わたしの再婚した夫は、「ふうせんぴえろ」という名前でバルーンアーティストをやっています。
コロナ以降、さっぱり依頼が途絶えてしまいましたが、シンガーソングライターのわたしと一緒に『歌と風船ショー」というものをよく商店街などでやっていました。
バルーンアートといえばやはり本場はフランスとかアメリカでしょうか。
夫は純日本人なので、ばっちりメイクを施したヨーロッパのピエロたちのような華やかさは顔にありません。
でもきのうテレビを見ていて、「木喰仏(もくじきぶつ)」という仏さまを知りました。
鎌倉にあるような荘厳な雰囲気こそありませんが、にっこりとほほ笑んでいて、微笑仏とも呼ばれるそうです。
その木喰仏のお顔を拝見して、「うわ、夫にそっくり!」と失礼かもしれませんが思ってしまったのです。
ピエロといえば殺人ピエロなんて怖い事件もあったといいます。それでピエロを怖がる子供も少なくないので
夫はあえてメイクを何もしないで(ピエロの服は着ていますが)ショーをやるのです。
その、鼻に赤い玉すらのせない夫の演じるピエロは、ひたすらにこにこと笑っています。
太っているのでとても丸い顔です。それが、この仏さまににさせているのかもしれません。
わたしは木喰仏ににた夫の顔を、あらためてとても尊いと感じました。
また依頼が来てほしいし、わたしも夫の傍らでまた歌いたいです。
クリスチャンですがこころから仏さまに感銘を受けたひとときでした。
木喰仏さま