こんにちは。自称・謎料理ハンターのアビコです。
実は先月、中国で一人旅をしてきた担当編集Sから、こんなお土産を頂いた。
スーパーで買ったらしい、料理の何か。
漢字は分かるが、中国語は全く分からない。しかし、「ナンタラカンタラの素(もと)らしい」のは伝わってくる。
で、パッケージの裏に「作り方」の説明イラストがあるのだが、これがかなりアバウト。
「大さじ〇杯」などの親切な表示はなく、ただ単に、
テキトーな具材、しょうが&ねぎ、水、醤油や酒を入れた鍋に「コレを入れろ」という指示があるだけ。
にしても「コレ」って一体何なのか・・・・・・・袋の裏を、老眼鏡かけてよくよく見れば、こんな文字が羅列してある!!
「配料」の所をご覧ください・・・・・これ、どうやら、日本の「だしの素」ならぬ、
中国の「スパイスの素」らしいのだ!!
案の定。
封を開けたとたんに鼻を直撃する、五香粉的な香り!!スパイス、スパイス!!
この香りをかいだ途端に私は、脳内ハッピー状態になってしまった。
パクチーを食べると何故かウキウキしてしまう、あの感覚にそっくりだ。
「これは作るしかないでしょう!!!!」
謎料理好きとしては、妄想を駆使して、是非とも作って食べてみたい。
とりあえずパッケージの、どぎつい色合いのイラストをもとに、材料を想像してみる。
鶏手羽。赤いのは多分クコの実。茶色いのはキノコか何かだろうか?
さっそくスーパーに出向き、材料調達。
レンコンの安売りにどうしても素通り出来ず、謎料理材料メンバーにレンコンも加わってもらう。
帰宅後、調味料の配合にあたって、何か参考になるレシピはあるかしらと思い、色々調べた結果、
うちにあった、川津幸子先生のレシピを参考にさせて頂いた。(手羽先と大豆の煮もの)。
てなわけで。
とりあえず鶏手羽に軽く塩こしょうして、フライパンで焼いて取り出しておく。
そして、鍋に、ねぎのぶつ切り(ぶつ切りのねぎは、煮込むと甘くなってうまい)
ショウガ、レンコン乱切り、しいたけ、クコの実をぶち込み、焼いた鶏肉、水、調味料、
この「スパイスの素」を一袋いれて火を通す。
(水どのくらいに対して、コレを何袋入れたらいいのかさっぱり分からなかったが
一袋でもかなり香りが強いので、これだけにした)
そして、テキトーに煮込むこと15分。
・・・・・・・部屋中に、なにやら「絶対日本じゃないようなニオイ」が漂い始めた。
「きた、きたきたきたきた~~~~!!!!」
何故か異様な興奮に包まれる私。
にしても、このにおい、「日本の、おふくろの味的」なにおいとは全く異質だ。
これが「中国のおふくろの味的におい」なのだろうか?
まるで台所が、中国にワープしたような感覚である。
肉じゃがや味噌汁、切り干し大根などとは全く違う文化の香り。
とりあえず、煮汁をひたすら味見する。
完全に、パクチーが欲しくなる味だ。
「覚せい剤やめますか・それとも人間やめますか」という、あのフレーズが
おもむろに頭をよぎる。
「パクチーやめますか・それとも人間(以下略)」
強火でガーっと、煮汁をある程度まで煮詰め、さまして味が落ち着くのを待つ。
で、出来上がったのがこちら。
・・・・盛り付け雑&写真ヘタ。すんません。
でも、案の定であった。
案の定、このスパイス煮込みとパクチーのマリアージュは素晴らしかった。
レンコンもほくほく、鶏肉もホロホロで、まるで、何日も食ってない乞食のように
むさぼり食ってしまった私である。
で。
食べながら、私の頭の中で、またしても「ある企み」が、ひらめいた。それは。
「このスパイスを使って、薬膳風カレーを作るというのはどうだろう・・・!?」
この小袋をひとつ入れるだけで、普通の煮物がいきなり
「日本じゃない国の煮物」になるのである。
カレー粉だのなんだの、他のスパイスも加えたら一体どうなるのか・・・?
・・・・・わたくしの、新たなる妄想が凶暴なとぐろを巻き始めた・・・・シャーっ!!!
(つづく)




