Grand Est地方 オー・ラン県

Thann(タン)

 

こんにちは!木蓮です。

なぜだか、毎日、日本の家族に電話をかけているのですが、このところ全く繋がりません。

時々、電波状況がよくないことはあるのですが、こう何日も続くと困りますね。

 

さて、今日は……。

ちょっとミステリアスな世界へ。(よって、また少し物語風です)

 

ある霧の濃い朝。

かねてから、私が見てみたかった「魔女の眼(魔女の瞳)」を見にいくことになりました。

 

場所はアルザス「Thann(タン)」。

アルザスワイン街道の最南端の街として知られています。

 

 

 

 

それにしても、なんとも不思議なお天気。青空は見えていますが、周りはなにも見えません。

あぁ、きっと、私が街で開かれているクリスマスマーケットより、「魔女の眼」が見たい!と言ったから、姿を隠したに違いありませんね。

 

 

 

 

Thur(トゥール)川からタンの街を眺めると、なんとも鬱蒼としていて、魔女の塔(Tour des Sorcieres)がその怪しさに拍車をかけています。

*ちなみにこの魔女の塔(中央部)は、2013年に全長170kmのアルザスワイン街道60周年を記念して全面改装され、ワイン博物館となっています。

 

さぁ、誰もいない街外れの駐車場らしき場所に車を停め、魔女の眼を目指しましょう!

 

 

 

 

あっ!また毒リンゴ!?……ではなく、こちらは食べられるリンゴ。

 

 

 

 

どうやら、養蜂もしているようです。

 

 

 

 

不思議なことに、山頂に近づけば近づくほど、霧が少しずつ薄くなってきました。

あっ、なにか見える!

 

 

 

 

やっとの思いで頂上まで辿り着くと……。

やはり、すごい霧です。

 

 

 

 

眼下には、タンの街が霞んでみえます。

 

 

 

 

おまけに、ここから見えるはずの斜面は、アルザス・グラン・クリュ ブドウ畑である「Rangen(ランゲン)」が……、見えない!(笑)

 

 

 

 

ですが、なんとなく最大45度といわれる急斜面がわかるでしょうか?

 

さぁ、そろそろ引っ張りましたので、ドーンといってみます。

魔女の眼と聞くと、どんなものかと思ったら……。

 

 

 

 

大きさがわかりにくいと思いますので、ちょっとわかりやすく知人と一緒に(^_-)-☆

 

 

 

 

これは、一体なんなんでしょう?

もともと、ここは『Château d'Engelbourg』と呼ばれる城砦跡で、アルザス地方最南端の国境防衛として重要な役目を担っていました。しかし、1673年2月、この地がフランス領となった際、ルイ14世は砦を破壊するように鉱夫に命令しました。

シンボルだった塔も粉々に崩れたそうですが、そのうちの一部がこのような形で残り、地元の人たちに「l'Œil de la Sorcière(魔女の眼)」と呼ばれるようになったそうです。

 

 

 

 

それにしても、すごい厚みの壁ですよね。

 

また、Thann(タン)の街の名前の由来は、ドイツ語のTanne(タンネ)=モミの木が語源だと教会の前のモミの木の前に書いてあった記憶があります。

 

実はこの街は、もう一つ「親指と指輪」の伝説があり、なかなかミステリーに包まれた場所。

全部書いてしまうと長くなりすぎるので、それはまたのお話に。

 

しかし、どうしてここには「魔女」と名のつくものが多いのでしょうかね。