阪なので
まず、納豆が売って無かったんだって。
あったとしても、東京のものとは
ちょっと違ったみたいで
しかも、納豆に入れたい白ネギも
売ってなくて、
当時、関西で食べられていたネギは
青ネギだったんだって。
なので、祖母（わたしの母の母）から
定期的に納豆と白ネギの
小包が届いていたのを
覚えてる。
当時は、クール宅急便なんて無かったし
今より配送も遅かったと思うし
小包でよく、納豆送ったな
と思うけど
それぐらい、関西在住の関東人は
納豆食べたかったんだな
ある日、父と母の
共通の友人の男性が
大阪まで遊びに来てくれて
お土産に、母の好きな
モンブランの
モンブラン
を、持って来てくれたんです
いやいや
半世紀近く前
の話しよ
モンブランのモンブランは
自由が丘でしか買えないから
新幹線に乗る前に
自由が丘に寄って
恐らく当時は品川からは
乗れなかっただろうから
そこから東京駅まで行って
新大阪まで来て
ウチは当時、新大阪からまた
電車を乗り継いだところに
住んでいたので
約半日かけて
モンブランを
運んで
くれたんです
たぶん、暑い季節では
無かったと思うけど
保冷剤もそんなに
長くは効かない中
持ち方にも気を遣う
生ケーキを
よく
自由が丘から
大阪まで
持って来て
くれたな
当時わたしは幼稚園年長か
小１ぐらいだったのだけど
箱を開いたら
ちょっと
ぐしゃっと
倒れちゃった
モンブランが
何個も
入っていた光景
は今でも覚えています
母もすごく感動していて
これが
母が食べたかった
東京のケーキ
なんだー
って思ったことも
覚えています。
そんな記憶があるので
20代の頃、
母とこの話しをしていて
懐かしくなって
モンブランのモンブランを
買ってきて
久しぶりに食べたんです
当時、パティシエブームもあって
TAKAGIとか鎧塚とか
有名パティシエの
お店のケーキも
ちょくちょく買ってきて
食べていたので
正直
モンブランの
モンブラン
めっちゃ甘い
っていう印象しか残らなくて
思い出は掘り起こさない方が
いいいなぁ…
と、ちょっと思ったことが
ありました
で。
今回、息子が
モンブランの
モンブラン
食べたーい
と言ったんですけど
一応
めっちゃ甘いよ
それに、最近の凝りに凝った
フルーツとかムースとか
ナッツとかを駆使した
ケーキじゃなくて
割とシンプルな
基本のモンブランだよ
って言ったんだけど
元祖
食べたーい
って言うので
丁度自由が丘に
行くことがあったので
買ってきました
これが
元祖モンブラン
結構大振り
880円（税込）
今ではケーキの一般名称として
親しまれている
「モンブラン」ですが
自由が丘の
モンブランの初代店主の
迫田千万億（さこたちまお）さん
が1933年に考案した
日本オリジナルの
ケーキ
だそうです
「モンブラン」を日本に広めたくて
敢えて商標登録をしなかったため
どこのお店でも
「モンブラン」の名前で
売られるようになったと
いうことです
子どもの頃
おそば
と呼んでいた
上の糸状のクリームも
栗のクリームを
そのまま乗せると
重くなってしまうため
和菓子の「おだまき」に
使われる器具を使って
糸状にして
空気を含ませてふわっとした
食感と
山肌を表しているのだそうです
こちらの記事を
参照させて頂きました
20代の頃食べた時
上にのっている
メレンゲの部分が
めっちゃ甘い
って思った記憶があったのだけど
今回食べてみたら
レモンが
効いていて
甘いけど
さっぱり
美味しかったです
エキゾチックというケーキも
買ってみました
こちらは780円
ケーキも高くなったから
気安く買えない
こちらはフルーツたっぷりで
パッションフルーツや
アプリコットのムースの
酸味が効いていて
爽やかで
めっちゃ美味しかった
断面
元祖モンブランは
90年以上
ファンを逃さない
だけに
実は
めちゃくちゃ
凝った
構造に
なっていた
愛媛県産中山栗の甘露煮を
ペースト状にした
香り高い栗クリーム
北海道産の生クリーム3種類を
独自にブレンドした生クリーム
カステラ生地が乾かないように
土台の淵に一周塗られた
バタークリーム
絶対に美味しい
カスタードクリーム
と
この小さなケーキの中に
こだわりの
４種のクリームが
使われてた
カステラ生地の中央に
丸々１個入っているのも
中山栗の甘露煮だそうです
割とシンプルな
基本の
モンブランだよ
と言っていた
自分を
殴ってやりたい
元祖モンブラン
めっちゃ
凝ってた
これだけ凝ってたら
880円するのも
納得デス
とは言え、
１個が結構大きいのと
甘さもあるので
酸味の強いエキゾチックと
半分ずつシェアして
食べると
丁度良かったです
モンブランのモンブランを
食べられて
御満悦の息子
90年以上愛されてきた
日本発祥の神ケーキには
愛されるだけのこだわりが
詰め込まれていました
現在、自由が丘再開発に伴い
店舗が移転していて
イートインスペースは
テラス席のみとなっていました
スイーツ激戦区の自由が丘で
90年以上愛されてきた
老舗スイーツ
興味があったら
是非味わってみてください
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