くろこ⑧ | Dogサロン Pero(ペロ)

Dogサロン Pero(ペロ)

藤沢市鵠沼桜が岡にある小さな隠れ家…自宅ドッグサロンです
大切な家族であるわんちゃんにできる限りストレスを与えずに
一頭一頭丁寧にお手入れいたします

ご報告が遅くなりましたが

我が家の柴娘くろこが6月21日に旅立ちました

 

くろこの人見知り犬見知りな性格を尊重し

家族だけで静かに見送りました

 

 

 

昨年の6月に軟便が続くことが気になり受診しましたが

それ程よくならず経過報告をしながらたびたび通院していました

 

7月の定期健康診断でも全ての臓器に異常なしとの結果をいただいたのですが…

 

8月に入っても軟便がよくならず内視鏡検査を受けました

病理検査の結果は炎症性腸疾患(IBD)

くろこは元気でしたが2週ごとの通院を12月まで続けました

 

今年1月に貧血が酷くなったため再度内視鏡検査となりました

病理検査の結果を待つまでもなく腸壁の肥厚と不整が見られ何らかの腫瘍と宣告されました  

貧血はそこからの出血です

その時余命は3ヶ月から6ヶ月と告げられました

 

結局結果は腫瘍ではなく前回と同じくIBDとのことでしたが

ただ検査も100%正確に細胞がとれているとは言えないらしく

念のため遺伝子検査も受けましたが結果は同じ

そしてリンパ腫でないことも判明しました

その時腺癌の可能性があるとも告げられましたが

内科的にも外科的にも治療はできないとの説明もありました

 

 

そして1月下旬から一気に容態が悪化

貧血がかなり酷くなり立ち上がることができず呼吸もおぼつかなくなりました

輸血や副作用のある新薬を試す体力がくろこに残っているとは到底思えず

くろこの精神的肉体的な負担になる事は一切行わず家で過ごすことを決めました

 

この時点で余命は週単位と言われます

 

 

家で過ごせたのが幸いしてか

その後奇跡的に少しづつ食事ができるようになり

それとともに貧血も改善 便の状態もよくなり

お散歩もできるようになり日々の生活は普通に戻りました

薬も飲まずに元気になっていったのです

くろこの生命力には驚くばかりです

 

3月から5月の3ヶ月間は本当に元気に過ごすことができました

それでも6月に入り食欲が少しづつ落ち体重も減り

お腹も少しづつ痛みが増しているんだろうなと感じました

 

病院に連れて行こうか迷うわたしを見て

「どこにもいかないよ」って表情を見せるくろこの気持ちと

花子が旅立った時に

「くろこはわたしが守るからね」と約束したことを思い出し

毎日くろこに寄り添い声をかけ撫でて過ごしました

 

正解はないけれど

大好きな家で最後まで家族と穏やかに過ごすことができたことは幸せだったと思います

 

2023年6月21日 14時7分 くろこは安らかに旅立ちました

12歳11ヶ月

柴母花子に5ヶ月足りなかったね

 

 

 

柴娘くろこは

柴母花子の3番目の子として家で誕生

 

 

 

 

 

ずっとずっと健康で病院とは無縁でした

太くて巻きのしっかりしたシッポが可愛かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも傍には家族がいて

お出かけは嫌いだったけどみんなと一緒にいることが自然でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柴親子はいつも一緒でした

柴母花子が旅立ったその日から夜になると毎日欠かさず玄関で花子を待ち続けたくろこ

亡くなる前日の夜もありったけの力を振り絞って玄関に歩いて行ったときは驚きました

大好きな花子に会いたかったんだろうなぁ

きっと今はまた一緒でしょうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優しくて強い花子に見守られて幸せに育ったくろこ

家族以外には決して心を開かない犬らしい犬でした

一緒に過ごせた12年と11ヶ月はありがとうを何回言っても足りないぐらいです

そして最後の数週間見せてくれたくろこの生きようとする力と最後の潔い姿に心を動かされ痛いほど感銘を受けました

すごいね くろこ

花子とP子と会えてまた3わんず一緒だね

 

 

 

くろこの病状を心配してお声がけしてくださった皆さま

ご報告が遅くなったことお詫びいたします

尚、 勝手ながらご供花、ご供物は謹んでご辞退申し上げます

今までいただいた優しいお気持ちだけで十分感謝です