先日、運に頼らないというブログを書きましたが。それとセットの内容です。

 運には頼らない。しかし、運を味方につけろ。一見相反するようで実は密接に関連します。



 たとえば、今年の弁理士口述試験は簡単だった。つまり、今年論文試験突破した人は運が良かったな。と言われます。

 また、去年短答試験、論文試験を突破した人は、今年短答試験、論文試験受けた人からは、去年通って運が良かったね。と言われます。

 たしかに結果論で言えば、運が良かったと言えます。しかし、これらの運が良かった人は、運が良かったから合格したのでしょうか。

 ここで、次の2人を比べてみてください。

Aさん : 2012年 短答試験突破 → 2013年 論文試験突破 → そのまま口述試験合格
Bさん : 2012年 短答試験不合格 → 2013年 短答試験不合格

 たしかにAさんは運がよかったのでしょう。2013年は口述試験が簡単だったし、2013年の短答試験を受けずに済んだのです。

 しかし、これは運だけではありません。Aさんは、2012年に短答試験を、2013年に論文試験を実力できちんと突破しています。これに対し、Bさんは2012年は短答試験が不合格であり、そのせいで難関となった2013年に短答試験を再度受けることになったため、再び不合格となってしまいました。2013年の時点での実力が2012年のときに身についてたであれば合格できたでしょう。

 すなわち、運が良いという前提として、実力が伴っていたという事実があります。

 私が言いたいのは、運が良いかどうかは、そのチャンスが来たときにしかるべき実力をつけておくことによるということです。つまり、運を味方につけるとは、運に頼るのではなく、チャンスが来たときにそれを獲得できるために実力をつけておけということです。

 今年は勉強不足だから来年でいいや、いつか弁理士とれればいいから、そんなに短期で急ぐ必要はないや、と思っていると、論文試験に条約が追加されたり、短答が難しくなったり、口述が暗唱だらけになったりと弁理士試験がどんどん難しくなり、合格する機会を逃してしまうことになります。

 弁理士試験は運の要素が強いと言われていますが、運に頼らずしっかりと実力を身につけた者が、運を味方につけ、弁理士試験を突破することができるでしょう。