手漉き和紙体験教室 | コーヒーブレイク
2016年02月13日(土)

手漉き和紙体験教室

テーマ:館の日々
昨日、軍道紙の元職人の中川幸子さんのご指導の元、
手すき和紙体験教室を行いました。

中川さまは、あきる野市に在住なさり、
和紙文化の普及の為、道具一式を持参して、
出張紙すき「紙しごと双清」として活動をしていらっしゃいます。

中川


季節的に楮の収穫が終わったばかりでしたので、
ご自分で育てていらっしゃる楮をお持ちいただき、
皮剥ぎから体験できました。

持参のお鍋で40分ほど蒸した楮。

鍋


本来は75㎝くらいで作業をするそうですが、
今回は扱いやすいために小振りで。

蒸しあがった楮の皮をむきます。
楮は外側の茶色い皮、すぐ下の緑、白の皮、
そして芯棒の4段階に分けられます。

蒸しあがった楮の外側の皮を根に近い方から剥きます。
きれいに気持ちよく剥けました。

皮剥く


茹で上がりのとうもろこしのようないい匂いがします。

その皮をヘラでこそげ茶色の皮を取り除きます。

楮皮



3㎝ほどきれいに剥くと後は、
らくちんに剥がれます。
とはいっても、本業となるともっと長い楮から
何十本も剥くのですから大変です。

かわはぎ



茶色皮むき



緑の部分は好みで残したりします。
真っ白にしたい方はきれいに取り除きます。

アルカリ剤を入れ、繊維の接着をほぐし、
汚れなどが出やすくします。

アルカリ後
処理後の楮


次は「ちりより」という作業です。
硬化して固くなっている部分や茶色の部分を取り除きます。

手で裂きながらこまめに取り除きます。
これが、「ちり」。

ちり


ちりがつもって、やまとなり、ちり紙ができます。
これはちり紙で制作したボックスの裏側。

ボックス


これはこれで風情があります。
ちりがみ、分かりますよね?
昔のトイレットペーパーです。

次は「叩解」、叩いて解す作業です。
均等に繊維がほぐれるようにします。

叩く


それを水に溶きます。

楮


楮液


これは「とろろあおい」の根を叩いて粘りをだしたものです。
冷たい水の方が粘りが出るそうです。

とろろあおい


その粘りが出た液を先ほどの楮の繊維が混ざった液に加えます。
割合は紙の薄さや風合いによって変えます。

とろとろ
とろみを増しました


さあ、いよいよ皆様がご存知の紙漉き作業です。
まず先生のデモンストレーション。
見事一回で、きれいな和紙ができました。

手漉き先生


みなさまも挑戦・・均等に縦横揺するのが中々難しいようです。
繊維が寄れてしまいます。

ハガキ用のすだれ
ハガキ用のすだれ


紙漉き


次に思い思いに好きなものを乗せていきます。

載せる1
のせる



載せる2
のせる


悩む
悩む


その上から、粘りが少々強い和紙の液を枠で囲ってのせます。


枠


上から懸ける


これで乾燥させればできあがり。
こんな感じにできるはずです。


サンプル


普通は漉く作業からですが、
今回は、紙が何から、どのような工程を経てできているのかということが
とてもよく理解できたと思います。
また中川さんの和紙に対する、熱い思いも伝わって参りました。

また是非このような体験会ができたらと願っております。
ありがとうございました。
ご参加なさいました皆様もお疲れ様でした。
完成まで、もう少々お待ちください。




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